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深夜のデート
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時間はもう直ぐ1時になろうとしている。
眠気は無いが、心配になった頃に彼女は現れた。
何でも、山本看護師が車を出し帰宅していくのを待っていたとの事。
夜勤看護師の駐車場は深夜の帰宅になる為比較的近くの駐車場が用意されている。その為、彼女の車を移動させた方が良さそうだ。
「車で、俺の後付いて来れる?」
彼女は「付いていきますね」と返事をすると、そこまで運転してきていた車に乗り込んだ。
俺がゆっくり発進すると、合わせて付いてきてくれる。
そのまま、俺は自宅マンションの駐車場に停車させ、彼女は来客用へ誘導し停めてもらった。
「俺の、マンションでいいかな。連れて来といてあれなんだけど…」
「この時間なので、予想はできました……」
荷物を手に、彼女が車から降りる。
俺は彼女の荷物を受け取ると、その空いた手に自分のを絡める。
手を繋いだ状態で、自宅の玄関を開け彼女をリビングへと招き入れる。
「鈴音、眠くない?大丈夫?」
心配そうに尋ねると、首を横に振る。
口数が少なくなるところとか、慣れていない感じで可愛いなと思ってしまう。
俺より2歳下の27歳だというのに、反応が可愛い。
俺はソファに腰掛けると、直ぐ隣に彼女を招く。ソファをポンポンされ呼ばれている事で、彼女は隣に。
「お疲れ様」
俺は、そう言うと彼女を胸に収め、ハグをする。
「奨瑚さんも、遅くまで残っていたし……待って貰っちゃって…お疲れ様でした…」
彼女が腕の中で話しているだけで、嬉しく思う。
「鈴音…ありがとう…」
俺は、彼女の唇に自分の唇を重ねる。
「奨…瑚さ…ん…」
俺の腕に包んでいる彼女が、他の誰かに奪われる事は考えられない。
「鈴音…。俺のモノになってくれないか…」
逃さない様に、俺の気持ちを押し付けてしまう。
「はい……私は奨瑚さんのモノ…です」
彼女は俺の背中に腕を回すと、先程まで重なっていた唇へ軽いキスをしてくる。
唇を離した彼女を追うように、深い口付けをする。
俺は、彼女を抱きかかえると寝室まで向かった。
そして、その反応を確かめるように彼女を求めていた。
**********************
彼女と身体を重ねた事で、俺は満たされる。
彼女は、疲れて眠ってしまったようだ。
仕事終わりに連れてきて、身体を求めてしまったのだから、当たり前なのだが。
隣で寝息をたてている彼女の髪に口付ける。
そして、彼女を抱いたまま眠りについた。
眠気は無いが、心配になった頃に彼女は現れた。
何でも、山本看護師が車を出し帰宅していくのを待っていたとの事。
夜勤看護師の駐車場は深夜の帰宅になる為比較的近くの駐車場が用意されている。その為、彼女の車を移動させた方が良さそうだ。
「車で、俺の後付いて来れる?」
彼女は「付いていきますね」と返事をすると、そこまで運転してきていた車に乗り込んだ。
俺がゆっくり発進すると、合わせて付いてきてくれる。
そのまま、俺は自宅マンションの駐車場に停車させ、彼女は来客用へ誘導し停めてもらった。
「俺の、マンションでいいかな。連れて来といてあれなんだけど…」
「この時間なので、予想はできました……」
荷物を手に、彼女が車から降りる。
俺は彼女の荷物を受け取ると、その空いた手に自分のを絡める。
手を繋いだ状態で、自宅の玄関を開け彼女をリビングへと招き入れる。
「鈴音、眠くない?大丈夫?」
心配そうに尋ねると、首を横に振る。
口数が少なくなるところとか、慣れていない感じで可愛いなと思ってしまう。
俺より2歳下の27歳だというのに、反応が可愛い。
俺はソファに腰掛けると、直ぐ隣に彼女を招く。ソファをポンポンされ呼ばれている事で、彼女は隣に。
「お疲れ様」
俺は、そう言うと彼女を胸に収め、ハグをする。
「奨瑚さんも、遅くまで残っていたし……待って貰っちゃって…お疲れ様でした…」
彼女が腕の中で話しているだけで、嬉しく思う。
「鈴音…ありがとう…」
俺は、彼女の唇に自分の唇を重ねる。
「奨…瑚さ…ん…」
俺の腕に包んでいる彼女が、他の誰かに奪われる事は考えられない。
「鈴音…。俺のモノになってくれないか…」
逃さない様に、俺の気持ちを押し付けてしまう。
「はい……私は奨瑚さんのモノ…です」
彼女は俺の背中に腕を回すと、先程まで重なっていた唇へ軽いキスをしてくる。
唇を離した彼女を追うように、深い口付けをする。
俺は、彼女を抱きかかえると寝室まで向かった。
そして、その反応を確かめるように彼女を求めていた。
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彼女と身体を重ねた事で、俺は満たされる。
彼女は、疲れて眠ってしまったようだ。
仕事終わりに連れてきて、身体を求めてしまったのだから、当たり前なのだが。
隣で寝息をたてている彼女の髪に口付ける。
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