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第9話
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真琴さんの過去の話を聞いている最中、私はずっと拳を握って震えていた。多分顔も怖かったと思う。
「千歳ちゃんに出会わなかったら、僕ずっとアルファが嫌いだったかもしれないんだ。そのことはすごく感謝してる。だから君には幸せになってほしい」
真琴さんは泣き腫らした目元を緩めてまた儚く微笑んだ。
私の頭の中には色々な感情がとぐろを巻いていた。
何が「姦淫行為」だ。自分たちは子種撒きまくって不幸な子ども増やしてるくせに。「生産性」とやらがあるからいいのか? え?
アルファの私には「卑怯なこうもり」を責める権利はない。私にはオメガの生きにくさは分からないからだ。
それに「準ベータ」制度を作ったのは国のトップのアルファだ。実に卑劣で傲慢な制度だ。何が「準ベータ」だ。なぜ彼らをオメガのまま認めようとしない? だから仲間を陥れてまで生き残ろうとするオメガが現れるんだろうが。
そこまでオメガやベータを踏みたいか?
何様のつもりだ? 神様か?
それに何が"Fallen(堕落者)"だ。本当に堕落してるのはこんなイカれた制度作ってるお前らだろうが。
どうにかこの社会を変えていきたいのに。変えていこうと努力してきたつもりなのに。優秀なアルファになったって私は愛する人ひとり救うことができないのか。
結局、私も奴らと同じ、権力を振るうしか脳がない最低なアルファなのだ。以前クラスメイトが言った通り、「偽善者通り越した馬鹿」だ。
私は自分の無力感に絶望した。
「千歳ちゃん……大丈夫?」
ひたすら黙り込んで震えてる私を心配したのか、真琴さんがそう問いかけてきた。
「千歳ちゃ……んっ……! 」
何を思ったか、真琴さんにぶつけるようなキスをしていた。
舌で唇を割って、彼の口内を侵しまくった。
キスなんて初めてだったし、真琴さんは少し苦しそうにしてたけど、止められなかった。
……そう言えば、1回セックスはしても、キスはしたこと無かった。順番可笑しいね。
私がアルファでなければ。
あなたがオメガでなければ。
フェロモンなんて余計なもので惹き合う関係でなかったのなら、
2人ともこんな特異な性でなかったのなら、
もっと普通に恋愛できたのかな?
……ベータに生まれればよかったね、お互いに。
これも悪魔が私たちに架した「試み」なの?
でもどうしたらいいかわからない。
優秀なアルファなんて言われたって、私、ただの人間だもの。
無力で……愚かな……
「……ダメだよ、千歳ちゃん」
真琴さんはそう言ったけど、強くは拒まなかった。
1度やったら2度も3度も同じだもの。
何度か情熱的なキスを繰り返した後、私は彼を押し倒した。フェロモンで欲情したからではない。
ただ、彼を抱きたかった。ただ、彼を感じたかった。
行為中、彼はずっと泣いてた気がするけど、私はひたすら彼を愛撫し、貫き続けた。
「……先生、どうかなさいました? 」
講義の後、学生の1人に話しかけられた。とは言っても私と同い年の男の子だが。
「え? どうもしないよ。なんで? 」
私は精一杯明るい表情と声を作って返した。
「……なんか上の空だったから。いつもきちんとしてる先生が授業資料忘れるなんておかしいなと思って」
「あ、ごめんね。……全く何やってるんだろうね、私ったら。あはは」
私がそう言ってわざとらしく笑うと、彼は苦笑した。
「ところで、先生。僕も先生の授業受けているうちに、バース性による階級制度がない国に留学しようかなって思うようになって思うようになりました」
「えっ」
「僕もアルファなんですけど、アルファの中ではそこまで能力が高い方じゃないから、親から『せっかくアルファに生んでやったのに』って言われたことがあったんです。以前の先生ほどじゃないと思うんですけど、親以外にも『アルファなのに』って言われることも少なくないんです。アルファだから何もかも飛び抜けてできなくちゃダメなのかなって思うことも多くて。」
「……そう」
「そう思うと、僕なんかより何でもできるベータなんていくらでもいるんじゃないかな、オメガだって学ぶ環境さえ整えてあげればアルファやベータに負けないんじゃないかなって思うようになったんです」
彼はそう言って生き生きとした笑顔を見せた。
「……結城くん……」
「僕も『アルファ』ってしがらみから解放されて生きてみたいって思うようになりました。先生のおかげです。ありがとうごさいました」
私は結城くんの言葉でほんの少し救われた気がした。自分のやったことは少しでも意味があったんだと。
その夜、夢を見た。真っ白な場所に黒髪の少年が立っていた。
猫のような大きな瞳をしていて、とても愛くるしい顔をしていた。
……もしかして、奈都さん?
「真琴を愛してくれてありがとう」
彼は微笑みながらそう言うとすっと消えていった。
「先生、お電話ですよ。あの修道院から」
授業資料を片付けていると、助手がコードレス電話を持って声をかけてきた。
「ありがと」
私はそう言って受話器を耳に当てた。
「はい。代わりました」
『お久しぶりです。暁さん。パウロです』
電話の相手はブラザー・パウロだった。彼は私がアルファと知ったときからやたら腰が低くなっている。
「……何なんですか? 突然」
『いいですか、落ち着いて聞いてください』
「だからなんなの」
私はイライラして彼を急かした。
『……妊娠してますよ、あいつ』
「はああああ!?」
信じられない報告に思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
『……間違いないですよ。最近食べなくても食べてもむかつくみたいですし』
「でっでっ……でもっ……! 」
『ええ。あなたが動揺する理由はわかります。ただ、これだけは言っておきます。発情期以外のときに彼と接触したアルファはあなただけです』
「……」
ブラザー・パウロが意図することはわかっていた。
『まあ、いいんです。そんなことは。問題はどう始末するかです。……悪いことは言いません。母体ごと殺すのが1番無難です』
「何馬鹿言うの!!」
ブラザー・パウロがあまりにあまりなことを言うので思わず叫んでしまった。
『冷静に考えて下さい。あいつがFだってご存知でしょう? もし生ませてしまったら……どうなるかわかりますよね? 教授としての立場が危ないとかそんな次元の問題では済まないですよ。堕胎させるにも、Fは医者にはかかることができません。そうなれば......わかるでしょう? あなたは優秀なアルファなんですよ。この国に必要な人間なんですよ。そんなあなたがあんなの殺したって罪にもなんにもなりません。わかりましたね? 母体ごと殺してしまいなさい』
もう聞いてられないと私は電話を切ってしまった。
なぜ? なぜだ? こんなことあるのか?
「ごめん。午後休講にする」
私は助手にそう言うと、母校へと突っ走った。
旧聖堂に駆けつけたが、地下室に真琴さんはいなかった。
礼拝所、懺悔室、聖歌隊練習室……残るは……
私は野外の広場にある洗礼所へと急いだ。
「真琴さん!! 」
私が石の階段の上から呼びかけると、彼がびくりと反応し、ばっと振り返る。
彼は石造りのバスタブのようなところに水を溜め、その中に着衣のまま入ってカミソリで手首を切っていた。白く細い手首から血が流れ、白い袖口を赤く染めていた。
「何やってんの!! 馬鹿なことはよして!! 」
まず、制止しようと叫ぶ。
「来ないで!! これ以上、千歳ちゃんに迷惑かけられない!!」
彼は興奮からか肩で息をして、震えていた。
……お互いに確信したであろう事実。
オメガ男性は通常、発情期以外の時期に性交しても妊娠しない。
だが、その常識が通用しないケースが一つだけある。
「運命の相手」。
アルファ、オメガにはそれぞれ運命の相手がいると言われている。全員が巡り会える訳では無いが、ほかのアルファやオメガよりずっと強い力で惹かれ合うという。
「そのカミソリを離しなさい!! 」
「僕はこれ以上生きる意味がないの!! 僕がいたら千歳ちゃんが幸せになれない!! 運命の相手がFだなんて、千歳ちゃんがあまりに可哀想すぎる!! これ以上千歳ちゃんの人生振り回し続けるならこの子を連れて奈都くんのところに行く!! 本当なら奈都くんと一緒に死にたかった!! 」
真琴さんが半泣きで叫ぶ。
私は履いていたパンプスを脱ぐと彼の右手めがけ、まっすぐに投げた。
アルファの運動神経を舐めてはいけない。
見事に命中して、カミソリは彼の手から離れ、石造りの床に虚しい音を立てて落ちた。
「わあああああああああああぁぁぁ!!」
その瞬間、真琴さんは水の中へ崩れていった。
私は片方だけパンプスを履いた脚でよろめきながら彼に近づく。
そして、自分も水の中へ入ると彼の肩を掴んでこちらを向かせ、彼の頬を平手でピシャリと叩いた。アルファの私が本気で殴ったら華奢な真琴さんなんて吹っ飛んでしまう。だから3分の1くらいの力に抑えた。
「そんなことして奈都さんが喜ぶわけないでしょ。それに勝手に私の幸せ決めないで」
真琴さんはひたすら咽び泣き続けている。
私は彼と同じように水の中へしゃがむと真琴さんを抱きしめた。
「私の子ども、産んでよ。この国で私たちの関係が許されないなら許されるところに行けばいいだけよ」
「千歳ちゃんに出会わなかったら、僕ずっとアルファが嫌いだったかもしれないんだ。そのことはすごく感謝してる。だから君には幸せになってほしい」
真琴さんは泣き腫らした目元を緩めてまた儚く微笑んだ。
私の頭の中には色々な感情がとぐろを巻いていた。
何が「姦淫行為」だ。自分たちは子種撒きまくって不幸な子ども増やしてるくせに。「生産性」とやらがあるからいいのか? え?
アルファの私には「卑怯なこうもり」を責める権利はない。私にはオメガの生きにくさは分からないからだ。
それに「準ベータ」制度を作ったのは国のトップのアルファだ。実に卑劣で傲慢な制度だ。何が「準ベータ」だ。なぜ彼らをオメガのまま認めようとしない? だから仲間を陥れてまで生き残ろうとするオメガが現れるんだろうが。
そこまでオメガやベータを踏みたいか?
何様のつもりだ? 神様か?
それに何が"Fallen(堕落者)"だ。本当に堕落してるのはこんなイカれた制度作ってるお前らだろうが。
どうにかこの社会を変えていきたいのに。変えていこうと努力してきたつもりなのに。優秀なアルファになったって私は愛する人ひとり救うことができないのか。
結局、私も奴らと同じ、権力を振るうしか脳がない最低なアルファなのだ。以前クラスメイトが言った通り、「偽善者通り越した馬鹿」だ。
私は自分の無力感に絶望した。
「千歳ちゃん……大丈夫?」
ひたすら黙り込んで震えてる私を心配したのか、真琴さんがそう問いかけてきた。
「千歳ちゃ……んっ……! 」
何を思ったか、真琴さんにぶつけるようなキスをしていた。
舌で唇を割って、彼の口内を侵しまくった。
キスなんて初めてだったし、真琴さんは少し苦しそうにしてたけど、止められなかった。
……そう言えば、1回セックスはしても、キスはしたこと無かった。順番可笑しいね。
私がアルファでなければ。
あなたがオメガでなければ。
フェロモンなんて余計なもので惹き合う関係でなかったのなら、
2人ともこんな特異な性でなかったのなら、
もっと普通に恋愛できたのかな?
……ベータに生まれればよかったね、お互いに。
これも悪魔が私たちに架した「試み」なの?
でもどうしたらいいかわからない。
優秀なアルファなんて言われたって、私、ただの人間だもの。
無力で……愚かな……
「……ダメだよ、千歳ちゃん」
真琴さんはそう言ったけど、強くは拒まなかった。
1度やったら2度も3度も同じだもの。
何度か情熱的なキスを繰り返した後、私は彼を押し倒した。フェロモンで欲情したからではない。
ただ、彼を抱きたかった。ただ、彼を感じたかった。
行為中、彼はずっと泣いてた気がするけど、私はひたすら彼を愛撫し、貫き続けた。
「……先生、どうかなさいました? 」
講義の後、学生の1人に話しかけられた。とは言っても私と同い年の男の子だが。
「え? どうもしないよ。なんで? 」
私は精一杯明るい表情と声を作って返した。
「……なんか上の空だったから。いつもきちんとしてる先生が授業資料忘れるなんておかしいなと思って」
「あ、ごめんね。……全く何やってるんだろうね、私ったら。あはは」
私がそう言ってわざとらしく笑うと、彼は苦笑した。
「ところで、先生。僕も先生の授業受けているうちに、バース性による階級制度がない国に留学しようかなって思うようになって思うようになりました」
「えっ」
「僕もアルファなんですけど、アルファの中ではそこまで能力が高い方じゃないから、親から『せっかくアルファに生んでやったのに』って言われたことがあったんです。以前の先生ほどじゃないと思うんですけど、親以外にも『アルファなのに』って言われることも少なくないんです。アルファだから何もかも飛び抜けてできなくちゃダメなのかなって思うことも多くて。」
「……そう」
「そう思うと、僕なんかより何でもできるベータなんていくらでもいるんじゃないかな、オメガだって学ぶ環境さえ整えてあげればアルファやベータに負けないんじゃないかなって思うようになったんです」
彼はそう言って生き生きとした笑顔を見せた。
「……結城くん……」
「僕も『アルファ』ってしがらみから解放されて生きてみたいって思うようになりました。先生のおかげです。ありがとうごさいました」
私は結城くんの言葉でほんの少し救われた気がした。自分のやったことは少しでも意味があったんだと。
その夜、夢を見た。真っ白な場所に黒髪の少年が立っていた。
猫のような大きな瞳をしていて、とても愛くるしい顔をしていた。
……もしかして、奈都さん?
「真琴を愛してくれてありがとう」
彼は微笑みながらそう言うとすっと消えていった。
「先生、お電話ですよ。あの修道院から」
授業資料を片付けていると、助手がコードレス電話を持って声をかけてきた。
「ありがと」
私はそう言って受話器を耳に当てた。
「はい。代わりました」
『お久しぶりです。暁さん。パウロです』
電話の相手はブラザー・パウロだった。彼は私がアルファと知ったときからやたら腰が低くなっている。
「……何なんですか? 突然」
『いいですか、落ち着いて聞いてください』
「だからなんなの」
私はイライラして彼を急かした。
『……妊娠してますよ、あいつ』
「はああああ!?」
信じられない報告に思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
『……間違いないですよ。最近食べなくても食べてもむかつくみたいですし』
「でっでっ……でもっ……! 」
『ええ。あなたが動揺する理由はわかります。ただ、これだけは言っておきます。発情期以外のときに彼と接触したアルファはあなただけです』
「……」
ブラザー・パウロが意図することはわかっていた。
『まあ、いいんです。そんなことは。問題はどう始末するかです。……悪いことは言いません。母体ごと殺すのが1番無難です』
「何馬鹿言うの!!」
ブラザー・パウロがあまりにあまりなことを言うので思わず叫んでしまった。
『冷静に考えて下さい。あいつがFだってご存知でしょう? もし生ませてしまったら……どうなるかわかりますよね? 教授としての立場が危ないとかそんな次元の問題では済まないですよ。堕胎させるにも、Fは医者にはかかることができません。そうなれば......わかるでしょう? あなたは優秀なアルファなんですよ。この国に必要な人間なんですよ。そんなあなたがあんなの殺したって罪にもなんにもなりません。わかりましたね? 母体ごと殺してしまいなさい』
もう聞いてられないと私は電話を切ってしまった。
なぜ? なぜだ? こんなことあるのか?
「ごめん。午後休講にする」
私は助手にそう言うと、母校へと突っ走った。
旧聖堂に駆けつけたが、地下室に真琴さんはいなかった。
礼拝所、懺悔室、聖歌隊練習室……残るは……
私は野外の広場にある洗礼所へと急いだ。
「真琴さん!! 」
私が石の階段の上から呼びかけると、彼がびくりと反応し、ばっと振り返る。
彼は石造りのバスタブのようなところに水を溜め、その中に着衣のまま入ってカミソリで手首を切っていた。白く細い手首から血が流れ、白い袖口を赤く染めていた。
「何やってんの!! 馬鹿なことはよして!! 」
まず、制止しようと叫ぶ。
「来ないで!! これ以上、千歳ちゃんに迷惑かけられない!!」
彼は興奮からか肩で息をして、震えていた。
……お互いに確信したであろう事実。
オメガ男性は通常、発情期以外の時期に性交しても妊娠しない。
だが、その常識が通用しないケースが一つだけある。
「運命の相手」。
アルファ、オメガにはそれぞれ運命の相手がいると言われている。全員が巡り会える訳では無いが、ほかのアルファやオメガよりずっと強い力で惹かれ合うという。
「そのカミソリを離しなさい!! 」
「僕はこれ以上生きる意味がないの!! 僕がいたら千歳ちゃんが幸せになれない!! 運命の相手がFだなんて、千歳ちゃんがあまりに可哀想すぎる!! これ以上千歳ちゃんの人生振り回し続けるならこの子を連れて奈都くんのところに行く!! 本当なら奈都くんと一緒に死にたかった!! 」
真琴さんが半泣きで叫ぶ。
私は履いていたパンプスを脱ぐと彼の右手めがけ、まっすぐに投げた。
アルファの運動神経を舐めてはいけない。
見事に命中して、カミソリは彼の手から離れ、石造りの床に虚しい音を立てて落ちた。
「わあああああああああああぁぁぁ!!」
その瞬間、真琴さんは水の中へ崩れていった。
私は片方だけパンプスを履いた脚でよろめきながら彼に近づく。
そして、自分も水の中へ入ると彼の肩を掴んでこちらを向かせ、彼の頬を平手でピシャリと叩いた。アルファの私が本気で殴ったら華奢な真琴さんなんて吹っ飛んでしまう。だから3分の1くらいの力に抑えた。
「そんなことして奈都さんが喜ぶわけないでしょ。それに勝手に私の幸せ決めないで」
真琴さんはひたすら咽び泣き続けている。
私は彼と同じように水の中へしゃがむと真琴さんを抱きしめた。
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