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狭い部屋が更に狭く。大の大人が川の字で寝る。俺はキッチンと添い寝中。机なんて頭の上にある。起きたらぶつけないようにしないと…。
ベッドはフィグ、前回フィグの為に量販店で買った布団を男の人が。俺はバスタオルのみ…。
「フィグ、明日も仕事だから悪いけど家にいてもらっていいかな?週末じゃないとあまり動けなくて」
「わかった」
「あの、今さらですがお連れの方は…どなたですか?」
これでただ隣に座ってたオッサンだったらマジで怖い!何、勝手に人ん家入ってきてんのと言いたい。が、着ていた服装と悲壮感…異世界人だよな。
「名前はクラムだ」
「え、短」
「覚えれないから、クラムでいい」
「あ、はい」
先手を打たれた!前回のダーさん、そんなに駄目だったか…。
「お世話になります」
「いえ、クラムさんこそ大変でしたね」
「…そうですね」
話を聞くと二人は会議に行く途中だったらしい。二人で話ながら前回同様、廊下を曲がったらここに来たらしい。だからすぐに帰りたいって言ったのか。
二人でこれるんだな~。
「フィグって何してる人?」
「国を守ってる」
「へぇー」
「クラムさんは?」
「王の元で働いております」
「へぇー」
そら、我が国とか言うよね。初めて知ったけど全然驚かないな。多分相当すごいんだろうけど、マンガの見すぎかな?逆に村人とかおじいちゃんとか来たらビックリするかもな。
「前回帰れたんだよね?」
「あぁ」
「大丈夫だった?体とか時間?とかよくわからないけど」
「戻ったら少し時間が進んでいた気もするが。同じ場所に戻ってこれた」
「そっか、良かった」
また、週末には帰るんだろうな。そんな事を考えながらいつの間にか寝ていた。
「大丈夫ですか?」
「うん」
「凄いタンコブできてますけど。痛そう」
「机にぶつけて」
「どうやったら机にぶつけるんですか」
「ははは」
会社にいてもやはり気が気ではない。今週はさっさと家に帰えろ。
「ただいま」
「やまと」
二人がハグをしたのでし返した。部屋で何してたんだろう…。部屋から出たら絶対迷子になるし、ずっといたよな。
とりあえず二人分の服がもう一セットいるよな。量販店行くか。俺はデカイ二人を連れて量販店に入った。クラムさんも眉間にシワを寄せていた。どうやら、こういう店は無いらしい。
数字は読めるからまぁ、何となく金額は分かるよな。数が多ければ高いって。少ないと安いみたいな。
ぐるぐる回っていたら二人がある数字の前で止まった。でかでかと18に斜線が入っている。決して安い金額を示しているわけではない。
止めるべきだよな…。二人何歳かしらないけど、止めなきゃだよな。
「あーフィグそこは」
フィグに説明するより先にクラムさんが入ってしまった。
一名様ご案内~
すぐにでてきたクラムさんは異世界人とはいえ行為は一緒だとフィグが言っていたからきっと何かわかったはず。
「フィグも入りたければ…どうぞ」
クラムさんが必死に止めていたが気になる様子。クラムさんは一瞬だけ見せた。フィグは驚いてすぐにその場から離れた。
「やまと…」
「すまん」
そんなこんなで帰宅した。二人にはこの街がどう映ったかな~と、また思ったりしてみた。
ベッドはフィグ、前回フィグの為に量販店で買った布団を男の人が。俺はバスタオルのみ…。
「フィグ、明日も仕事だから悪いけど家にいてもらっていいかな?週末じゃないとあまり動けなくて」
「わかった」
「あの、今さらですがお連れの方は…どなたですか?」
これでただ隣に座ってたオッサンだったらマジで怖い!何、勝手に人ん家入ってきてんのと言いたい。が、着ていた服装と悲壮感…異世界人だよな。
「名前はクラムだ」
「え、短」
「覚えれないから、クラムでいい」
「あ、はい」
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「…そうですね」
話を聞くと二人は会議に行く途中だったらしい。二人で話ながら前回同様、廊下を曲がったらここに来たらしい。だからすぐに帰りたいって言ったのか。
二人でこれるんだな~。
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「国を守ってる」
「へぇー」
「クラムさんは?」
「王の元で働いております」
「へぇー」
そら、我が国とか言うよね。初めて知ったけど全然驚かないな。多分相当すごいんだろうけど、マンガの見すぎかな?逆に村人とかおじいちゃんとか来たらビックリするかもな。
「前回帰れたんだよね?」
「あぁ」
「大丈夫だった?体とか時間?とかよくわからないけど」
「戻ったら少し時間が進んでいた気もするが。同じ場所に戻ってこれた」
「そっか、良かった」
また、週末には帰るんだろうな。そんな事を考えながらいつの間にか寝ていた。
「大丈夫ですか?」
「うん」
「凄いタンコブできてますけど。痛そう」
「机にぶつけて」
「どうやったら机にぶつけるんですか」
「ははは」
会社にいてもやはり気が気ではない。今週はさっさと家に帰えろ。
「ただいま」
「やまと」
二人がハグをしたのでし返した。部屋で何してたんだろう…。部屋から出たら絶対迷子になるし、ずっといたよな。
とりあえず二人分の服がもう一セットいるよな。量販店行くか。俺はデカイ二人を連れて量販店に入った。クラムさんも眉間にシワを寄せていた。どうやら、こういう店は無いらしい。
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止めるべきだよな…。二人何歳かしらないけど、止めなきゃだよな。
「あーフィグそこは」
フィグに説明するより先にクラムさんが入ってしまった。
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「フィグも入りたければ…どうぞ」
クラムさんが必死に止めていたが気になる様子。クラムさんは一瞬だけ見せた。フィグは驚いてすぐにその場から離れた。
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