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第4話
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※注:この小説で1番性描写が激しい場面です。
陵辱、襲いリバです。
精液口移し、首絞め、潮吹き、さらにイラマチオで嘔吐する描写もあります。
くれぐれもご注意下さい。
↓
↓
↓
↓
部屋のドアを開けて現れたのは宏美だ。
珍しくすっぴんで、なぜか黒いシュミーズのようなもの一枚でいる。
真琴も大分華奢な方だが、宏美は真琴以上に細い。華奢というよりは痩せぎすと言った方がいいかもしれない。服を着てればそこまで病的な痩せには見えないのだが、ここまで薄着の彼を見るのは初めてだ。
裸に近い格好になると骨が浮き出るほど痩せているのがわかって痛々しい。この国ではオメガにチョーカーの着用は義務付けていないが、彼は常に黒いチョーカーをしている。
それが白い肌と真っ黒な髪に映えて似合っているのだが、首が細すぎて回ってしまっている。そしてそのモヤシのように白くて細い手足には無数の傷跡があった。恐らく古いものだろうが……。
彼はいつも長袖で、スカートのときはニーハイストッキングを履いていたので気が付かなかった。
「………鍵もかけないでそんなことして、誘ってるとしか思えないよ」
……うかつだった。発情期中はぼーっとしてしまい、つい鍵をかけ忘れてしまう。
「やだ!! 見ないで!! 」
薄着の宏美に気を取られていて、自分の体を隠すことを一瞬忘れていた。彼に指摘され、思わず体を縮める真琴。こんなはしたない姿見られたくない。
「何なの、その態度は。親切で来てやったのに。発情期なんでしょ? 何回抜いても後ろが疼いて苦しいんでしょ? 助けてあげるよ。オメガ同士で慰めあおうよ」
宏美はそう言って真琴の上にのしかかる。
「!? 」
宏美の体は熱かった。よく見ればいつもは紙のように白い頬も紅潮している。
真琴は確信した。
(……こいつも発情期だ……!! )
「出てって!! 僕に触れたら承知しない!! 」
「番に操立ててるつもり? 大丈夫。 オメガ同士で絡んでもオナニーにしかならないよ、セックスじゃないから浮気にならないさ」
宏美の口調にはどこか自嘲めいたものがあった。
いやいやそんな馬鹿なと真琴は首を横にぶんぶんとふった。
「変な持論を展開してないで、出てってよ!! 」
「……そんなどろどろの姿で凄まれてもなあ……」
宏美は真琴の顎を掴むとまるで食いつくように口付けた。
「ふぅ……っ!! 」
真琴は宏美の甘い唾液が流れ込んで来るのを感じた。反射的に飲んでしまう。
発情期中のオメガの唾液には媚薬効果があると言われている。通常、フェロモンはオメガ同士では作用しない。だが、唾液はアルファやベータほどではないものの、オメガ同士でも効能がある。
真琴の視界がグワンと揺らぐ。
宏美の唾液を飲まされて、ただでさえ発情期の真琴は身動きがとれなくなってしまった。
(嘘だ、悪夢だ、こんなの)
「そんな怯えなくても、勘違いアルファみたいに乱暴にしたりしないよ」
宏美はそう言って妖しげな笑みを浮かべると、真琴自身を咥えこんだ。
先程全て出し切ったはずなのに、宏美の巧みな舌使いのせいか、発情期だからか、あっという間に復活してしまう。
真琴はこの状況に耐えられず、目を固く閉じて顔を逸らしていた。手で口を抑えて声を出すのも堪えている。
宏美はそんな真琴の反応も楽しんでか、口淫しつつ、真琴の顔をチラチラ見てはニヤついていた。ますます興奮してきたのか、彼は真琴のモノを一気に奥までぐっと咥えこんだ。
「...ゔぉえっ......」
えづき、顔を苦痛に歪めながらも、奥まで咥えこむのをやめようとしない。
「ゔぇっ......ゔぇっ......」
「なにやってんの......苦しいでしょ? やめなよ......」
見るに耐えなくなった真琴が異様なものを見るような目でそう言う。
すると宏美は一旦口淫を止め、また妖しい笑みを浮かべた。
苦しさからか、目は充血して潤み、口元は唾液まみれだった。口紅を塗ってなくても十分紅い唇から粘度の高い唾液が垂れている。
「......僕は喉の奥が性感帯だから」
「............」
(何こいつ、やば……)
若いころは性奴隷として、散々ヤバいやつを見てきたはずの真琴もさすがに引いてしまった。
宏美は下品なゲップのような音を漏らしながら真琴に口淫を続けた。そして片手で自身を慰めながら、もう片手で真琴の後孔に指を突き入れる。先ほどの自慰の名残もあってか、そこはもはや濡れているなんてレベルではない。大洪水だった。
「ふふふふ......やばいね。『何でもいいからぶち込んでくれ』って言ってるみたい」
「や、やめてよ......」
真琴はもう、顔を隠して悶えるしかない。
発情期のうえに宏美の唾液を飲まされ、もう体に力が入らない。
宏美が真琴の中から指を抜き、愛液で汚れたその指を舌で清める。
真琴は顔を隠している指の隙間からその様子を伺い、「なんてことを」と言わんばかりに首を横にふった。
「お待ちかね。中にぶち込んであげるよ」
宏美は口の中に隠し持っていたコンドームを器用に片手で自身に装着すると、真琴の長い脚を持ち上げた。そして男根を求めて滝のように淫液を垂れ流している真琴の後孔に突き挿した。
「あぁああ!! 」
その瞬間、真琴は華奢な体を硬直させ、彼自身から透明な液体を放った。
「入れただけでイクとか!! ははっ!! すごい締まる!! 」
その様子を見て宏美が嘲るように笑う。
「ふぃぃ......っ!! 」
オメガである宏美のペニスはアルファに比べれば大分小さく細い。だが、久々の雄の感触に真琴の飢えた後孔は耐えられなかったようである。
「一児の母がこんな淫乱じゃ、しょうがないな!! 」
達したばかりの真琴に容赦せず、宏美はガンガン腰を振る。硬くなった宏美自身がゴリゴリと真琴の淫孔を責め抜く。枝のように痩せた体のどこにこんな力があるのか。宏美に奥を突かれる度に真琴はぴしゃぴしゃと淫水を漏らしてしまっていた。
「いゃあ!! あぁ!! やめてぇぇ!! ああっ!! おかしくなっちゃうぅ!! 」
真琴はガクガクと体を痙攣させ、狂ったように喘いだ。生理的な涙と涎がだらだらと流れる。
「可愛いなあ、真琴くん。イキっぱなしじゃんか。ああ……僕も、もういくよ」
宏美がうっとりした顔で少し痙攣する。
「ひぃ……っ!! 」
真琴は自分の中で宏美自身がドクドクと震えたのを感じた。
「はぁ……」
宏美は真琴の中から自身を引き抜くとコンドームを外した。そして真琴に見せつけるようにコンドームを逆さにつまみ上げ、中の液体を自分の口に入れた。
(……自分の出したものを…………)
真琴がその行動にドン引きしていると、宏美はまた真琴の顎を掴んで唇を合わせてきた。
精液を口移ししようというのか。
「ふっ……んっ!! 」
真琴と同じオメガである宏美の体ではほとんど精子は作られない。だから精液の味も甘かった。
真琴は最初こそ口を固く閉じて拒もうとしたが、宏美が巧みに舌で唇をこじ開けてきて、ぬるりと舌を絡ませてくるもんだからたまらない。
「はぁっ……」
口を離すと銀色の糸が引いていた。宏美はそれを満足げに舌なめずりをして絡めとった。
真琴は恥ずかしさから、発情期で紅潮した頬をますます赤くして目を逸らす。
「次は僕に入れてよ」
宏美はそう言って、また真琴のそこに顔を埋めると口淫を再開した。
「……もう勘弁して……」
とうとう泣き出してしまった真琴。
「ふははっ。本当に泣き虫だな、君は。以前から君の泣き顔見てムラムラしてたんだよ。自分も泣かせてみたいなあって。まあ、こないだ近所のベータを蹴散らしたときの怖い顔もそそったけどね」
真琴の涙にますます興奮した宏美はいっそう口淫の激しさを加速した。じゅぶじゅぶと卑猥な音を立て、まるでヘドバンのように黒髪の頭を振り乱してグラインドさせる。
「がぁっ...!! がぁっ......!! 」
かなり派手にえづきながらも貪るように真琴自身をしゃぶり続けている。
「......宏美くん......」
真琴はそんな宏美を見て、怖いというより心配になった。狂ったのかと。いくら発情期だからってこれは異常だと。だが、体は反応してしまう。
「...がぁ...!! がぁ……おえっ......!! けほっけほっ」
「ひぃっ......!! 」
何やら生暖かい感触を感じた真琴は、涙と涎で汚れた顔を引き攣らせた。
とうとう宏美が勢い余って胃液を吐いてしまったのである。
「ちょっちょっちょっと......やめなよ、いい加減......。 僕、ここ片付けるから、口ゆすいできなよ......」
真琴はまるで戻してしまった子どもに言うような口調で言った。
「......そんなつまらないこと言わないでよ......」
宏美は吐いてしまってもなお、妖艶な笑みを浮かべる。
のっぺりとしてはいるが、整っている宏美の顔。その美しい顔はあらゆる体液でぐちゃぐちゃになっていた。
(おお……神様……)
若いときに働いていた性奴隷館でも、修道院でも、暴力的なセックスをしたり、真琴をダッチワイフかオナホールのように扱う奴ならいくらでもいた。だが、こんな変態的なことをされたのは初めてだった。
(……宏美くん……君はこんなキチガイだったの……? )
真琴があまりの衝撃に放心していると、宏美が真琴の上に乗ってきた。
「あ……っ!!」
真琴はどろどろに濡れた熱い粘膜が絡みついてくるのを感じた。
「何やってんの!! ゴムもつけないで入れるなんて……!! 」
「こっちだって発情期なんだよ。……もう我慢できないの。今までずっと発情期の君が乱れまくってるところを鍵穴から覗いて、自分も抜いてたから……。やっと交われて嬉しいよ……。大丈夫だよ、オメガ同士で掘りあっても孕みやしないよ。……はぁあ……いいっ……」
宏美は恍惚の表情でそう言ったが、その声はどこか憂いを帯びていた。そして真琴の上でガンガン腰を振る。
「…………っ!! 」
もう真琴の頭の中は衝撃やら恐怖やら不安やらでぐちゃぐちゃだった。だが、発情期ゆえに快楽には逆らえない。
「!?」
突然、宏美が腰を振りながら真琴の首に手を伸ばしてきた。
「なっ…!? 殺す気!? 」
「……僕にっ…任せて…っ…はぁっ…っ……絶対気持ちいいからっ………」
宏美が喘ぎながら、真琴の首を絞めてくる。
真琴は殺されるのではないかと恐怖を覚えたが、宏美の力加減と、絞める角度は絶妙だった。
ただ苦しいだけかと思っていたが、頭がぼうっとなってなんだか心地よくもあった。
「ははっ……真琴くんのっ……固くなったよっ…ぁあっ……いいっ……」
真琴は今の状況が信じられなかった。ついさっきまでただのシェアメイトだった男にこんなことをされてるなんて。
「……いくら発情期だからって、おかしいよ!!君!! 」
恐れおののきながらそう言う真琴に、宏美は笑いながら答えた。
「そうだよぉ?……んぁ……ずっと三大欲求のうち一つを否定され続けて生きてごらん? 狂うから!!
ひゃはっ……あぁっ…」
真琴には宏美の言葉の意味がわからなかった。
「ぼーっとしてないで僕の首も締めてよ……はあん! 」
宏美は真琴の手を自分の首へ導いた。
「…………」
言われるがままに彼のか細い首を絞めた。あまりに異常な交わり方にもう逆らう気さえ起きない。
「ひぃっ……」
宏美の目が白目がちになる。
「…………」
真琴はもうドン引きなんてものではなかった。
というより、一周回って冷静になってきてしまった。
(……宏美くん、君をこんなにしたのは誰なの?……)
真琴は発情期と媚薬の効果でのぼせ上がった頭で考えた。かつて性奴隷だった頃、頭がおかしくなってしまった仲間なら沢山見てきたが、こんな狂い方をするオメガは見たことがない。一体何があったらこうなる?
「ひぅっ……!! 真琴くん、もう、僕、イッちゃう……」
宏美の腰の動きが加速する。
真琴も、もう限界だった。
チョーカーを付けたオメガ男2人が首を絞めあいながら交わる様はさぞかし異様なことだろう。
喘ぎ狂う宏美に対して、真琴にはもう喘ぐスタミナもない。
「中に出してっ…!! 中に出してっ…!! 」
「……っ!!」
宏美のぬめった粘膜に締め付けられ、真琴の熱は弾けた。
「あぁ…っ!!」
それと同時に宏美も彼自身から淫水を放った。その量はまるで噴水か何かのようで先程の真琴の比ではなかった。真琴の腹や胸だけでなく、顔まで飛んでビシャビシャになってしまった。
陵辱、襲いリバです。
精液口移し、首絞め、潮吹き、さらにイラマチオで嘔吐する描写もあります。
くれぐれもご注意下さい。
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部屋のドアを開けて現れたのは宏美だ。
珍しくすっぴんで、なぜか黒いシュミーズのようなもの一枚でいる。
真琴も大分華奢な方だが、宏美は真琴以上に細い。華奢というよりは痩せぎすと言った方がいいかもしれない。服を着てればそこまで病的な痩せには見えないのだが、ここまで薄着の彼を見るのは初めてだ。
裸に近い格好になると骨が浮き出るほど痩せているのがわかって痛々しい。この国ではオメガにチョーカーの着用は義務付けていないが、彼は常に黒いチョーカーをしている。
それが白い肌と真っ黒な髪に映えて似合っているのだが、首が細すぎて回ってしまっている。そしてそのモヤシのように白くて細い手足には無数の傷跡があった。恐らく古いものだろうが……。
彼はいつも長袖で、スカートのときはニーハイストッキングを履いていたので気が付かなかった。
「………鍵もかけないでそんなことして、誘ってるとしか思えないよ」
……うかつだった。発情期中はぼーっとしてしまい、つい鍵をかけ忘れてしまう。
「やだ!! 見ないで!! 」
薄着の宏美に気を取られていて、自分の体を隠すことを一瞬忘れていた。彼に指摘され、思わず体を縮める真琴。こんなはしたない姿見られたくない。
「何なの、その態度は。親切で来てやったのに。発情期なんでしょ? 何回抜いても後ろが疼いて苦しいんでしょ? 助けてあげるよ。オメガ同士で慰めあおうよ」
宏美はそう言って真琴の上にのしかかる。
「!? 」
宏美の体は熱かった。よく見ればいつもは紙のように白い頬も紅潮している。
真琴は確信した。
(……こいつも発情期だ……!! )
「出てって!! 僕に触れたら承知しない!! 」
「番に操立ててるつもり? 大丈夫。 オメガ同士で絡んでもオナニーにしかならないよ、セックスじゃないから浮気にならないさ」
宏美の口調にはどこか自嘲めいたものがあった。
いやいやそんな馬鹿なと真琴は首を横にぶんぶんとふった。
「変な持論を展開してないで、出てってよ!! 」
「……そんなどろどろの姿で凄まれてもなあ……」
宏美は真琴の顎を掴むとまるで食いつくように口付けた。
「ふぅ……っ!! 」
真琴は宏美の甘い唾液が流れ込んで来るのを感じた。反射的に飲んでしまう。
発情期中のオメガの唾液には媚薬効果があると言われている。通常、フェロモンはオメガ同士では作用しない。だが、唾液はアルファやベータほどではないものの、オメガ同士でも効能がある。
真琴の視界がグワンと揺らぐ。
宏美の唾液を飲まされて、ただでさえ発情期の真琴は身動きがとれなくなってしまった。
(嘘だ、悪夢だ、こんなの)
「そんな怯えなくても、勘違いアルファみたいに乱暴にしたりしないよ」
宏美はそう言って妖しげな笑みを浮かべると、真琴自身を咥えこんだ。
先程全て出し切ったはずなのに、宏美の巧みな舌使いのせいか、発情期だからか、あっという間に復活してしまう。
真琴はこの状況に耐えられず、目を固く閉じて顔を逸らしていた。手で口を抑えて声を出すのも堪えている。
宏美はそんな真琴の反応も楽しんでか、口淫しつつ、真琴の顔をチラチラ見てはニヤついていた。ますます興奮してきたのか、彼は真琴のモノを一気に奥までぐっと咥えこんだ。
「...ゔぉえっ......」
えづき、顔を苦痛に歪めながらも、奥まで咥えこむのをやめようとしない。
「ゔぇっ......ゔぇっ......」
「なにやってんの......苦しいでしょ? やめなよ......」
見るに耐えなくなった真琴が異様なものを見るような目でそう言う。
すると宏美は一旦口淫を止め、また妖しい笑みを浮かべた。
苦しさからか、目は充血して潤み、口元は唾液まみれだった。口紅を塗ってなくても十分紅い唇から粘度の高い唾液が垂れている。
「......僕は喉の奥が性感帯だから」
「............」
(何こいつ、やば……)
若いころは性奴隷として、散々ヤバいやつを見てきたはずの真琴もさすがに引いてしまった。
宏美は下品なゲップのような音を漏らしながら真琴に口淫を続けた。そして片手で自身を慰めながら、もう片手で真琴の後孔に指を突き入れる。先ほどの自慰の名残もあってか、そこはもはや濡れているなんてレベルではない。大洪水だった。
「ふふふふ......やばいね。『何でもいいからぶち込んでくれ』って言ってるみたい」
「や、やめてよ......」
真琴はもう、顔を隠して悶えるしかない。
発情期のうえに宏美の唾液を飲まされ、もう体に力が入らない。
宏美が真琴の中から指を抜き、愛液で汚れたその指を舌で清める。
真琴は顔を隠している指の隙間からその様子を伺い、「なんてことを」と言わんばかりに首を横にふった。
「お待ちかね。中にぶち込んであげるよ」
宏美は口の中に隠し持っていたコンドームを器用に片手で自身に装着すると、真琴の長い脚を持ち上げた。そして男根を求めて滝のように淫液を垂れ流している真琴の後孔に突き挿した。
「あぁああ!! 」
その瞬間、真琴は華奢な体を硬直させ、彼自身から透明な液体を放った。
「入れただけでイクとか!! ははっ!! すごい締まる!! 」
その様子を見て宏美が嘲るように笑う。
「ふぃぃ......っ!! 」
オメガである宏美のペニスはアルファに比べれば大分小さく細い。だが、久々の雄の感触に真琴の飢えた後孔は耐えられなかったようである。
「一児の母がこんな淫乱じゃ、しょうがないな!! 」
達したばかりの真琴に容赦せず、宏美はガンガン腰を振る。硬くなった宏美自身がゴリゴリと真琴の淫孔を責め抜く。枝のように痩せた体のどこにこんな力があるのか。宏美に奥を突かれる度に真琴はぴしゃぴしゃと淫水を漏らしてしまっていた。
「いゃあ!! あぁ!! やめてぇぇ!! ああっ!! おかしくなっちゃうぅ!! 」
真琴はガクガクと体を痙攣させ、狂ったように喘いだ。生理的な涙と涎がだらだらと流れる。
「可愛いなあ、真琴くん。イキっぱなしじゃんか。ああ……僕も、もういくよ」
宏美がうっとりした顔で少し痙攣する。
「ひぃ……っ!! 」
真琴は自分の中で宏美自身がドクドクと震えたのを感じた。
「はぁ……」
宏美は真琴の中から自身を引き抜くとコンドームを外した。そして真琴に見せつけるようにコンドームを逆さにつまみ上げ、中の液体を自分の口に入れた。
(……自分の出したものを…………)
真琴がその行動にドン引きしていると、宏美はまた真琴の顎を掴んで唇を合わせてきた。
精液を口移ししようというのか。
「ふっ……んっ!! 」
真琴と同じオメガである宏美の体ではほとんど精子は作られない。だから精液の味も甘かった。
真琴は最初こそ口を固く閉じて拒もうとしたが、宏美が巧みに舌で唇をこじ開けてきて、ぬるりと舌を絡ませてくるもんだからたまらない。
「はぁっ……」
口を離すと銀色の糸が引いていた。宏美はそれを満足げに舌なめずりをして絡めとった。
真琴は恥ずかしさから、発情期で紅潮した頬をますます赤くして目を逸らす。
「次は僕に入れてよ」
宏美はそう言って、また真琴のそこに顔を埋めると口淫を再開した。
「……もう勘弁して……」
とうとう泣き出してしまった真琴。
「ふははっ。本当に泣き虫だな、君は。以前から君の泣き顔見てムラムラしてたんだよ。自分も泣かせてみたいなあって。まあ、こないだ近所のベータを蹴散らしたときの怖い顔もそそったけどね」
真琴の涙にますます興奮した宏美はいっそう口淫の激しさを加速した。じゅぶじゅぶと卑猥な音を立て、まるでヘドバンのように黒髪の頭を振り乱してグラインドさせる。
「がぁっ...!! がぁっ......!! 」
かなり派手にえづきながらも貪るように真琴自身をしゃぶり続けている。
「......宏美くん......」
真琴はそんな宏美を見て、怖いというより心配になった。狂ったのかと。いくら発情期だからってこれは異常だと。だが、体は反応してしまう。
「...がぁ...!! がぁ……おえっ......!! けほっけほっ」
「ひぃっ......!! 」
何やら生暖かい感触を感じた真琴は、涙と涎で汚れた顔を引き攣らせた。
とうとう宏美が勢い余って胃液を吐いてしまったのである。
「ちょっちょっちょっと......やめなよ、いい加減......。 僕、ここ片付けるから、口ゆすいできなよ......」
真琴はまるで戻してしまった子どもに言うような口調で言った。
「......そんなつまらないこと言わないでよ......」
宏美は吐いてしまってもなお、妖艶な笑みを浮かべる。
のっぺりとしてはいるが、整っている宏美の顔。その美しい顔はあらゆる体液でぐちゃぐちゃになっていた。
(おお……神様……)
若いときに働いていた性奴隷館でも、修道院でも、暴力的なセックスをしたり、真琴をダッチワイフかオナホールのように扱う奴ならいくらでもいた。だが、こんな変態的なことをされたのは初めてだった。
(……宏美くん……君はこんなキチガイだったの……? )
真琴があまりの衝撃に放心していると、宏美が真琴の上に乗ってきた。
「あ……っ!!」
真琴はどろどろに濡れた熱い粘膜が絡みついてくるのを感じた。
「何やってんの!! ゴムもつけないで入れるなんて……!! 」
「こっちだって発情期なんだよ。……もう我慢できないの。今までずっと発情期の君が乱れまくってるところを鍵穴から覗いて、自分も抜いてたから……。やっと交われて嬉しいよ……。大丈夫だよ、オメガ同士で掘りあっても孕みやしないよ。……はぁあ……いいっ……」
宏美は恍惚の表情でそう言ったが、その声はどこか憂いを帯びていた。そして真琴の上でガンガン腰を振る。
「…………っ!! 」
もう真琴の頭の中は衝撃やら恐怖やら不安やらでぐちゃぐちゃだった。だが、発情期ゆえに快楽には逆らえない。
「!?」
突然、宏美が腰を振りながら真琴の首に手を伸ばしてきた。
「なっ…!? 殺す気!? 」
「……僕にっ…任せて…っ…はぁっ…っ……絶対気持ちいいからっ………」
宏美が喘ぎながら、真琴の首を絞めてくる。
真琴は殺されるのではないかと恐怖を覚えたが、宏美の力加減と、絞める角度は絶妙だった。
ただ苦しいだけかと思っていたが、頭がぼうっとなってなんだか心地よくもあった。
「ははっ……真琴くんのっ……固くなったよっ…ぁあっ……いいっ……」
真琴は今の状況が信じられなかった。ついさっきまでただのシェアメイトだった男にこんなことをされてるなんて。
「……いくら発情期だからって、おかしいよ!!君!! 」
恐れおののきながらそう言う真琴に、宏美は笑いながら答えた。
「そうだよぉ?……んぁ……ずっと三大欲求のうち一つを否定され続けて生きてごらん? 狂うから!!
ひゃはっ……あぁっ…」
真琴には宏美の言葉の意味がわからなかった。
「ぼーっとしてないで僕の首も締めてよ……はあん! 」
宏美は真琴の手を自分の首へ導いた。
「…………」
言われるがままに彼のか細い首を絞めた。あまりに異常な交わり方にもう逆らう気さえ起きない。
「ひぃっ……」
宏美の目が白目がちになる。
「…………」
真琴はもうドン引きなんてものではなかった。
というより、一周回って冷静になってきてしまった。
(……宏美くん、君をこんなにしたのは誰なの?……)
真琴は発情期と媚薬の効果でのぼせ上がった頭で考えた。かつて性奴隷だった頃、頭がおかしくなってしまった仲間なら沢山見てきたが、こんな狂い方をするオメガは見たことがない。一体何があったらこうなる?
「ひぅっ……!! 真琴くん、もう、僕、イッちゃう……」
宏美の腰の動きが加速する。
真琴も、もう限界だった。
チョーカーを付けたオメガ男2人が首を絞めあいながら交わる様はさぞかし異様なことだろう。
喘ぎ狂う宏美に対して、真琴にはもう喘ぐスタミナもない。
「中に出してっ…!! 中に出してっ…!! 」
「……っ!!」
宏美のぬめった粘膜に締め付けられ、真琴の熱は弾けた。
「あぁ…っ!!」
それと同時に宏美も彼自身から淫水を放った。その量はまるで噴水か何かのようで先程の真琴の比ではなかった。真琴の腹や胸だけでなく、顔まで飛んでビシャビシャになってしまった。
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