Let me in

泉 沙羅

文字の大きさ
上 下
14 / 15
第三章 正しきものを招き入れたもう

14

しおりを挟む

「どうして……どうしてなの。私を愛してくれる人はケヴィンだけだったのに……」
 警察から重要参考人として長時間の事情聴取を受けた母は、テーブルに突っ伏して泣いてばかりだった。
(『私を愛してくれる人はケヴィンだけだったのに』なのね。ただ愛されたいだけなのかな。愛されてたと思ってたから愛してたつもりだったのかな。ケヴィン自身が好きだったわけではないのね)
 母の言葉態度に思うところがないわけではないが、心の支えを失って絶望する姿はさすがに気の毒に思えた。
 だが言えるわけがなかった。「ヴァンパイアがケヴィンを殺した」だなんて。恋人のネルを庇いたいからというのもあるが、そんなこと言ったところで「ヴァンパイアなんているわけない、こんなときに馬鹿なこと抜かすな」とキレられるか、狂人扱いされるだけだ。
「……前から思ってたけど、絶対犯人は隣の奴よ。あいつの他にいるわけないわ。刑事さんだって言ってたのよ。昨日血まみれでフラフラ出歩くアッシュブロンドの悪魔を見た警官がいるって」
 母が低い声で唸るように言う。サマンサはその言葉を聞いて血の気が引いた。
(何やってんの、ネル……ッ!!)
「……悪魔だろうが死神だろうがヴァンパイアだろうが、許さない!! 私がこの手で殺してやらないと気が済まない!!」
 母はそう叫ぶとホームセンターかどこかで購入してきたらしい木の杭と、工具箱を持ち出して玄関へ向かった。
「ちょっ……!! どこ行くの母さん!!」
「決まってるでしょ!! あいつのところよ!!」
 サマンサは母の腕にしがみついて止めようとした。
「ダメよ! 母さん殺されちゃうよ!?」
「構わないわよ!! 刺し違える覚悟くらいできてるわ!!」
 絶対そんなことあってはならない。そんなことになったらおしまいだ。しかし、母は一度暴走すると絶対止められない性格だ。だが止めないわけにはいかない。
「やめて!! 本当にやめて!!」
 サマンサはますます強く母の腕にしがみつくが、母は「うるさい!! そもそもあんたがあんなのと仲良くするから、あの化け物も調子に乗るのよ!!」と言って娘を振り払うと、ズカズカと隣のネルの部屋へ向かった。
 母はドライバーでネルの部屋の鍵を壊し始めた。まるで八つ当たりするように鍵穴にドライバーをガシガシと突き刺している。
 サマンサは母の背後でオロオロすることしかできない。ネルはスマホを持ってないので逃げろと連絡することもできない。
 とうとうネルの部屋の扉の鍵が壊れた。母は乱暴に扉をバッと開けると、中にズカズカ入り込んだ。
「何も見えないじゃない!!」
 窓にダンボールを貼っているので当然だ。母は電灯のスイッチを乱暴にダンっと叩いた。殺風景な部屋が人工の光で照らされる。ネルはリビングにはいないようだ。
 母とサマンサは奥に進んだ。母がバスルームのドアに手をかける。
「チッ! また鍵がかかってる!!」
 母はまたドライバーを取り出すと鍵をぶち壊した。
 サマンサはやばいと思いつつもどうしたらいいかはわからない。
 二人がバスルームの中に入ると、大きなバスタブは真っ赤な血で溢れていた。
「……なによ、気持ち悪いわね」
 かなり強気だった母もさすがに少し怖くなったのか、声が震えていた。
 母が思い切ってバスタブの栓を抜く。ゴボゴボという音と共に血が排水溝に吸い込まれる。サマンサと母は緊張した面持ちでその様子を見ていた。
「……!!」
 血の海の中で眠っていた者がいた。ネルだった。バスタブの中の血が全て排水溝の中へ消えたとき、彼が目を覚ました。血まみれの体をゆっくりと起こす。あれほどいきり立っていたというのに、その姿に戦慄してしまったのだろうか。母は木の杭を持ったまま固まってしまっていた。
「どうしたの? そんなもの持って。僕を殺しにきたの? いいよ! 殺して!」
 血まみれで牙を見せつつ笑いながらそんなことを言う様はまるでスリラー映画に出てくるモンスターだ。
 母は震えながらも木の杭を振り上げる。
「やめて……本当に二人とも……」
 サマンサはか細い声でそう言うのがやっとだった。足に根が生えたように動けない。
「あんた……よくもケヴィンを……」
 母が恨みたっぷりの声でそう言うと、ネルは笑顔を崩さずにこう言った。
「ケヴィン? ああ! 君の恋人? あいつすごく不味かった! 血を吸った瞬間吐きそうになったよ」
(バカッ!! なんでそんな煽るようなことを言うの!!)
 サマンサは心の中でそう叫んだ。
 案の定、母の顔が怒りで真っ赤になる。
「死んで!! あんたなんか死んで!!」
 母が木の杭を勢いよく振り下ろした。サマンサは見ていられず目を瞑った。
(もうおしまい……!!)
 だが、悲鳴をあげたのは母の方だった。
 恐る恐る目を開けると、母が喉から血を流して倒れていた。
 ネルの胸元には木の杭が刺さっているが、彼は少しも痛そうではなかった。
「外れたね」
 そう言うとバスタブから立ち上がり、自分に刺さっている杭に手をかけるとグイッと抜いた。傷口から血が吹き出す。
「ひぃっ……!!」
 その様子がホラー映画さながらで、放心状態のサマンサも思わず声をあげてしまう。
「……また死ねなかったなあ……」
 ネルは倒れている母の元にしゃがむと、その頭を両手で持ってバキッと頸の骨を折った。彼がシャワーで体に着いた血を流すと、胸元の傷は綺麗に消えていた。
 呆然と立ち尽くしたままのサマンサの方へ歩み寄り、その頬に触れる。
「君もこんな風に生きたい? 僕は選べなかったけど、君は選べるよ」
 サマンサは何も答えられずに恐れおののくしかない。
「……死んでもやだよね。やっぱり一緒に生きるなんて無理だろ? 僕は自分の家族も君の家族も殺したし、もしかしたら君のことも殺すかもしれないし」
 ネルの手がサマンサの頬に伸びる。
「君は自分で思ってるよりも魅力的だよ。僕の愛しいサマンサ」
 ネルはそう言うと唇を重ねてきた。こないだより情熱的なキスだった。若干血の味がするキスだった。
「じゃあ、僕もうここにはいられないから。今までありがとう。愛してたよ。adieu.」



 その後、サマンサは警察の事情聴取を受けたが、「何も覚えていない、頭が真っ白で何も思い出せない」と言うしかなかった。
「ヴァンパイアが母を殺しました」なんて言っても気が狂ったとしか思われない。
 万が一、誰かが信じてしまったとしたら、教会のエクソシストたちが銀の弾丸の入った銃と十字架を持って、ネルを探し回るかもしれない。そんな事態にはなって欲しくなかった。
 サマンサはネルを憎もうと思った。いくら仲がいいとは言えなかったとはいえ自分の肉親を殺したネルを。……だが、憎みきれなかった。
(……許せないけど……ネル、あなたを憎めない。どうして私も殺してくれなかったの)
 こんな状況に放り出されるくらいならいっそ母と一緒に殺されたかった。以前ネルは「僕を受け入れないなら殺してくれ」と言っていたが、それだったら一緒に死んでやるのに。

 母を亡くしたサマンサは父親の元で暮らすことになったが、想定していた通りの生活になった。相変わらず父はサマンサに無関心だった。義母ときょうだいは穏やかな性格なので、あからさまにサマンサを追い出したそうな態度はとらなかった。しかし、自分だけ仲間はずれのような空気を日々感じていた。義母ときょうだいは韓国語でやりとりをしているので、「もしかして自分にわからないように自分の悪口を言っているのでは」という被害妄想が止まらなかった。ネルがいなくなって、普通の高校生のようにいきいきしていたサマンサはいなくなってしまった。元の陰気な少女に戻ってしまったのだ。
 ただ、母を失ったことはサマンサにとって悲しみであり解放でもあった。母がいなければわからなかったこと、気づくことができなかったこともある。しかし、母がいなくなったことで「もう機嫌を取らなくてもいいんだ」「もう顔色を伺わなくてもいいんだ」と一種の安堵のようなものも感じていた。
(最低だ、私)
 人は肉親を殺されたら心から犯人を憎み、悲しみに暮れるものだが、そうできない自分はとんでもなく薄情で酷い人間に思えた。だが、そこまで生まれてきたこと、生きることに喜びや執着を見出してないサマンサは肉親の死に対しても感受性が鈍かった。親が死ぬまで介護をし続けた人間は親の葬式で涙も見せずボーッとしていたりするが、それに近いのかもしれない。
 学校でアニから「サミー可哀想」と泣きながら話かけられたが、「何であなたが泣いてるの?」という気分にしかならなかった。
 ネルがいなくなったことで、サマンサはまた一人ぼっちになってしまった。



『去って生きるか、留まって死ぬか』


 サマンサは学校帰り、いつもの噴水の前でいつかのネルが書いた交換日記のページを見つめていた。ネルは生きるために放浪してきたのだろう。何十年も。何百年も。自分を匿ってくれる相手を探しながら。食物連鎖では人間の上に位置していながら、守ってくれる人間がいないと生きていけないネル。皮肉だ。
 耳に挿されたままのSpotifyからはColdplay&BTSの"My Universe"が流れていた。「愛に人種や民族、国境、宗教、性別なんて関係ない」と最近は言われている。母は生前「違う社会、違う価値観の中で生きてきた相手と一緒になるのは大変なんてもんじゃない。周りの目だってある。そんな美しいこと言えるのは子供とアーティストだけ」と言っていた。人間同士でさえ母のように考える人は少なくない。相手が人ならざる者だったら……? それも人を食らって生きるモンスターだったら? 言わずもがな。だからネルもサマンサを置いて去っていったのだろうか。
 ネルに貰った「トリスタンとイズー」を手に取る。
 トリスタンは最期、自分の想いがイズーに通じていなかったと勘違いしてショック死してしまう。イズーはトリスタンが死んでしまった悲しみから死んでしまう。派生作品の「ロミオとジュリエット」ではジュリエットは短剣を胸に刺し、ロミオは毒を飲んで亡くなるが、原典の二人は悲しみだけで死んでしまうのだ。
(イズーみたいに相手がいなくなった悲しみだけで死ねたらいいのに)


「パードレ・ルー、この世に悪って存在するんでしょうか?」
 サマンサは膝にノアールを抱いたルーにそう尋ねた。ルーはノアールからサマンサに視線を移す。その老成した眼差しはネルによく似ていた。サマンサはどうやらこういう性質の者に好意的な感情を抱きやすいらしい。何も求めず、ただただ受け止めてくれるような者に。ルーは神父でネルはヴァンパイア。正反対の存在なのに、似ていると感じるなんてまた皮肉なことだ。
「……実に難しい質問だね」
「好きな人が、社会的に絶対許されないことをしてたんです。でも彼はそれをしないと生きていけないんです。だけど絶対許されないってのは変わらなくて。彼のやってることは悪なんです。なのにそれでも私は彼が好きなんです」
 冷静に考えれば、ネルも「ただ生きているだけ」だ。それでも彼は「悪」なのだ。
「そうか」
 ネルと同じく、ルーも「社会的に許されないことって例えば何だい?」などと野暮な質問を投げてくるような人物ではない。
「人間はね、どんなに悪くてもどんなに穢れていても神から愛されているんだよ。この教会の教えはそういうものだ」
「ええ。私もキリスト教のそういうところが好きです。誰もつまはじきにしないところが。……でもこないだ、魔物は教会に入って来れないって言ってましたよね? 神様は、魔物は愛してくれないんですか?」
「サマンサ……」
 ルーは「そう来たか」と言うような顔をして大きく息を吐く。
「なんででしょうかね? 魔物は神様の愛が及ばない存在なんでしょうか? 彼らは存在自体が『悪』だからですか? そんな彼らに対して気の毒だ、救ってあげたいと思ったら背教でしょうか?」
 ――ネルを受け入れることは悪なのか?
「サマンサ。神父の私がこんなことを言っていいのかはわからないが。社会的にも宗教的にも悪を働くということはその代償を払うことが絶対なんだ。しかし愛を与えることもまた代償を払うもので、傷を負うものだ。愛すれば愛するほどに傷つくんだ。その覚悟があるかどうか、ということだ」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

感染した世界で~Second of Life's~

霧雨羽加賀
ホラー
世界は半ば終わりをつげ、希望という言葉がこの世からなくなりつつある世界で、いまだ希望を持ち続け戦っている人間たちがいた。 物資は底をつき、感染者のはびこる世の中、しかし抵抗はやめない。 それの彼、彼女らによる、感染した世界で~終わりの始まり~から一年がたった物語......

鈴ノ宮恋愛奇譚

麻竹
ホラー
霊感少年と平凡な少女との涙と感動のホラーラブコメディー・・・・かも。 第一章【きっかけ】 容姿端麗、冷静沈着、学校内では人気NO.1の鈴宮 兇。彼がひょんな場所で出会ったのはクラスメートの那々瀬 北斗だった。しかし北斗は・・・・。 -------------------------------------------------------------------------------- 恋愛要素多め、ホラー要素ありますが、作者がチキンなため大して怖くないです(汗) 他サイト様にも投稿されています。 毎週金曜、丑三つ時に更新予定。

強面おじさんと無表情女子大生の非日常~出会い編~

黒木メイ
ホラー
白金 猛(しらかね たける)は裏社会では『腕が立つ何でも屋』として有名だ。 昔に比べたら平和な仕事のはずなのだが……とある依頼を受けたことで命の危険に晒される。 何とか命は助かったものの。以降、白金の身に襲いかかる奇々怪々。 対処の仕様がない事象に頭を抱える白金。 そんな彼に手を差し伸べたのは、一般人?(大学生)の黒井 百合(くろい ゆり)。 本来交わるはずのない世界で生きている二人が交わったことで起きる非日常。 ※現代を舞台にしていますが、あくまで架空の設定です。 ※小説家になろう様にも掲載。

DEATHGAME~裏切りと信念の姫~

ひいらぎななみ
ホラー
舞台は変哲なことなどない都内。それぞれが代わり映えのない日々を過ごしていると、突然謎の集団に襲われ、とある施設に誘拐された。 「最初の試練」を乗り越えた、何の関連性もない人達が広い場所に集められ、こう宣言される。 「本当の「デスゲーム」を始めましょう!」 ユウヤは、みんなを守ることを誓う。しかし、一緒に行動しているうちにスズエの様子がおかしいことに気付いた。どこか、ソワソワしているようで落ち着きがないように見える。 そのことに違和感を覚えつつ協力して進んでいくが、不安は拭いきれず少しずつ信用と同時に疑念も生まれてくる。 スズエは、このデスゲームがどうして行われるのか知っていた。彼女はデスゲームが始まった時には既に、とある覚悟を決めていた。 彼らは主催者側であるルイスマに「裏切り者がいる」と言われ、疑心暗鬼になりながら進んでいく。探索に始まり、怪物達との生死をかけたミニゲーム、幼馴染との再会、人形となった死んだ人達との合流と探索……裏切り者の話など忘れかけていたところで、事態は動き出した。 裏切り者の正体は誰なのか?何を持って「裏切り者」と呼ばれていたのか?それを知った時、ユウヤ達がとった選択は? 本編とはまた違った、裏切り者を探すデスゲームの物語が幕を開く。

最終死発電車

真霜ナオ
ホラー
バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。 直後、車体に大きな衝撃が走り、車内の様子は一変していた。 外に出ようとした乗客の一人は身体が溶け出し、おぞましい化け物まで現れる。 生き残るためには、先頭車両を目指すしかないと知る。 「第6回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!

怪異相談所の店主は今日も語る

くろぬか
ホラー
怪異相談所 ”語り部 結”。 人に言えない“怪異”のお悩み解決します、まずはご相談を。相談コース3000円~。除霊、その他オプションは状況によりお値段が変動いたします。 なんて、やけにポップな看板を掲げたおかしなお店。 普通の人なら入らない、入らない筈なのだが。 何故か今日もお客様は訪れる。 まるで導かれるかの様にして。 ※※※ この物語はフィクションです。 実際に語られている”怖い話”なども登場致します。 その中には所謂”聞いたら出る”系のお話もございますが、そういうお話はかなり省略し内容までは描かない様にしております。 とはいえさわり程度は書いてありますので、自己責任でお読みいただければと思います。

吸血鬼を拾ったら、飼われました ~私の血はどうやら美味しいみたいです~

楪巴 (ゆずりは)
キャラ文芸
自ら灰になろうとしていた吸血鬼・トワを知らず助けてしまった柚姫(ゆずき)。 助けた責任をとって、血を提供しろってどういうこと~!? さらに謎の美青年・チトセ(9話登場♡)まで現れて柚姫を取り合う事態に……モテ期到来!? 「お前なんかに、柚姫はわたさん!」 「私は、欲しいものは必ず手に入れます」 トワもチトセさんも、ケンカはやめて~っ!! コミカルあり、シリアスありの吸血鬼×女子高生の物語、ここに開幕――  ※ 第5回キャラ文芸大賞にて、奨励賞をいただきました!! たくさんの応援、ありがとうございます✨  ※ イラストは、親友の朝美智晴さまに描いていただきました♪

ヤムヤムガール! 〜ブルーム・アカデミーの悪夢記録〜

中靍 水雲
ホラー
オレンジの月が笑うとき、赤い悪夢が目を覚ます——夢見士たちはバクに乗り、悪夢を喰らいに夜空を駆ける! 夢見士———それは、パートナーのバクとともに人々の夢を守る職業のこと。 月が笑う夜に、悪夢はその顔をあらわす。 それぞれ性格の違う、色とりどりのバク。 そのなかから、夢見士は1匹をパートナーに選ぶ。 夢見士たちとパートナーのバクとともに悪夢を駆け抜け、人々を守っていた。 六門ククルは見習い夢見士。 夢見士の専門学校であるブルーム・アカデミーに通いはじめた、〝気にしい〟の女の子。 すぐに「ヤム……ヤム……」というので、パートナーのバク・バベルにいつもツッコミをいれられている。 夢はりっぱな夢見士になること! 「ヤミー!」な悪夢を食べることが大好きなバベルとともに、勉強にテストに頑張るぞ!と、思っていた、そのやさき…… 気にしいのククルに、クラスの強気な女子たちが目をつけてきて……? 悪夢×ホラーファンタジー×短編連作! こわーい悪夢も、ククルとバベルがパクッと食べちゃう! その悪夢、夢見士たちにおまかせあれ! 表紙イラスト:ノーコピーライトガール さま

処理中です...