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プロローグ
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「ほら、絶世の美女だろ? 」
「まあな」
「抱いてみるかい? 」
「いやいや、いくら美人でも男犯して孕ませたことあるちんこ女なんてごめんだよ。キモくてちんこ腐っちゃいそ。俺、番いるし。そもそもアルファ女って抱く気にならねーし」
薄暗い地下牢の中、看守2人がケラケラ笑いながら1人の女囚を嘲る。
「ほらほら、こええ顔でこっち、睨んでるじゃねーかよ。暴れ出すんじゃねぇの? 」
「いやいや、あの首輪ついてりゃ暴れたところで何も出来やしねえだろ」
看守たちはそう笑いながら去っていった。
(……ったく、新入りが来る度にわざわざ私を見世物にしやがって……そもそも「犯して孕ませた」ってなんだよ、私をお前らみたいな歩くちんこと一緒にすんな。それに貴様に犯されるくらいなら、ドブネズミとやった方がマシだよ)
看守たちに散々嘲られた絶世の美女は、独房でひとり膝を抱えていた。
彼女は9年前まで優秀なアルファとしてヒエラルキーの頂点にいた。18歳の若さで教授になり、国内最先端の大学で教鞭をとっていた。
だが、"Fallen(堕落者という意味:通称F)"として国に登録されたオメガ男性と恋に落ち、番成立させ、子供を作った上に彼を国外に逃がした罪でここにいる。
Fとは罪を犯したオメガをいい、Fを番にしたり子供を生ませた者はたとえ優秀なアルファでも重罪になる。
当初、彼女も銃殺される予定だったのだが、やはり優秀なアルファを殺すのは惜しかったらしい。
彼女のことをよく思わないアルファはそれなりにいた。ゆえに楽に殺してしまうよりは、こうして毎日精神的苦痛を与え続ける方が彼らの気が晴れるのかもしれない。それも彼女が殺されなかった理由なのだろう。
ちなみに彼女自身は自分のしたことをちっとも後悔してない。むしろ誇りにさえ思っていた。
理不尽な理由でFとして登録された番を本当に愛していたし、自分を犠牲にしてでも彼と子供には平和な生活を与えたかった。
オメガを性奴隷、出産マシーンとしか見なさず、人間として扱わないのが当たり前のこの国に、彼を置いておきたくなかった。
恵まれた者は恵まれない者を助けるのが筋だと言うのが彼女の考えだったし、それが彼女の愛だった。
そんなことで殺されるなら、殺されても構わなかった。
(いつまでここにいなきゃならないの? 死ぬまで? 馬鹿らしい)
こんな殺風景で無機質な地下牢にいても、変わらず彼女は美しかった。
肩につくくらいの長さの艶やかな黒髪。
アルファ特有の強い眼光をもつ黒々とした瞳。
刑務所ではほとんど手入れできてないだろうに、象牙のように滑らかな肌。
かつてより筋肉は落ちたが、それなりにメリハリのある体型。
容姿端麗であるのはアルファの要素の一つであるが、そんなアルファの中でも彼女の美貌は際立っていた。
この刑務所には受刑者から看守までアルファしかいない。
それにも拘わらず、彼女はこの刑務所で1番の美人であるため、看守たちは新入りが来る度に、彼女の牢の前に連れてきては見せびらかし、さっきのような下劣な言葉を浴びせるのだ。
(この首輪……これさえなければこの牢なんてぶち壊して、あいつらもボコボコにしてやるのに)
この刑務所の受刑者には全員、特別な首輪が嵌められていた。
受刑者の脳に働きかけ、アルファ特有の身体能力を使えなくする磁場のようなものを発生させる。アルファには怪力なうえに身軽な者が多いので、牢を壊したり、塀を飛び越えたりして脱走することを防ぐために付けられているのである。これをつけていると匂いもフェロモンも出ない。アルファ女性の場合、ペニスも生えてこない。
入所検査の際、「オメガじゃあるまいし何で首輪なんか付けなくちゃいけねーんだよ」と悪態ついていた者もいた。アルファとしての誇りを崩させるためのものでもあるのだろう。
まあ、アルファであることにそこまで価値を見出してない彼女にとってはどうでもよかったが。
「はあ……」
ここにいると外のことがよく分からない。一体番と我が子は今頃どうしているのか。彼女は毎日そのことばかり考えていた。
「おい、1039番、暁 千歳、釈放だ」
突然、所長が何人かの看守を連れてやってきてそう言った。
「えっ……」
思いがけないことに、唖然とする千歳。
「お前が起こした事件のせいで、それまでは都市伝説くらいにしか認知されてなかったFの制度が公になってな。外国から批判されるようになって、国がFの制度を廃止したんだ。まあ、国内からも少なからず批判はあったが……。とにかくF関連で刑務所行きになった奴も釈放することになったんだ。以前からお前に心酔してる奴は多かったし、署名も集まってたからな」
所長の声はどこか悔しそうだった。
「先生!! すっかり窶れてしまって……」
出所してすぐ、かつての教え子、結城カケルに迎えられた。彼は千歳に心酔している者の一人であり、かつて千歳の番を国外に逃がすことに協力した人物だ。
「結城くん、ごめんね。迷惑かけたね。私のために署名集めてくれたの? ありがとう……」
「いいんです、そんなの。僕、先生が捕まったって知ったとき、殺されるんじゃないかってハラハラしてました。……ああ、よかった……よかった……」
結城は感激して千歳を抱きしめ、ハラハラと涙を流していた。
「結城くん……」
千歳も結城の背中に手を置く。
「……あれっ……なんで首輪つけたままなんですか? 出所するときに取ってもらえるんじゃ……」
千歳の細い首には例の首輪が付けられたままだった。
「……私ね、生意気だから所長にも看守にも嫌われてたからね。外してもらえなかったの。『優秀なアルファなんだからそんなん自分で外せるだろ』なんて言われて」
「……そんな、酷い……」
「いいのよ、別に。普通に暮らす分には困らないもの。私がアルファであることに価値を見い出せるのは真琴さんと番えたことだけ。あとはどうでもいいの」
千歳はそう言って少し陰りのある微笑みを見せた。
「……先生……」
結城は複雑そうに千歳を見た。
公衆の面前でアルファ2人が抱き合う様は目立つなんてものではない。通行人たちが足を止めては結城と千歳を凝視する。
「……すみません、場所を移しましょうか」
2人は近くのカフェに入って話すことにした。
「真琴さん……のことなんですが、あれから全く連絡取れてなくて……。向こうも『あなたもこの国で生きていくなら僕なんかと関わらない方がいい』って言うものですから……。先生のお母様が、あの後真琴さんを追いかけてったんですよ。てっきり先生が真琴さんと一緒にいるものと思って。それからどうなったのかはさっぱり……ほぼ正気を失ってましたしね」
「そう……大丈夫、何としてでも探し出してみせるから」
千歳は不安で仕方なかったが、ここまで自分を助けてくれた教え子の前でこれ以上頼りない顔をするわけにもいかなかった。話題を切り替える。
「結城くんはあれからどうなの? 留学できた? 」
千歳は、結城の近況を聞こうと彼に話題をふった。
「えぇ。僕も今教育業に携わってます。多分真琴さんが今暮らしてる国でですね、それぞれのバース性の子どもたちにどういう教育をしてるか学んだんです。やっぱり先生の言った通りでした。学ぶ環境さえ整えていればベータでもオメガでも飛び級する子はしてしまいますよ」
「……そう」
「それからですね、恋人もできたんです」
「あら」
「……ただ、この国ではまだ結婚できないんですけどね」
「えっ」
結城は意味ありげな視線を千歳に投げかけた。
「……この人なんですけど」
結城がスマホの画面を千歳に差し出す。
そこには温和な眼差しの男性が写っていた。
「……彼はベータですから……僕と子供作ることはできないんです。とうとう親にも勘当されちゃいました。『アルファとしての役割をちっとも果たさないお前なんてもう結城家の人間とは認めない』って」
結城は悲しげに微笑んだ。彼はアルファとしてはあまり能力が高い方でなく、分野によっては優秀なベータに負けることもあり、その度に親から叱責されていた。
「……結城くん……」
「でも僕は僕の愛を貫きたいと思ってます。先生みたいに」
結城は全て見てきた。社会的地位を投げ出し、母を捨て、自分の命をも危険に晒しながらも、真琴と子どもを守ろうとした9年前の千歳を。
「僕、先生のようになりたいんです」
結城の眼差しは真剣だった。
「……私のようになんて……既にあなたは強いわよ。今まで親御さんの顔色を伺う人生だったんでしょう? 人生のパートナーくらい自分で決めて当然じゃない。私はあなたの味方よ。あなたの愛を貫きなさい」
「ありがとうございます!! 先生!!」
結城は深々と千歳に頭を下げた。
「まあな」
「抱いてみるかい? 」
「いやいや、いくら美人でも男犯して孕ませたことあるちんこ女なんてごめんだよ。キモくてちんこ腐っちゃいそ。俺、番いるし。そもそもアルファ女って抱く気にならねーし」
薄暗い地下牢の中、看守2人がケラケラ笑いながら1人の女囚を嘲る。
「ほらほら、こええ顔でこっち、睨んでるじゃねーかよ。暴れ出すんじゃねぇの? 」
「いやいや、あの首輪ついてりゃ暴れたところで何も出来やしねえだろ」
看守たちはそう笑いながら去っていった。
(……ったく、新入りが来る度にわざわざ私を見世物にしやがって……そもそも「犯して孕ませた」ってなんだよ、私をお前らみたいな歩くちんこと一緒にすんな。それに貴様に犯されるくらいなら、ドブネズミとやった方がマシだよ)
看守たちに散々嘲られた絶世の美女は、独房でひとり膝を抱えていた。
彼女は9年前まで優秀なアルファとしてヒエラルキーの頂点にいた。18歳の若さで教授になり、国内最先端の大学で教鞭をとっていた。
だが、"Fallen(堕落者という意味:通称F)"として国に登録されたオメガ男性と恋に落ち、番成立させ、子供を作った上に彼を国外に逃がした罪でここにいる。
Fとは罪を犯したオメガをいい、Fを番にしたり子供を生ませた者はたとえ優秀なアルファでも重罪になる。
当初、彼女も銃殺される予定だったのだが、やはり優秀なアルファを殺すのは惜しかったらしい。
彼女のことをよく思わないアルファはそれなりにいた。ゆえに楽に殺してしまうよりは、こうして毎日精神的苦痛を与え続ける方が彼らの気が晴れるのかもしれない。それも彼女が殺されなかった理由なのだろう。
ちなみに彼女自身は自分のしたことをちっとも後悔してない。むしろ誇りにさえ思っていた。
理不尽な理由でFとして登録された番を本当に愛していたし、自分を犠牲にしてでも彼と子供には平和な生活を与えたかった。
オメガを性奴隷、出産マシーンとしか見なさず、人間として扱わないのが当たり前のこの国に、彼を置いておきたくなかった。
恵まれた者は恵まれない者を助けるのが筋だと言うのが彼女の考えだったし、それが彼女の愛だった。
そんなことで殺されるなら、殺されても構わなかった。
(いつまでここにいなきゃならないの? 死ぬまで? 馬鹿らしい)
こんな殺風景で無機質な地下牢にいても、変わらず彼女は美しかった。
肩につくくらいの長さの艶やかな黒髪。
アルファ特有の強い眼光をもつ黒々とした瞳。
刑務所ではほとんど手入れできてないだろうに、象牙のように滑らかな肌。
かつてより筋肉は落ちたが、それなりにメリハリのある体型。
容姿端麗であるのはアルファの要素の一つであるが、そんなアルファの中でも彼女の美貌は際立っていた。
この刑務所には受刑者から看守までアルファしかいない。
それにも拘わらず、彼女はこの刑務所で1番の美人であるため、看守たちは新入りが来る度に、彼女の牢の前に連れてきては見せびらかし、さっきのような下劣な言葉を浴びせるのだ。
(この首輪……これさえなければこの牢なんてぶち壊して、あいつらもボコボコにしてやるのに)
この刑務所の受刑者には全員、特別な首輪が嵌められていた。
受刑者の脳に働きかけ、アルファ特有の身体能力を使えなくする磁場のようなものを発生させる。アルファには怪力なうえに身軽な者が多いので、牢を壊したり、塀を飛び越えたりして脱走することを防ぐために付けられているのである。これをつけていると匂いもフェロモンも出ない。アルファ女性の場合、ペニスも生えてこない。
入所検査の際、「オメガじゃあるまいし何で首輪なんか付けなくちゃいけねーんだよ」と悪態ついていた者もいた。アルファとしての誇りを崩させるためのものでもあるのだろう。
まあ、アルファであることにそこまで価値を見出してない彼女にとってはどうでもよかったが。
「はあ……」
ここにいると外のことがよく分からない。一体番と我が子は今頃どうしているのか。彼女は毎日そのことばかり考えていた。
「おい、1039番、暁 千歳、釈放だ」
突然、所長が何人かの看守を連れてやってきてそう言った。
「えっ……」
思いがけないことに、唖然とする千歳。
「お前が起こした事件のせいで、それまでは都市伝説くらいにしか認知されてなかったFの制度が公になってな。外国から批判されるようになって、国がFの制度を廃止したんだ。まあ、国内からも少なからず批判はあったが……。とにかくF関連で刑務所行きになった奴も釈放することになったんだ。以前からお前に心酔してる奴は多かったし、署名も集まってたからな」
所長の声はどこか悔しそうだった。
「先生!! すっかり窶れてしまって……」
出所してすぐ、かつての教え子、結城カケルに迎えられた。彼は千歳に心酔している者の一人であり、かつて千歳の番を国外に逃がすことに協力した人物だ。
「結城くん、ごめんね。迷惑かけたね。私のために署名集めてくれたの? ありがとう……」
「いいんです、そんなの。僕、先生が捕まったって知ったとき、殺されるんじゃないかってハラハラしてました。……ああ、よかった……よかった……」
結城は感激して千歳を抱きしめ、ハラハラと涙を流していた。
「結城くん……」
千歳も結城の背中に手を置く。
「……あれっ……なんで首輪つけたままなんですか? 出所するときに取ってもらえるんじゃ……」
千歳の細い首には例の首輪が付けられたままだった。
「……私ね、生意気だから所長にも看守にも嫌われてたからね。外してもらえなかったの。『優秀なアルファなんだからそんなん自分で外せるだろ』なんて言われて」
「……そんな、酷い……」
「いいのよ、別に。普通に暮らす分には困らないもの。私がアルファであることに価値を見い出せるのは真琴さんと番えたことだけ。あとはどうでもいいの」
千歳はそう言って少し陰りのある微笑みを見せた。
「……先生……」
結城は複雑そうに千歳を見た。
公衆の面前でアルファ2人が抱き合う様は目立つなんてものではない。通行人たちが足を止めては結城と千歳を凝視する。
「……すみません、場所を移しましょうか」
2人は近くのカフェに入って話すことにした。
「真琴さん……のことなんですが、あれから全く連絡取れてなくて……。向こうも『あなたもこの国で生きていくなら僕なんかと関わらない方がいい』って言うものですから……。先生のお母様が、あの後真琴さんを追いかけてったんですよ。てっきり先生が真琴さんと一緒にいるものと思って。それからどうなったのかはさっぱり……ほぼ正気を失ってましたしね」
「そう……大丈夫、何としてでも探し出してみせるから」
千歳は不安で仕方なかったが、ここまで自分を助けてくれた教え子の前でこれ以上頼りない顔をするわけにもいかなかった。話題を切り替える。
「結城くんはあれからどうなの? 留学できた? 」
千歳は、結城の近況を聞こうと彼に話題をふった。
「えぇ。僕も今教育業に携わってます。多分真琴さんが今暮らしてる国でですね、それぞれのバース性の子どもたちにどういう教育をしてるか学んだんです。やっぱり先生の言った通りでした。学ぶ環境さえ整えていればベータでもオメガでも飛び級する子はしてしまいますよ」
「……そう」
「それからですね、恋人もできたんです」
「あら」
「……ただ、この国ではまだ結婚できないんですけどね」
「えっ」
結城は意味ありげな視線を千歳に投げかけた。
「……この人なんですけど」
結城がスマホの画面を千歳に差し出す。
そこには温和な眼差しの男性が写っていた。
「……彼はベータですから……僕と子供作ることはできないんです。とうとう親にも勘当されちゃいました。『アルファとしての役割をちっとも果たさないお前なんてもう結城家の人間とは認めない』って」
結城は悲しげに微笑んだ。彼はアルファとしてはあまり能力が高い方でなく、分野によっては優秀なベータに負けることもあり、その度に親から叱責されていた。
「……結城くん……」
「でも僕は僕の愛を貫きたいと思ってます。先生みたいに」
結城は全て見てきた。社会的地位を投げ出し、母を捨て、自分の命をも危険に晒しながらも、真琴と子どもを守ろうとした9年前の千歳を。
「僕、先生のようになりたいんです」
結城の眼差しは真剣だった。
「……私のようになんて……既にあなたは強いわよ。今まで親御さんの顔色を伺う人生だったんでしょう? 人生のパートナーくらい自分で決めて当然じゃない。私はあなたの味方よ。あなたの愛を貫きなさい」
「ありがとうございます!! 先生!!」
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