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告白

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私の身なりを俊樹が整えてくれ、抱えられた状態で俊樹の部屋に移動していた。
由希は残って樹杞の説教と慰めに回ると言っていた。




「今まで言えなかったけど…楓の事が好きだ。この間の事は…俺が樹杞に苛立って…楓に無理矢理してしまった……本当に反省した……。俺は今日の樹杞と同じ事をしていたんだな……。許して欲しい…」

前回の俊樹の行動について謝罪されたが、初めてが無理矢理であったけど、俊樹が私を好きであの行動に繋がってしまった事。
なによりも、俊樹が私を好きだという事に驚き過ぎていた。
「俊樹先輩が私の事…想ってくれてたなんて…。それに、私は初めてが俊樹先輩だった事が嬉しかったです」
樹杞にされた時は、怖いと感じた事などを話していく。


「もう一度言わせて欲しい……。楓が好きだよ…」
同時に抱き締められ耳元で囁かれる。
「俊樹先輩…私も好きです…」
私も、今まで言えなかった言葉を口にする。


「楓……。俺達の初めてを改めて…やり直したいんだ」
俊樹はそう言うと、私の返事を待つ。
私はゆっくり頷いた。
「俊樹先輩…私………嬉しいです」
「楓の初めてを貰いたい…恋人としての。だから…先輩呼びはやめて欲しいな。俊樹って…呼んでみて……」

先輩呼びが定着しているので、恥ずかしい気もする。
「俊樹さん…?」
なんとかさん付けで………呼んだ後は恥ずかしくなってしまった。

「楓…ありがとう」
俊樹のキスが額に落とされる。



直ぐ、額から唇に…俊樹の唇が重なり、深いものへと変化する。

俊樹の想いを知った事で、今までの行為と感じ方も違った。


ゆっくりと……想いを確かめ合う様に、身体を重ねていく……。


何度も俊樹が耳元で囁く。



「愛してる……」



私は幸せに包まれ、身体を委ねるのだった……。






Fin………










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