あの日の後悔と懺悔とそれと

ばってんがー森

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傍観者の暴走

ザシコの復活!

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「ふぅ~、満足満足!」

ザシコは指に付いたお米を荒っぽく口に頬張り、お腹をさすりながらそう言った。

ぼかがザシコが気絶している間の事を事細かく話したり。するとザシコ派僕のあたまをぽんと叩き、

「ようやった……マコにしてはな」

とまさかの誉め言葉をもらった。

「牛若丸とは幼な気味でな。そうか……そうか、成仏したから……マコなら悔いはないでであろう
。灯蛾……か……。奴は口が上手かろう。その上で実力者じゃ。やれば自分で毛ちょんちょんにできるのにあえてしない。命を弄ぶのに快楽を覚えた達の悪い奴じゃ。」

ザシコは一息湯呑みを飲み息を吐いた。

「それじゃあ学校怪奇殺人は灯蛾が?」

「だろうな。でも奴の手口なら大量殺人も可能だったはず。マコか飛竜院とやらか菖蒲を誘き出すための罠と捉えるのが無難な考えじゃろうな。まっ、返り討ちにあったみたいじゃが笑」

ザシコは笑いを堪えていた。

ともかくこれ以上犠牲者は出せん。これを飲め。ザシコが黒っぽい飴を差し出した。これを飲むと「擬似死」する。

「え?死ぬの?」

「だ~か~ら、仮の死じゃ。本当は使いとうなかったのだが、数日前よりお主の魂のレベルが上がっておる。信じて取るぞ。」

ーーーーーーーーーーーーーーー
「一回きりじゃ。じゃないと元に戻れなくなる」

「でもザシコがいる」

「む~~~ずるいぞそういう時だけ」

幽体離脱というやつで学校まで一っ飛び、夜は灯はついているが車の通りが少ない。学校に着くと何故か飛竜院がいた。

「コイツがザシコか?」

飛竜院はザシコを指差すと、ザシコら思いっきり脛を蹴った。

「いってぇ!!!」

「無礼者、此奴しかおらんのか」

「いや、此奴しかおらん」

「ったく元気な嬢ちゃんだぜ」

「てか飛竜院も幽体離脱を?」

「院の上級者はこういうことなど容易いんだ」

「へいへい、そうですか」

「おいマコ、もう一発食らわせて格の違いを見せつけたい」

「ストップストッープ!!」

僕はザシコの肩を捕まえた。

そんな時、屋上から高笑いする不快な声がした。

「君がザシコか、少し幼く見えるのはよしとして、お前、俺の妃になれ」

「断る」

「じゃあ奪おうかな」

灯蛾はものすごい勢いで壁ものを蹴ってこちらに向かってきた。

「マコ!すかさずワシの護衛をするのじゃ!」

「はぁ!?」

そう言いながら僕は飴を舐めた。
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