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第5話 海の姫
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選別の儀式について、明確に記述が残っているのはおよそ800年前。
姫に寄り添う相手に選ばれることは栄誉なことであり、その一族は手厚く加護を受けると言われている。
「こちらの席にどうぞ。」
アルムに案内されて通されたのは、選別の儀式の会場。姫とその伴侶が座る席が並ぶ舞台の裏手。
アルムの話を聞いたクレスは、選別の儀式を近くで見たいと頼み込んだのだ。
「私は儀式の手伝いがあるので、ここで失礼します。」
「色々ありがとう、アルムさん。」
アルムの背中が見えなくなると、クレスは小さな声で呟いた。
「イアルさんが、継承の儀式が好きじゃないって言った意味がわかったよ。まさか、人が犠牲になるなんて。」
クレスはまっすぐに舞台を見つめている。
「必要ないよ、そんな犠牲。」
素直な彼の顔をみれば、そこに渦巻く感情が手に取るようにわかる。
怒りだ。
「クレスくん。本当に、そう思う?」
確認する。彼がこれからやろうとしている大それたこと。その覚悟が本当にあるのかどうか。
「本当に必要ないって、思える?」
私は伝えなければならない。過去に何が起こったのかを聞いて、本当に彼の決意が揺るがないのか。そうでなければ、繰り返すだけだ。
「およそ千年前。山の姫が儀式を投げ出し、姿を消したことがあった。その直後、火山が噴火し、大勢が犠牲になった。悔いた姫は神殿に戻り、儀式は執り行われた。」
クレスは静かに問いかける。
「その後、儀式はずっと続いてるの?途絶えることなく?」
「そうだよ。百年に一度、山の神殿と海の神殿で交互に執り行われる。前回は山の神殿で。今回はここ、海の神殿で。」
「それじゃ、大丈夫だ。だって、儀式が行われていても、山は噴火してるし、海は荒れてる。」
クレスの言う通り。儀式が滞りなく執り行われていても、災害がなくなることはない。
「俺の生まれた村は火山の噴火で全滅したよ。」
クレスはあっけらかんと言ってみせた。
「俺が生きてるのは、兄さんが助けてくれたからだよ。姫達やその伴侶が死んだからじゃない。」
クレスの決意は揺るがない。
「俺は儀式を止めるよ。」
その言葉で、私の中の迷いも消える。
「あなたなら、そうすると思ってた。私もやるよ。こんな儀式、一緒に終わらせよう。」
私とクレスは手を取り合う。
「姫を連れ去り、匿いましょう。あなたの精霊術があればできる。」
姫が不在の間災害がなければ、人々も儀式が不要であると納得するだろう。
だがクレスは首を横に振る。
「それじゃだめだ。偶然災害が起きた時に、姫のせいにされる。千年前の山の姫のように。」
「それは。でも、どうしたら。」
「俺に考えがあるんだ。」
その時、会場から鈴の音が響いてきた。
会場の扉が開き、青い装束に身を包んだ女性が現れる。
「あの方が、海の姫だよ。」
体を包み込む長いベールで、その表情は窺い知れない。姫は絨毯の敷かれた通路、会場の中央をゆっくりと進んでいく。誰もが口を閉ざし、その姿を見送る。
舞台に辿り着いた姫は、会場を見渡し、一礼する。優雅なその仕草と、これから彼女に訪れる悲劇が相まって、神々しい美しさを放っていた。
彼女に付き従っていた女性が、凛とした声で告げる。
「姫が伴侶をお選びになります。」
静まり返る会場。
「姫に全てを捧げる覚悟があれば、前へ。」
前の席に座る一人の男性が立ち上がる。姫と同じ青い装束を纏い、腰には剣、背中には弓矢。緊張した面持ちで、壇上へと歩みを始めたその時。
「ちょっと待った!」
大声が響いた。
クレスだ。
え?クレス?
「え?なに?」
戸惑う私を無視して、クレスは舞台に駆け上がると、姫の前に立ち塞がった。慌てて間に入るお付きの女性、ざわつく会場。それを無視して、彼は続ける。
「僕を伴侶に選んでください!」
片手を差し出して、深く頭を下げる。
静まり返る会場。
直後、大きなざわめきが会場を襲う。
「何考えてるの!?」
私は思わず叫んでいた。
「そういうのじゃないから、この儀式!決まってるの!伴侶決まってるの事前に!」
「え、そうなの?」
「確かに私説明してなかった!私が悪いのかな!もう、ごめんなさい!」
警備の人間達が押し寄せてくる。あっけに取られていた伴侶になるべき彼も、ようやく動き出した。私も慌てて舞台に上がる。
「すみません、少しだけ話をさせて!」
クレスは叫ぶと会場に向けて手をかざす。分厚い岩壁が現れ、舞台を包み込んだ。またもや精霊石なしに、あっさりと術を使ってみせる。
中に残されたのは、クレスと私、姫とお付きの女性。
「あなた達、何者!?姫から離れなさい!」
「姫を助けたいんです。」
私は必死に訴える。
「俺を伴侶に選んでください。」
「もう君黙っててくれる!?ややこしいことになるから!」
「ちょっと、怒りすぎじゃない?」
お付きの女性が声を張り上げる。
「伴侶は決まっています!姫と相思相愛の勇敢な子が!」
「じゃあ、好きな相手を道連れに?」
クレスの言葉に、姫が微かに震えた。
「あなた達の死に、意味なんてない。気づいているんでしょ?」
何千年と続く儀式。それでも、いつの時代にも犠牲はあった。本当に必要あるのかと、疑問視する声は決して小さくない。
「こんなことは終わらせないと。俺はあなたと、あなたの大切な人を助けられる。」
「何を馬鹿な!あなた達に何ができるって言うの!?」
「お母様。」
姫が初めて口を開いた。そよ風のように優しく、耳に染み込む声。
「私、この人達に賭けてみるわ。」
姫がゆっくりとこちらに歩み寄る。
「アルムがあなた達をここに招いたのでしょう?あの子が信じたのだもの。私も信じてみたい。」
姫が優雅にベールをあげる。
輝く銀の髪。紫の瞳。その姿は、アルムによく似ていた。
「初めまして。アルムの姉、アミルです。」
姫に寄り添う相手に選ばれることは栄誉なことであり、その一族は手厚く加護を受けると言われている。
「こちらの席にどうぞ。」
アルムに案内されて通されたのは、選別の儀式の会場。姫とその伴侶が座る席が並ぶ舞台の裏手。
アルムの話を聞いたクレスは、選別の儀式を近くで見たいと頼み込んだのだ。
「私は儀式の手伝いがあるので、ここで失礼します。」
「色々ありがとう、アルムさん。」
アルムの背中が見えなくなると、クレスは小さな声で呟いた。
「イアルさんが、継承の儀式が好きじゃないって言った意味がわかったよ。まさか、人が犠牲になるなんて。」
クレスはまっすぐに舞台を見つめている。
「必要ないよ、そんな犠牲。」
素直な彼の顔をみれば、そこに渦巻く感情が手に取るようにわかる。
怒りだ。
「クレスくん。本当に、そう思う?」
確認する。彼がこれからやろうとしている大それたこと。その覚悟が本当にあるのかどうか。
「本当に必要ないって、思える?」
私は伝えなければならない。過去に何が起こったのかを聞いて、本当に彼の決意が揺るがないのか。そうでなければ、繰り返すだけだ。
「およそ千年前。山の姫が儀式を投げ出し、姿を消したことがあった。その直後、火山が噴火し、大勢が犠牲になった。悔いた姫は神殿に戻り、儀式は執り行われた。」
クレスは静かに問いかける。
「その後、儀式はずっと続いてるの?途絶えることなく?」
「そうだよ。百年に一度、山の神殿と海の神殿で交互に執り行われる。前回は山の神殿で。今回はここ、海の神殿で。」
「それじゃ、大丈夫だ。だって、儀式が行われていても、山は噴火してるし、海は荒れてる。」
クレスの言う通り。儀式が滞りなく執り行われていても、災害がなくなることはない。
「俺の生まれた村は火山の噴火で全滅したよ。」
クレスはあっけらかんと言ってみせた。
「俺が生きてるのは、兄さんが助けてくれたからだよ。姫達やその伴侶が死んだからじゃない。」
クレスの決意は揺るがない。
「俺は儀式を止めるよ。」
その言葉で、私の中の迷いも消える。
「あなたなら、そうすると思ってた。私もやるよ。こんな儀式、一緒に終わらせよう。」
私とクレスは手を取り合う。
「姫を連れ去り、匿いましょう。あなたの精霊術があればできる。」
姫が不在の間災害がなければ、人々も儀式が不要であると納得するだろう。
だがクレスは首を横に振る。
「それじゃだめだ。偶然災害が起きた時に、姫のせいにされる。千年前の山の姫のように。」
「それは。でも、どうしたら。」
「俺に考えがあるんだ。」
その時、会場から鈴の音が響いてきた。
会場の扉が開き、青い装束に身を包んだ女性が現れる。
「あの方が、海の姫だよ。」
体を包み込む長いベールで、その表情は窺い知れない。姫は絨毯の敷かれた通路、会場の中央をゆっくりと進んでいく。誰もが口を閉ざし、その姿を見送る。
舞台に辿り着いた姫は、会場を見渡し、一礼する。優雅なその仕草と、これから彼女に訪れる悲劇が相まって、神々しい美しさを放っていた。
彼女に付き従っていた女性が、凛とした声で告げる。
「姫が伴侶をお選びになります。」
静まり返る会場。
「姫に全てを捧げる覚悟があれば、前へ。」
前の席に座る一人の男性が立ち上がる。姫と同じ青い装束を纏い、腰には剣、背中には弓矢。緊張した面持ちで、壇上へと歩みを始めたその時。
「ちょっと待った!」
大声が響いた。
クレスだ。
え?クレス?
「え?なに?」
戸惑う私を無視して、クレスは舞台に駆け上がると、姫の前に立ち塞がった。慌てて間に入るお付きの女性、ざわつく会場。それを無視して、彼は続ける。
「僕を伴侶に選んでください!」
片手を差し出して、深く頭を下げる。
静まり返る会場。
直後、大きなざわめきが会場を襲う。
「何考えてるの!?」
私は思わず叫んでいた。
「そういうのじゃないから、この儀式!決まってるの!伴侶決まってるの事前に!」
「え、そうなの?」
「確かに私説明してなかった!私が悪いのかな!もう、ごめんなさい!」
警備の人間達が押し寄せてくる。あっけに取られていた伴侶になるべき彼も、ようやく動き出した。私も慌てて舞台に上がる。
「すみません、少しだけ話をさせて!」
クレスは叫ぶと会場に向けて手をかざす。分厚い岩壁が現れ、舞台を包み込んだ。またもや精霊石なしに、あっさりと術を使ってみせる。
中に残されたのは、クレスと私、姫とお付きの女性。
「あなた達、何者!?姫から離れなさい!」
「姫を助けたいんです。」
私は必死に訴える。
「俺を伴侶に選んでください。」
「もう君黙っててくれる!?ややこしいことになるから!」
「ちょっと、怒りすぎじゃない?」
お付きの女性が声を張り上げる。
「伴侶は決まっています!姫と相思相愛の勇敢な子が!」
「じゃあ、好きな相手を道連れに?」
クレスの言葉に、姫が微かに震えた。
「あなた達の死に、意味なんてない。気づいているんでしょ?」
何千年と続く儀式。それでも、いつの時代にも犠牲はあった。本当に必要あるのかと、疑問視する声は決して小さくない。
「こんなことは終わらせないと。俺はあなたと、あなたの大切な人を助けられる。」
「何を馬鹿な!あなた達に何ができるって言うの!?」
「お母様。」
姫が初めて口を開いた。そよ風のように優しく、耳に染み込む声。
「私、この人達に賭けてみるわ。」
姫がゆっくりとこちらに歩み寄る。
「アルムがあなた達をここに招いたのでしょう?あの子が信じたのだもの。私も信じてみたい。」
姫が優雅にベールをあげる。
輝く銀の髪。紫の瞳。その姿は、アルムによく似ていた。
「初めまして。アルムの姉、アミルです。」
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