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松編 ①
松 2
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廊下を歩き案内された部屋は河口君の部屋からさほど離れていない。その方が安心感が違うし何かあればすぐに助けを求めれる距離。準備も完璧。魔法が使えない俺に使用人を付けてくれた。説明も分かりやすく流石フィグさんの右腕だな~といった感じのクラムさん。
フィグさんとの意志疎通もできている。フィグさんはちょっと不器用だけど分かってしまえば付き合いやすいかな。遠慮とか要らなさそうで楽だ。
「何かありましたら使用人か護衛に声をかけて下さい。くれぐれも、夜着で護衛に話しかけたりお風呂の準備を裸でさせたりしないようにお願いします!」
「はい」
河口君はしたんだな。
「何か質問はありますか?」
「出歩いても構いませんか?」
「はい、最高位護衛と必ず一緒になら構いません。文字やアイコンタクトもできないのは分かっていますのでもし知らない人に話しかけられても最高位に相談をすぐにしてください」
「わかりました」
「もし、万が一迷子や独りになった時は出来るだけ動かずにうちの護衛の服の人にクラムに会いたいと伝えればすぐに対象いたします。一応護身用の棒を渡しときますね」
「はい、ありがとうございます」
河口君、迷子になったんだな。
でも、折角の異世界!楽しみたい!
てことで用意してある服に着替えさっそく部屋を出る事に。コスプレして城探索なんて楽し過ぎる。河口君の友達で良かった~!
「松君様、どちらにいかれますか?」
「う~ん、と言ってもわからないからな~前回少しだけ案内されたぐらいで…オススメは有りますか?」
「そうですね、今なら儀式会場はいかがですか?完成しておりますので今日ならゆっくり見れます。明日からは招待客が押し寄せますから」
「いいですね!お願いします」
「はい」
護衛の人達は皆がっちりしていて178センチの俺なんてひ弱に見える。凄い鍛えてるんだろうな毎日。そんな人達を5人も付けられVIP待遇。
通された披露宴会場は見事に完成されていた。あの大きな穴もどこへやら。本当に凄く豪華で今まで見てきたどの披露宴会場よりも美しかった。
「凄いですね」
「それは、皆が待ちかねた王の式ですから気合いが入らないわけないです。ましてや異例ずくしの婚儀であの最強に淫…優しいやまと様!私達もやまと王妃のご友人の松君様を護衛でき鼻が高いです」
「あはは、それはどうもです。フィグさんの結婚は皆が待ちかねてたんだ~いいですね、皆が祝福してくれるのって」
「はい、王はいつしても良い年齢でしたし魔物退治で何度も婚儀は延期されてました。元々王が結婚する気が無かったと言うのもありましたが。強さも見た目も三人の王で一番注目を浴びていましたから」
「フィグさんは歳はいくつですか?」
「20歳です」
若!
絶対年上だと思ってた。貫禄ありすぎる。
「そうですか。結婚する気が無かったんですか?」
「はい、元妃をお断りまでしましたから」
あ、そう言えばそうだった。
河口君に相談された時は許嫁がいて家出してきたフィグさんを部屋に招いたんだっけ。結局その人とは別れて河口君とくっついたんだよな。じゃないと結婚できないか。
「おい、」
「あ、失礼しました。やまと様を好きになられてからは別ですよ!むしろ早くしたがってましたから!」
皆、フィグさんの事を慕ってるんだな~
「河口君が妃になるのは皆さん歓迎なんですか?」
「勿論、大歓迎です!!優しいですし何より魅力があります。決められた妃ではなくやまと様を選ばれ所は流石だと思いました。誰もが羨む妃だと思います。ただ、王が片時も離れないので滅多にお目にかかれないですが」
「フィグさんは河口君を離したく無いでしょうからなかなか話す機会もないですよね」
「「「「「はい」」」」」
全員で返事したよ。
「こちらもどうぞ」
フィグさんとの意志疎通もできている。フィグさんはちょっと不器用だけど分かってしまえば付き合いやすいかな。遠慮とか要らなさそうで楽だ。
「何かありましたら使用人か護衛に声をかけて下さい。くれぐれも、夜着で護衛に話しかけたりお風呂の準備を裸でさせたりしないようにお願いします!」
「はい」
河口君はしたんだな。
「何か質問はありますか?」
「出歩いても構いませんか?」
「はい、最高位護衛と必ず一緒になら構いません。文字やアイコンタクトもできないのは分かっていますのでもし知らない人に話しかけられても最高位に相談をすぐにしてください」
「わかりました」
「もし、万が一迷子や独りになった時は出来るだけ動かずにうちの護衛の服の人にクラムに会いたいと伝えればすぐに対象いたします。一応護身用の棒を渡しときますね」
「はい、ありがとうございます」
河口君、迷子になったんだな。
でも、折角の異世界!楽しみたい!
てことで用意してある服に着替えさっそく部屋を出る事に。コスプレして城探索なんて楽し過ぎる。河口君の友達で良かった~!
「松君様、どちらにいかれますか?」
「う~ん、と言ってもわからないからな~前回少しだけ案内されたぐらいで…オススメは有りますか?」
「そうですね、今なら儀式会場はいかがですか?完成しておりますので今日ならゆっくり見れます。明日からは招待客が押し寄せますから」
「いいですね!お願いします」
「はい」
護衛の人達は皆がっちりしていて178センチの俺なんてひ弱に見える。凄い鍛えてるんだろうな毎日。そんな人達を5人も付けられVIP待遇。
通された披露宴会場は見事に完成されていた。あの大きな穴もどこへやら。本当に凄く豪華で今まで見てきたどの披露宴会場よりも美しかった。
「凄いですね」
「それは、皆が待ちかねた王の式ですから気合いが入らないわけないです。ましてや異例ずくしの婚儀であの最強に淫…優しいやまと様!私達もやまと王妃のご友人の松君様を護衛でき鼻が高いです」
「あはは、それはどうもです。フィグさんの結婚は皆が待ちかねてたんだ~いいですね、皆が祝福してくれるのって」
「はい、王はいつしても良い年齢でしたし魔物退治で何度も婚儀は延期されてました。元々王が結婚する気が無かったと言うのもありましたが。強さも見た目も三人の王で一番注目を浴びていましたから」
「フィグさんは歳はいくつですか?」
「20歳です」
若!
絶対年上だと思ってた。貫禄ありすぎる。
「そうですか。結婚する気が無かったんですか?」
「はい、元妃をお断りまでしましたから」
あ、そう言えばそうだった。
河口君に相談された時は許嫁がいて家出してきたフィグさんを部屋に招いたんだっけ。結局その人とは別れて河口君とくっついたんだよな。じゃないと結婚できないか。
「おい、」
「あ、失礼しました。やまと様を好きになられてからは別ですよ!むしろ早くしたがってましたから!」
皆、フィグさんの事を慕ってるんだな~
「河口君が妃になるのは皆さん歓迎なんですか?」
「勿論、大歓迎です!!優しいですし何より魅力があります。決められた妃ではなくやまと様を選ばれ所は流石だと思いました。誰もが羨む妃だと思います。ただ、王が片時も離れないので滅多にお目にかかれないですが」
「フィグさんは河口君を離したく無いでしょうからなかなか話す機会もないですよね」
「「「「「はい」」」」」
全員で返事したよ。
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