鬼人の姉と弓使いの俺

うめまつ

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二人目の花嫁

女の子の扱い

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「変な趣味を開拓するのやめてくれない?」

二人とも寝室で俺を女装させるのが好きなのはやめて。

「可愛いんだもの」

「トラウマが甦る」

生き人形ごっこ。

あれみたいで嫌なんだけど。

「代わりにラオ君が喜ぶことしてるから許して?」

少女趣味な服を着た俺とは違い、二人揃ってエロいすけすけのネグリジェ、珍しく化粧して雰囲気が違う。

黒のすけすけはオルカさん。

短くて腕や足が丸出し。

濃い緑のロングを着て深いスリットから肌をチラ見せのチイネェ。

二人の長い髪は胸元に垂れて透けた房を隠してる。

色っぽい。

ありがとうございます。

「目の保養です」

鼻の下が延びるのを手で隠す。

「じゃあ、もっと喜ばせてあげる。見てみてー」

「ふおおっ」

ぺらっとスカートの裾を高く捲った。

今日、話していたオモチャはそれか。

オルカさんの股に黒光りの竿がついてる。

木?石?

表面はつるつるに加工されてるけどぼこぼこの段差がゴツい。

埋まってる?

「い、入れてるの?」

「うふふ、チサキにもつけたの。ほら」

隣のチイネェもニヤニヤしながらスカートのスリットを捲って似たようなもんが刺さってた。

こっちも黒光り。

粒々がたくさんついててグロい。

「ちょっと待て、二人についてるってことは」

「今日はラオ君の女の子デビューさせまーす」

いずれやりたいとねだられてた。

適当に濁してたから勝手に始めたんだ。

「……何も準備してないから無理じゃない?」

ずりずりとお尻を引きずって後ろに下がったけど捕まった。

「準備もしてあげるから大丈夫。ねー?チサキ」

「ちょ、ちょっと、ま、」

こういう時の連携はすごいな!

チイネェに背中から抱えられて大股開きに開脚させられた。

「お、おいっ」

「楽しみ」

くふくふとチイネェの笑み。

スカートから丸出しのそこを厭らしく撫でてる。

「マジかよ」

「痛くないからね。先にチサキと私で試したからバッチリ」

「エロい、んっ」

それは見たかったかも。

尻になんかぬるぬるの液体塗ってる。

「ど、どうするんですか?何されるんですか?」

「中身出しちゃうの。この中の」

「ここで?汚いですよ、くっ、うぁっ」

穴に何か入れてる。

丸い粒をひとつ、ふたつと次々。

「大丈夫。特性の丸薬だから。入れるとね、中身が分解されて出しても匂いがなくなるの。肌が弱いと痒みが出ちゃうけど。ラオ君、大丈夫?私より弱いものね」

言われて微かにピリピリする痒みに体がひくつく。

「オルカ、私も入れたい」

「はい」

「ちょ、まっ、てぇ、と、とれなくなると、怖いんですけど」

「これ体温で溶けるから」

「マジかよ」

二人がかりで何個も入れてる。

「む、り」

腹がパンパン。

苦しくてこぼすとカラン、カランっと音が聞こえた。

いつの間にか浮いた尻の下に金属の深いお盆が置いてある。

「うっ」

どぼって腹の中身がこぼれた。

「見て。中身がハーブ臭のスライムになるの。すごくない?」

「スゴ、いけどぉ、いつまでやるんですか?ううっ」

「スライムが出なくまで」

「ううっ、た、楽しいの?これ?」

「うふふ」

オルカさんの含み笑い。

頭上からもチイネェの堪えた笑みが聞こえた。

楽しいわけね。

「私たちのも見る?今がんばってくれたら今度はラオ君に見せちゃう。二人でお尻から出すところ」

「へ、んたい」

「でも見たいのね。ラオ君のが大きくなった」

「うああっ」

ズブズブと奥へチイネェの指が深く刺さる。

竿はオルカさんの手に包まれて悶えた。

「ん、んんっ、れ」

顔を固定されて口はチイネェにいたぶられてる。

はだけた胸はオルカさんが舐める。

刺激の多さに気持ちいいのと苦しいので頭痛がする。

「オルカ、そろそろいい?」

スライムは出なくて中から溶けた丸薬の液が溢れてる。

穴はずっぽりとチイネェの太い指が刺さってる。

「チサキの指が3本入れて余裕なら大丈夫よ。試してみて」

「3本だと、ぎちぎちかな」

「ああっ、む、りぃ!」

新しく入った3本めの圧迫で泣いた。

「じゃあ、もう少しほぐして」

「ん」

「あーっ!あっ、あっ!」

中のしこりを触るとかなり痛い。

でもイキそうになる。

「前立腺はだめね。まだ刺激が強すぎるみたい」

「ん、わかった」

「ううっ、つっ、」

「かわいいぃっ。こんなになっちゃってぇ」

チイネェとオルカさんの刺した指に穴は無理やりこじ開けられてる。

左右どころじゃくて四方八方だ。

ぐいっと拓かれて奥にスースーと肉より冷えた空気が当たる。

足はつんのめってチイネェの腕に爪をたてるほど握りしめる。

意識が遠退きそうなのを耐える俺に、手加減なしで二人で遊んでいた。

「チサキ、いいわよぉ」

「ん」

俺を持ち上げたまま胡座に座り直したら穴に指と違う固いのが当たる。

「ゆっくりねー」

「ん」

「ううっ、うっ、ひっ」

指とは違って固く真っ直ぐ刺さる感触に涙が止まらない。

苦しいのと恥ずかしいのと、気持ちいいせいだ。

「私も入れたいからラオ君を前に倒して」

入れる?

後ろの穴に2本入れる気かと焦ったけど串刺しの体は動けなかった。

後ろを刺されたまま前へ打つ伏せにされる。

「うお、うぷっ」

「ラオくーん、お口貸してぇ?」

突っ込まれたのは口。

手を添えてと言われて飾りの竿を両手に掴む。

「んぶ、」

「あん。ラオ君、浅くでいいからね?喉に当たるから気を付けてぇ」

ゆさゆさと後ろでチイネェが揺れて反動でオルカさんの竿が動く。

「うっぶっ、うっ」

まだ刺激は欲しいみたいでオルカさんは腰を激しく揺さぶっていた。

「好きぃ、ラオくぅん、あん、」

「ラオシン、かわいぃ」

体位や順番を変えて二人とも夢中。

貪られて俺は必死。

この二人相手に女役は無理だ。

快楽で生まれる激しい頭痛と目眩。

意識飛びそうになりながらそう思った。

次の日、艶々の二人と真っ青でぐったりな俺。

死にそうだからああいうのはもう無理だと言うと二人とも謝るのにまたヤりたいってねだってる。

二人に甘い俺はあっさり根負けした。

「……激しくなければ大丈夫、かも。……二人がしたいなら、がんばるよ」

二人とも欲深な蕩けた笑みを浮かべて俺にキスをする。

「ラオシン。次は優しくする、ちゅっ」

「ちゅっ、ラオくーん。大好きー、優しい」

めっちゃ幸せそう。

俺もキスを返す。

怖くて顔が引くつくけど喜ぶ二人に俺は自然と笑みが溢れた。




~終~
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