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スローライフ 3ヶ月
なぜ こうなった
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部屋に戻り イベントリに食材を入れて一安心出来た。
明日は、鶏ガラでさっぱりラーメン風うどんを作りたかったけど、あのおっさんの前で料理はしたくない。
せっかく 鶏ガラスープを手に入れたけど出番はなくなった。
残念に思いながら、気持ちよさそうに寝てるけど私は何処に寝ればいいのだアオト。
「おーいちょっと起きてよてしてし君。てーしーてーしくーん。」
・・・・・・・だめだ起きない。
アオトのそばを離れ椅子に座る。
ココでの滞在もあと三日。
薬屋、鍛冶屋、病院、見てみたい所は多い。
それに冒険者になったのだ、冒険者もやってみたい。
やるなら将来の事を考えて討伐だな。
てしてし君に教えて貰いながらになるけど。
やりたいこと多いけど 家にも早く帰りたい
両親との思い出。
子ども頃は仲良かった兄妹の思い出。
今はアオトとの想い出がある私の家、帰ったら ラーメン風うどんを、作ってみよう。
アオトは喜んでくれるかな?
そんな事を考えながら重くなる瞼を閉じた。
ゆらゆら
ゆらゆら
赤ちゃんの様に丸くなって寝てた
ああ そうか小さな小さな島だから
丸くなって寝るしかなかった
時が止まって見えるが 風がを感じる
そっと湖に手を付けてみた
氷水に手を付けたかのように冷たい
ふっ と思いついて両手で湖の水を掬う
綺麗な透き通る水
迷いなく コクコクと飲んだ
冷たすぎる水に身体の中を洗われた気分だ
1口なのに細胞の隅々までに行き渡った
明確にわかる
この感覚は私にしかわからない
言葉に出来ない体験をした
とても素敵な経験だな
何気ない事に喜びを感じる
素敵な事だな
ゆらゆら
ゆらゆら
うおおおぉぉぉぉぉおもい。。。
大きな岩が乗っかってる。
ハッキリしない頭でも、岩が私の上に乗ってる事はわかる。
眠りたいという欲求が頭を支配するが、この重さは不愉快でしかない。
片腕しか動かせない腕で退かせようとするがビクともし無い。
無理矢理 目を開けて重たさの正体が分かると、怒りが込み上げて来た。
ジュナイル直伝の拳骨を振り下ろす。
「プギユゥーーーッ」
「ぉぉおもい、どけ」
椅子に座ったまま寝たはずなのに、今はベットに寝てる。
100歩譲ってベットに寝てるのはいいとしよう。でも私の胸から腹に掛けて乗っかってて枕にして寝てるのだ、てしてしが!!
慣れ親しんだ大きさよりも でかくなって。
両前脚をアタマに乗せて情けない顔をしてるてしてし。
「普通に・・・起こせ・・・大バカもの」
普通に起こせだと!?大バカだと!!
「ジュナイル この大馬鹿に拳骨して下さい」
「待て。俺は椅子で座ったまま寝てたミホをベットに寝かせてやったんだ。礼を言われるのは分かるが なんでジュナイル様に怒こられなければならない」
「ジュナイルに怒られたくなければ そこに座れ」
ビシッと 床に指して座れと言ってやった。
☆☆☆☆☆
床を指さして座れと言われたアオトは、ジュナイル様とミホを天秤に掛けてミホに従った。
ミホの説教も長かった。
ミホが料理の下拵えをし終わって帰って来たら、俺がベットに寝てた。
普通に起こしたが起きなかった。
仕方なかったから、椅子に座ったまま寝るしか無かった。
俺がベットに運んだのは褒められる。が、その時点でなぜ自分の部屋に戻らない。
この狭いベットに2人は寝れないだろ。
寝れないのに無理矢理寝るから私が不愉快な思いで目覚めないといけなくなった。
私を枕にして寝るな!!
そもそも 人の部屋で寝るな!!
との事。
・・・無意識に大きくなって、その上 ミホの腹の上で俺が寝れば重たかっただろう。
すまないことをした。
でも、俺の言い分も聞いてほしい・・・
でも、今 言うのは得策では無いので素直に謝った。
ミホの拳骨もジュナイル様といい勝負だ。
ミホを本気で怒らせるのはやめよう。
我は聖獣なのにミホに適わなくなってきている。なんで こうなった。
明日は、鶏ガラでさっぱりラーメン風うどんを作りたかったけど、あのおっさんの前で料理はしたくない。
せっかく 鶏ガラスープを手に入れたけど出番はなくなった。
残念に思いながら、気持ちよさそうに寝てるけど私は何処に寝ればいいのだアオト。
「おーいちょっと起きてよてしてし君。てーしーてーしくーん。」
・・・・・・・だめだ起きない。
アオトのそばを離れ椅子に座る。
ココでの滞在もあと三日。
薬屋、鍛冶屋、病院、見てみたい所は多い。
それに冒険者になったのだ、冒険者もやってみたい。
やるなら将来の事を考えて討伐だな。
てしてし君に教えて貰いながらになるけど。
やりたいこと多いけど 家にも早く帰りたい
両親との思い出。
子ども頃は仲良かった兄妹の思い出。
今はアオトとの想い出がある私の家、帰ったら ラーメン風うどんを、作ってみよう。
アオトは喜んでくれるかな?
そんな事を考えながら重くなる瞼を閉じた。
ゆらゆら
ゆらゆら
赤ちゃんの様に丸くなって寝てた
ああ そうか小さな小さな島だから
丸くなって寝るしかなかった
時が止まって見えるが 風がを感じる
そっと湖に手を付けてみた
氷水に手を付けたかのように冷たい
ふっ と思いついて両手で湖の水を掬う
綺麗な透き通る水
迷いなく コクコクと飲んだ
冷たすぎる水に身体の中を洗われた気分だ
1口なのに細胞の隅々までに行き渡った
明確にわかる
この感覚は私にしかわからない
言葉に出来ない体験をした
とても素敵な経験だな
何気ない事に喜びを感じる
素敵な事だな
ゆらゆら
ゆらゆら
うおおおぉぉぉぉぉおもい。。。
大きな岩が乗っかってる。
ハッキリしない頭でも、岩が私の上に乗ってる事はわかる。
眠りたいという欲求が頭を支配するが、この重さは不愉快でしかない。
片腕しか動かせない腕で退かせようとするがビクともし無い。
無理矢理 目を開けて重たさの正体が分かると、怒りが込み上げて来た。
ジュナイル直伝の拳骨を振り下ろす。
「プギユゥーーーッ」
「ぉぉおもい、どけ」
椅子に座ったまま寝たはずなのに、今はベットに寝てる。
100歩譲ってベットに寝てるのはいいとしよう。でも私の胸から腹に掛けて乗っかってて枕にして寝てるのだ、てしてしが!!
慣れ親しんだ大きさよりも でかくなって。
両前脚をアタマに乗せて情けない顔をしてるてしてし。
「普通に・・・起こせ・・・大バカもの」
普通に起こせだと!?大バカだと!!
「ジュナイル この大馬鹿に拳骨して下さい」
「待て。俺は椅子で座ったまま寝てたミホをベットに寝かせてやったんだ。礼を言われるのは分かるが なんでジュナイル様に怒こられなければならない」
「ジュナイルに怒られたくなければ そこに座れ」
ビシッと 床に指して座れと言ってやった。
☆☆☆☆☆
床を指さして座れと言われたアオトは、ジュナイル様とミホを天秤に掛けてミホに従った。
ミホの説教も長かった。
ミホが料理の下拵えをし終わって帰って来たら、俺がベットに寝てた。
普通に起こしたが起きなかった。
仕方なかったから、椅子に座ったまま寝るしか無かった。
俺がベットに運んだのは褒められる。が、その時点でなぜ自分の部屋に戻らない。
この狭いベットに2人は寝れないだろ。
寝れないのに無理矢理寝るから私が不愉快な思いで目覚めないといけなくなった。
私を枕にして寝るな!!
そもそも 人の部屋で寝るな!!
との事。
・・・無意識に大きくなって、その上 ミホの腹の上で俺が寝れば重たかっただろう。
すまないことをした。
でも、俺の言い分も聞いてほしい・・・
でも、今 言うのは得策では無いので素直に謝った。
ミホの拳骨もジュナイル様といい勝負だ。
ミホを本気で怒らせるのはやめよう。
我は聖獣なのにミホに適わなくなってきている。なんで こうなった。
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