上 下
2 / 199
プロローグ

誰ですか

しおりを挟む
シーンと静まり返ってる

私、飛ばされたような・・・?
うっすら目を開けるが 何もない。
しっかりと目を開けて 右 左と見るが何にもないのだ。

ココは何処ですか?
会社では無いですよね?


「あのぉー申し訳ありませんが 取り敢えずこちらに来て頂けます」

声の方は前から。
顔を上げて見えてきたのは、猫足のソファーの前にはマーメイドドレスを着た女性が立っていた。

ふぁー綺麗な人。

「失礼しました・・・あのココは何処ですか?」

何も無い所にソファーと机のみ。

「ふふっ 取り敢えず お茶でも飲みながらお話しません?」

どうぞと進められるままに 座って お茶を頂く・・・振りをします。

だって 知らない人に物を貰っちゃダメって子供でも常識でしょ?それを大人が知らないって有り得ないから。

「ふふっ 改めて、初めまして倉山美穂さん。私はフリージアと申します」

「本当に初めましてですよね。貴方ほどの美人 1度お会いすればすぐに覚えますよ。それなのに私の事はご存知なんですね」

美人なのに怪しさ120%なんて 世の中怖いな。

「困ったわ、先ずは謝らなければと思ってるのに・・・何処から話をすれば良いのか…本当に困ったわ」

頬に手を当てて 困ってますポーズを取るとか
可愛さアピールなのか?
鬱陶しい。

「フリージアさんが私に謝ることは何も無いと思いますが」

私は貴方に初めて会った訳で、迷惑をかけられた理由でも無いから。

「それが 謝る事が有るのよ。大迷惑掛けちゃたのよ」

大迷惑?身に覚えが御座いませんけど。

「初めて会ったので そんな事は無いと思いますよ。それよりココは何処ですか」

あー鬱陶しいな。思わせ振りとか好きじゃ無いから。サクッと答えを下さいな。

「そうね!先ずはココが何処か?って事から話せばいいのね。ココはね・・・貴方達の言い方を使わせ貰うならあの世とこの世の中間ですね」

ハイ?
あのよとこのよのちゅうかん??
あの世?この世?中間???

「へっ?あの!!ちょっと!!嘘でしょう!!!!」

「あー やっとわかって頂けましたか!私、間違って貴方を死なせてしまったんです。本当にごめんなさい」

まじかぁーーーーー!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生先が森って神様そりゃないよ~チート使ってほのぼの生活目指します~

紫紺
ファンタジー
前世社畜のOLは死後いきなり現れた神様に異世界に飛ばされる。ここでへこたれないのが社畜OL!森の中でも何のそのチートと知識で乗り越えます! 「っていうか、体小さくね?」 あらあら~頑張れ~ ちょっ!仕事してください!! やるぶんはしっかりやってるわよ~ そういうことじゃないっ!! 「騒がしいなもう。って、誰だよっ」 そのチート幼女はのんびりライフをおくることはできるのか 無理じゃない? 無理だと思う。 無理でしょw あーもう!締まらないなあ この幼女のは無自覚に無双する!! 周りを巻き込み、困難も何のその!!かなりのお人よしで自覚なし!!ドタバタファンタジーをお楽しみくださいな♪

あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。

▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ...... どうしようΣ( ̄□ ̄;) とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!! R指定は念のためです。 マイペースに更新していきます。

《完結》転生令嬢の甘い?異世界スローライフ ~神の遣いのもふもふを添えて~

芽生 (メイ)
ファンタジー
ガタガタと揺れる馬車の中、天海ハルは目を覚ます。 案ずるメイドに頭の中の記憶を頼りに会話を続けるハルだが 思うのはただ一つ 「これが異世界転生ならば詰んでいるのでは?」 そう、ハルが転生したエレノア・コールマンは既に断罪後だったのだ。 エレノアが向かう先は正道院、膨大な魔力があるにもかかわらず 攻撃魔法は封じられたエレノアが使えるのは生活魔法のみ。 そんなエレノアだが、正道院に来てあることに気付く。 自給自足で野菜やハーブ、畑を耕し、限られた人々と接する これは異世界におけるスローライフが出来る? 希望を抱き始めたエレノアに突然現れたのはふわふわもふもふの狐。 だが、メイドが言うにはこれは神の使い、聖女の証? もふもふと共に過ごすエレノアのお菓子作りと異世界スローライフ! ※場所が正道院で女性中心のお話です ※小説家になろう! カクヨムにも掲載中

裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~

あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい? とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。 犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!

前世の記憶さん。こんにちは。

満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。 周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。 主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。 恋愛は当分先に入れる予定です。 主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです! 小説になろう様にも掲載しています。

転生少女は欲深い

白波ハクア
ファンタジー
 南條鏡は死んだ。母親には捨てられ、父親からは虐待を受け、誰の助けも受けられずに呆気なく死んだ。  ──欲しかった。幸せな家庭、元気な体、お金、食料、力、何もかもが欲しかった。  鏡は死ぬ直前にそれを望み、脳内に謎の声が響いた。 【異界渡りを開始します】  何の因果か二度目の人生を手に入れた鏡は、意外とすぐに順応してしまう。  次こそは己の幸せを掴むため、己のスキルを駆使して剣と魔法の異世界を放浪する。そんな少女の物語。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...