うちの妻はかわいい~ノンケのガチムチ褐色が食われる話~

うめまつ

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第一章※本編

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部屋に戻ってから疲れて寝た。

イルザンは何か声をかけてたが、適当に返事をして寝ると言えば静かになった。

夜中に目を覚ました。

寝息が聞こえる。

向かいのベッドでイルザンが休んでいる。

部屋の水差しをそのまま傾けて水を飲んだ。

食いっぱぐれた。

しばらくベッドに座り壁に寄りかかってぼんやりした。

寝息と共にごそっと寝返る音が聞こえた。

ベッドから降りてイルザンのベッドに潜り込む。

「ん?ムスタファ?」

「ん。」

黙って抱き締められた。

「寂しくなったか?」

尋ねられて黙っていた。

しばらく考えてそうかもしれないと思い頷いた。

「ん、ちゅ、」

柔らかいキスに黙って目をつむる。

唇、目や額。

頭を撫でる手も気持ちいい。

「やる?」

「…太もも貸してくれ。ん。」

優しくねだって唇にキスをしてみる。

今日は断られたくない。

「いいよ?おいで。…ん、」

被さってキスをしながら服を脱がせた。

イルザンも俺の服を。

胸に直接、肌が重なりこいつの温い体温が気持ちいい。

引っ付いたまま手探りで寝転ぶイルザンの腰ばきを脱がせた。

最後まで脱がそうと体を起こしたら、片足を肩に置くのでふくらはぎにキスをして舐めた。

太ももを撫でて股間に手をやる。

少し柔い竿を揉むと固くなった。

なぜか気が向いた。

顔を下げて竿の頭を咥えた。  

皮膚が唇より柔らかいと思った。

意外と気持ちいい。
  
「え?!うそ?、うわっ、」

ちゅくちゅくと頭だけを口に含んでカリを下でなぞる。

「ふっ、クゥゥッ。ふ、」

じゅるっと鈴口を音をさせながら吸うと体を硬直させて声を堪えていた。

「ふ、ふぅ…うわぁぁ、き、気持ちいい。」

初めて舐めたがやってみればこんなもんかと心の中で呟く。

気持ち良さそうな様子が楽しくて、しばらく舐め続けた。

「も、もうキツいんだけど?」

肩で息をして辛そうなので口を離した。

太ももを閉じたので上から股がって竿同士を合わせてこする。

「ん、れえ、」

その間に自分で口の中の涎を集めて手に溜めた。

竿に塗って隙間にあてがう。

「おお、エロい。む、あむ。ん、んふぅ、」

もう少しぬめりが欲しくて指を口に突っ込んでかき混ぜた。

「足らん。涎をくれ。」

「いいよ。ん、」

あむあむと指を舐めている。

俺より白い肌は暗がりでも浮いてくるので分かる。

頬が赤くなってるのも。

「これくらい?」

口を離して尋ねてきた。

「ああ。」

イルザンの目を見ながら濡れた手を大きく口を開けて舐めた。

「うわお。今日は積極的だね。」 

「ああ。すっきりしたい。」 

滑りを塗りつけながら返答した。

「ああ、そうだね。…ほら、おいでよ。」

合点のいった返事が返ってきた。

少し太ももの隙間からはみ出た竿を指で挟んでゆるゆると絞めてくる。

「キスもしたい。」

「いいよ、おいで。」

口を大きく開けて、べーっと赤い舌を出して揺らした。

欲しくて追うように体をのし掛からせて唇を押し付けた。

「ん、んふ、あ。」

お互い荒い息で貪る。

「むふたふぁ、すきぃ。あ、ふあ、すきだよ、ん」

「ん、ふっ、」
 
時折目を開けて、イルザンの目を細めてうっとりする表情を見つめた。

腰を動かしてベッドがきしむ。

腕を絡めて来るのが嬉しかった。

片手を取り上げて自分の竿を弄れと握らせた。

こするのを片手で上から押さえた。

「んっ!んん、」

イルザンがぎゅっと目をつむると横に涙がこぼれるのを見た。

早くいきたくて口を離して両腕で自分の体重を支えて激しく叩きつける。

でも、やっぱりキスしたい。

「う、はあ、はあ。ああ、キスしたい。」

動きを止めずに小さく呟くと、イルザンの方から片腕で半身を少し起こしてキスしてきた。

「んっ、ん。」

「ふ、あむ、」

イルザンの竿からもくちゅくちゅと濡れた音が聞こえる。

もう少し。

そのままお互いが果てるまで続けた。

終わればお互いに体を拭いた。

「べたべた。もう水浴びに行くか?」

「そうだな。」

外が白んでる。

この時間なら動いても文句は言われない。

二人連れだって中庭の井戸へと向かった。

「つめてぇ。」  

桶に汲んだ水に手を突っ込んで呟く。

さすがに気候が良くても冷たい。

「勢いよくかけてくれ。寒くて無理だ。」

しゃがませて、ざばざばっと背中からかけてやる。

「ひぇぇっ、冷たいぃ。」

自分の分は自分でかける。

「お前、平気そうだな。冷たくないのか?」

「つめてぇよ。」

「頭、かけてやろうか?」

「頼む。」

しゃがんで頭を出した。

冷たい水に体が強張るが我慢する。

水のかけ方まで優しいと気づいた。

跳ねないように手をかざしてゆっくり傾けてる。

髪を、持ってきた石鹸で洗う。

「お前、良いもの持ってるね。貸してくれよ。」

「ああ。使え。」
 
石鹸は多少高いので他の奴等は持たない。

女にモテるぞと言ったら買う奴が増えたが。

清潔にしとかないと病気になりやすくなる。

他にも治療で患部の洗浄に必要だったりと使い道は多い。

領地の人間が作っているので比較的に安く買えた。

イルザンに流してもらってすっきりした。

下帯を巻いて、その格好のまま交代でイルザンの頭に水をかける。

「うおおお、つめたいぃ。」

「がんばれ。」

洗ってる間に桶に水を貯める。

「もう少し使って良いぞ。」

遠慮して少ししか使ってないのに気づいて声をかけた。

「いいの?高いだろ?」

「リトグリ領は石鹸の産地だ。少し安く買える。」

「へえ、俺も買おうかな。」

「買え。そこそこ安い奴もある。」

「そこそこかぁ。どうしよっかなぁ。」

「…汚くて臭い奴は嫌いだ。」

「はは、わかった。買うよ。」

「ああ、そうしろ。病気の予防になる。」

「へえ、知らなかった。」

適当に洗って終わろうとするのを押さえつけて念入りに洗った。

「洗ってもらうの気持ちいいや。」

「適当に洗うな。意味がない。」

「体はよく洗うけど頭はそこまで気にしたことなかった。」

「そうか。」

ゆすぎも念入りにかけた。

「ま、まだかけるの?さ、さむい、んだけど。」

「ああ。」

指を入れて根本を確認した。

「よし、いいぞ。」

「お、終わったぁ。」

ガチガチ震えながら腰ばきを履いて服を着ていた。

俺も自分の服を手に取る。

ふと、まわりに目を向けた。
 
何か違和感を感じた。
 
タオルを持ったコンドラットを見つけて舌打ちをした。

早すぎるが、そろそろ皆が動き出す頃だ。

顔を洗いに来たんだろう。

「あ、おはよ。寝起きか?」

イルザンは昨日のことを気にせず話しかけていた。

「…夜勤帰りだ。朝からなんだ、お前らは。」

ああ、そういえばそうだった。

昼間会ったから昼勤務の感覚になってた。

じろじろ見られて気分が悪いのでさっさと服を着た。

髪を縛る革ひもがなくて辺りを探した。

急いだからはねのけてしまったらしい。

「ムスタファ、どうした?」

「革ひもが見当たらない。」

「予備やるよ。貸してみ?」
 
しゃがんで探していたので、手櫛でまとめられるのをそのまま任せて結んでもらう。

「借りる。あとで返す。」

「いいよ、やる。」

イルザンは自分の髪を軽く縛って笑った。

俺達のやり取りの横でコンドラットは忌々しそうに睨んでいた。

新しく汲んだ水で顔を洗っている。

「ちっ、発情期どもが。」

「はは、結んでやっただけでか?大袈裟だなぁ。」

「…結ぶものがないから。」

ボソッと呟くと振り返ったコンドラットに睨まれた。

知らん顔で顔を逸らした。

イルザンからは肘で小突かれる。

ちらっと見ると顔を赤らめて笑いを堪えてた。


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