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たわわな愚痴
自動車学校その4
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「稲田さん」とはよくお喋りをし、無事に実習を終えることができた。しかし次は「村田さん」だ!
(木村の野郎より最悪な人材な訳はないであろう。しかし木村と比べたらマシというだけであって、僕からするとあまり変わらないのでは……)
一抹の不安を胸に「村田さん」を待つ事数分。
「君が森くん?」
「は、はい!よ、よろしくお願いします!!」
「ハハハハ!緊張してるねぇ~。まっ、いつも通りやれてるか見るだけだからさ、君ならいけるよ。」
なんという事でしょうか……厳しいどころか元気でハキハキ、フランクで元気づけてくれる。こんな人間果たして未だかつて日本にいたでありましょうか。感激に震えながら、乗る前の外側の動作確認、そして乗ってからシートベルトをつけ、自分に合う座席を設定し、いざ出発!
「おお、森くんいいねぇ。ちゃんと左右確認できてるし縦列駐車も落ち着いてできてるし、文句ないね!もしかして……道路に出て練習した??笑」
「そんなことしたら今までの苦労が水の泡ですよ~笑」
なんてジョークを交えた話をしながら教習終了。
(自動車学校ってこんなに楽しかったの?⤴️)
とほわほわしていると、村田さんが
「頑張って仮免受けといで!」
と親指を立てて眩しいくらいの白い歯を見せた。
「うす!自分、一発で受かるっす!」
「じゃあ受かったら次は路上で走りたいね」
「が、頑張ります!!」
いざニ時間後の決戦の筆記&実技試験へ。
どこでもそうなのかは分かりませんが、まず筆記を受けた後、実技へ。そして一時間後に電子掲示板に番号が出て、自分の番号が合ったら仮免合格、という流れになっている。
まず、筆記が楽すぎて脱糞する所でした。実技は今まで当たったことがない教官でしたが、普通の方でいつも通り運転することができました。
一時間後ロビーには人集りが。
「筆記ヤバかったよな、今回難易度高いぞ!」
「それな!俺も筆記自信ねぇよ」
「ああ、なんで車動かすだけなのにこんなめんどっちいことしなきゃなんねぇんだよ。●ねよマジで」
僕は優しい、とても優しい顔をしながら思った。
(オメーらみてーな奴等が車道に出てこない様、自動車学校があるんだよ?なんだったらこのままやめてもらえてくれたら事故とか減るかも!!てへっ!)
そう思っていると画面が暗くなった。スピーカーから、
「これから番号の若い順に、大学受験の時の合格発表の様に表示してきます」
更にざわつく周り。神様頼みなのか、結構な人が拝んでいる。僕はその時はノリノリだったので、ポッケに手を突っ込んで画面を見ていた。上がる悲鳴。そしてまさかの合格に飛び跳ねる者もいた。僕は自分の番号を一瞥し、選ばれた者だけが入れる部屋へと入ったのであった。
仮試験編終了
(木村の野郎より最悪な人材な訳はないであろう。しかし木村と比べたらマシというだけであって、僕からするとあまり変わらないのでは……)
一抹の不安を胸に「村田さん」を待つ事数分。
「君が森くん?」
「は、はい!よ、よろしくお願いします!!」
「ハハハハ!緊張してるねぇ~。まっ、いつも通りやれてるか見るだけだからさ、君ならいけるよ。」
なんという事でしょうか……厳しいどころか元気でハキハキ、フランクで元気づけてくれる。こんな人間果たして未だかつて日本にいたでありましょうか。感激に震えながら、乗る前の外側の動作確認、そして乗ってからシートベルトをつけ、自分に合う座席を設定し、いざ出発!
「おお、森くんいいねぇ。ちゃんと左右確認できてるし縦列駐車も落ち着いてできてるし、文句ないね!もしかして……道路に出て練習した??笑」
「そんなことしたら今までの苦労が水の泡ですよ~笑」
なんてジョークを交えた話をしながら教習終了。
(自動車学校ってこんなに楽しかったの?⤴️)
とほわほわしていると、村田さんが
「頑張って仮免受けといで!」
と親指を立てて眩しいくらいの白い歯を見せた。
「うす!自分、一発で受かるっす!」
「じゃあ受かったら次は路上で走りたいね」
「が、頑張ります!!」
いざニ時間後の決戦の筆記&実技試験へ。
どこでもそうなのかは分かりませんが、まず筆記を受けた後、実技へ。そして一時間後に電子掲示板に番号が出て、自分の番号が合ったら仮免合格、という流れになっている。
まず、筆記が楽すぎて脱糞する所でした。実技は今まで当たったことがない教官でしたが、普通の方でいつも通り運転することができました。
一時間後ロビーには人集りが。
「筆記ヤバかったよな、今回難易度高いぞ!」
「それな!俺も筆記自信ねぇよ」
「ああ、なんで車動かすだけなのにこんなめんどっちいことしなきゃなんねぇんだよ。●ねよマジで」
僕は優しい、とても優しい顔をしながら思った。
(オメーらみてーな奴等が車道に出てこない様、自動車学校があるんだよ?なんだったらこのままやめてもらえてくれたら事故とか減るかも!!てへっ!)
そう思っていると画面が暗くなった。スピーカーから、
「これから番号の若い順に、大学受験の時の合格発表の様に表示してきます」
更にざわつく周り。神様頼みなのか、結構な人が拝んでいる。僕はその時はノリノリだったので、ポッケに手を突っ込んで画面を見ていた。上がる悲鳴。そしてまさかの合格に飛び跳ねる者もいた。僕は自分の番号を一瞥し、選ばれた者だけが入れる部屋へと入ったのであった。
仮試験編終了
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