うちの妻はかわいい~ノンケのガチムチ褐色が食われる話~

うめまつ

文字の大きさ
上 下
49 / 67
第三章※その後

3

しおりを挟む
半年と少し過ぎた頃。

ビスとの同行は終わった。

そのまま関係も終わらせるつもりだった。

そう考えていたのは俺だけだったのがよくわかった。

またいつもの流れで俺は床に仰向けに倒されて捕縛された。

腕を頭上に上げてベッドの柵に繋がれて動けん。

「…外せ。」

「やだ。久々だもん。」

周回に出てビスと街で会うと毎回このパターンだ。

こいつの捕縛の素早さは一体何なんだ。

俺相手に、無駄に使うのが理解に苦しむ。

「逃げないから縛るな。」

これだけ何度もやれば諦めてる。

「信用ない。」

「い、やめ、」

服の上から乳首をつねられて体が跳ねた。

「大きくなったよね。」

こりこりと捏ねられて何がと聞き返す必要はない。

忌々しさに睨み付けるが、気にした素振りはなく笑っている。

服の上から舐められて噛まれた。

触られるのが嫌いだったのに。

ひく、と跳ねて吐息がこぼれた。

「あ、」

「相変わらず痛いのが好きだね。」

「やめ、」

しゃっと金属の擦れる音。

刃先を出したと気づき手元に視線を向ける。

「勘がいいね。」

「あ?」

「いつもこれに反応する。」

カチカチと刃の出た指輪を爪で弾く。

「服を破るな。替えがない。」

「えー、…ないの?」

「いくつだめにするつもりだ。いい加減、」

びぃーっと裂く音が聞こえてきた。

「明日、どうにかするよ。」

「…お、まえ。」

怒鳴りたいのを堪えて声が震える。

「ああ、もう。…くそが。」

こいつがどうにかすると言ったんだ。

もう任せてしまおう。

こいつは俺に関しては強情で我が儘だ。

「下は残せ。ないと困る。」

「わかった。裂くのはシャツだけで我慢するよ。」

どんどん裂かれてずたぼろにされる。

嬉しそうに目を細めて赤い舌をぺろっと口から覗く。

「…悪趣味だ。」

ドン引きだ。

「似合うよ。」

「…嬉しくねぇ。ん、」

裸になった胸をやわやわとまさぐられて息苦しい。

時々、乳首をつねられて体が反応する。

「おい、ズボンを脱がせろ。」

「いいの?」

昂って前が苦しい。

替えがないんだ。

このまま汚したくなかった。

拘束のない足からズボンを脱がされた。

ここで抵抗しても足を縛られて好きになぶられるだけだ。

足首を捻られて背中を向かせようとしたのは抵抗した。

「後ろからはやめろ。」

「なんで?」

尻を向けるのが嫌でごそごそと対面に座り直した。

「…前から来い。おい、おい!い、てぇ!」

片足の足首を高く押し潰された。

頭上の手に当たるくらいだ。

くるっと縄を巻かれて吊るされた手と同じようにベッドの柵に足首を吊るされる。

片足は自由だが、動くと吊るされた足が突っ張って痛い。

「…マジかよ。」

太ももの付け根を揉まれて痛いのとくすぐったいのが混じってぞわっと総毛立つ。

「ん、」

「後ろからは嫌なんでしょ?」

「あ、ん、だからと言って。なんで、あっ、吊るすんだよぉ。」

突っ張った足の裏の筋肉をほぐされてくすぐったい。

「こういうのを趣味と実益と言うんだろうね。」

縛るのが趣味で、抵抗をなくす為という意味か。

最悪だな。

「なんで、そんなに悪趣味なんだ?」

「この無防備な格好でよく憎まれ口を叩けるね。」

「あっ!あ、ぐぅ、」

いきなり指を突っ込まれて血の気が引いた。

しかも一本じゃねぇ。

何本、入れやがった?

痛さで呻いてるのにぐぱぁっと指を拡げて遊んでやがる。

「…はあ、はあ。まとめて、入れやがったな…、ああ、う、」

「汗かいてる。」

「い、痛いんだ。…ばかやろぉ。うう、」

「でも、前は反応するよね。ふふ。」

てめぇがしこりを無理やりこするからだ。

「あ、あ、やめろ、」

長い指で全体を包んでカリ首に指輪を当ててごりごりとこねられたらいつも通りだ。

気持ちよさに体を揺らした。

出すものなくなって呻き声しか出せないくらいになるとやっと足の拘束を緩める。

「ムスタファ、体起こしてくれる?」

「あ、」

両の手首を拘束したまま、策から柵から外した縄を引かれてベッドに上半身だけ寝そべる。

「うう、…はぁ、」

動かすだけで精一杯だ。

「この体勢でいいの?」

犬の格好でやりたくない。

頭を振るとまた縄を引かれてベッドへ引きずられた。

転がされて仰向けに寝かされた。

自分で足を開く。

片足をがに股に開いて腕に抱えた。

両方抱えるのはきつい。

膝を押さえつけられて腰が上がると隙間に枕を挟み込んできた。

「穴がひくついてる。」

うるさい。

いちいち言うな。

言い返したいがきつい。

なにも言いたくなかった。

「…早く、くれよ。」

自分から腰を揺らした。

そうするとビスが喜ぶ。

目が爛々と光って余裕がなくなる。

入り口に熱い竿を当てられて期待で吐息が漏れた。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~

シキ
BL
全寮制学園モノBL。 倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。 倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……? 真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。 一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。 こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。 今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。 当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした

亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。 カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。 (悪役モブ♀が出てきます) (他サイトに2021年〜掲載済)

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

フルチン魔王と雄っぱい勇者

ミクリ21
BL
フルチンの魔王と、雄っぱいが素晴らしい勇者の話。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

処理中です...