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彼からの誘い

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夕方迄の数時間ではあったが、無事仕事を捌いて今に至る。


夜勤のバイト二人が無事出勤して来たので、交代し二人で休憩室で一息ついていた。
「楓が入ってくれて助かったよ。いつも通りの客入りだったし、一人ではヤバかったと思う」
「本当、二人でもバタバタでしたね」
私は持っていた紅茶のペットボトルに口を付ける。
「ホント助かった。お礼って事で…今日御飯でもどうかな?ご馳走するから」
俊輝からの嬉しい申し出であったので、断る理由もない。
「良いんですか?私は嬉しいですけど」
「じゃあ決まりで」

俊樹はそう言い、着替えて来ると休憩室を出て行った。
私も、着替えのために更衣室で素早く身支度をする。


更衣室を出た所で、既に俊樹が待っていたので遅くなった事を謝り、一緒にバイト先を出る。



「そこの居酒屋でいい?」
歩いて数分の所に、バイト先でよく利用している居酒屋がある。
俊樹も含めたメンバーで、バイト終わりに寄る事が度々あった。
「良いですよ。と言うか、そこにして欲しいと言おうと思ってました」

私の返事に俊樹が微笑む。
「だよな。俺は唐揚げ目当てなんだけど、楓は何かあるのか?」
「唐揚げ美味しいですよね。私も絶対に食べますよ。後、焼き鳥も好きですね」
即答した私の後に、俊樹も頷く。
「だよな。あそこは揚げ物に串系も美味いよな」
「ですよね。焼き鳥以外にも色々美味しいのありますもんね」


意気投合しながら居酒屋迄来て、席に着くと直ぐにお目当ての物を注文し会話を楽しんだ。




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