素直に好きと言えないのは、本気で好きだから。

多上陸夜

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新山からの希望で仕事の後、食事に行くことになっていた。
新山に何名位になったのか確認するのを忘れてしまった。
そこまで大人数になる事は今まで無い為、多くて4、5人位かと考える。


「髙城先生。おまたせしました」
新山が、やって来る。
場所が分からない為、新山に道案内を頼んでいた。
「ナビ、よろしく」
新山は「はーい」と返事をすると、助手席へと乗り込んでいた。
俺も運転席に乗り込みシートベルトをする。
取り敢えず、その辺りだと言うので知った道まで車を走らせる。
「所で今日は何人くらいの予定なの?」
俺が気になっていた事を確認する。
「えっ?先生と私の二人ですよ?」
何で分からなかったのかという様子で、新山が首を傾げている。
「俺を誘う時はいつも、数人で行くからそう思ってたよ。新山さんが個人的に誘ってくれたんだ」
そう話してはいるが、二人では後々面倒なことになりそうだとは思ったが、此処まできて止めようとは言えない状況だった。
「私、他の看護師と…とは言わなかったですよ?」
新山は、最初から二人で行くつもりで誘っていたのに、全く気づかなかったし確認しなかった俺の落ち度でもあった。

今後は、新山からの誘いには注意しなければと考えていた。





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