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第3章
楽しいの?
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色々と聞きたいのは分かるけど 先にお風呂に入ろうと言い出した。仕方ないから一緒に入ってやってる。・・・じっと 大人しくしてるだけで 髪を楽しそうに怜登に洗われていく。
「痒いところない?」
「無いからは早く終わって」
「はいはい。泡 流すからね」
「ゆっくりして」
「分かったから。じっとしてて」
怜登がシャンプーハットを買ってから俺の髪を洗うのは自然と怜登の役目になって来た。
「あのさぁ・・・」
「どうしたの?」
お湯を止めて目線を俺に合わせて どうしたの?と聞いてくる怜登のちょっとした優しさに嬉しくなる。
「俺の髪 洗って楽しい?」
「楽しいと言うよりか 嬉しいかな」
「1人で入った方が 楽でいいでしょ」
「俺は敦とお風呂に入った方が楽しいし こうして敦の髪を洗わせてくれるのが嬉しい。1人で入ってもなにも楽しみなんてないから」
「俺の髪を洗ってて嬉しいとか 怜登っておかしいと思う」
「敦がどんな風に思ってても 俺の思いは変わらないから。敦はずっと俺に頭を洗わせてくれたらそれでいいの。なんなら 身体の隅から隅まで俺が洗ってあげてもいいよ」
いきなり 色気ダダ漏れで 身体の隅から隅までとか言わないで欲しい、こっちが 恥ずかしくなるから。
「そーゆうの 禁止。洗うならさっさと洗ってよ。早くしてくれないと 二度と洗わせてやらないからな」
「本当に俺の敦は可愛い。話し掛けてきたのは敦なのに、酷いな。キスしよう」
だから、なぜ いつも いきなりキスになるの?本当に怜登の考えがわからない。
「シャンプーが終わってからじゃないとしない」
「クスクス。了解、ご褒美だと想えばやる気もでるね。直ぐに終わらせるから待ってて」
勝手にご褒美にされてしまったけど、再び お湯が出て泡を洗い流し始めた。
「そうだ、ご褒美の希望としてはディープなのがいいな」
希望まで出されたけど 返事はせずに俯いて聴き逃して、終わった怜登にご褒美と強請られたけど頬にチュッとして終わった。
「うーん。まだまだ ディープな域に達してないってことか。敦からキスしたくなるように頑張んないとね」
そんな事は、一生かかっても無理だと思うぞ!怜登には恥ずかしいと思う気持ちを持ち合わせ無いのか?
俺のボディタオルに石鹸を付けて泡立てて手渡してくれる時に勝手にディープキスを奪われた。
お風呂場に二人分の唾液のが混ざる音が響く。
唇が離れると 息を吐く音と吸う音が重なり合う。
「本当に可愛いな敦 大好き」
「頭 可笑しいだろ」
「可笑しくても俺は気にしないから。身体洗って」
チュッと、頬にキスをして怜登は自分の髪を濡らし始めた。
俺は端の方に逃げて体を洗う。
ノロノロしてる間に怜登は素早く髪と体を洗うと俺の泡も丁寧に流してくれる。
そして、しっかりと怜登の首と脇の下から腕を回して捕まると湯船に浸かる。
「絶対に手離すなよ!離したら嫌いになるからな!」
「離してと頼まれても離すつもり無いから」
このやり取りは いつも通りになって来た。
「痒いところない?」
「無いからは早く終わって」
「はいはい。泡 流すからね」
「ゆっくりして」
「分かったから。じっとしてて」
怜登がシャンプーハットを買ってから俺の髪を洗うのは自然と怜登の役目になって来た。
「あのさぁ・・・」
「どうしたの?」
お湯を止めて目線を俺に合わせて どうしたの?と聞いてくる怜登のちょっとした優しさに嬉しくなる。
「俺の髪 洗って楽しい?」
「楽しいと言うよりか 嬉しいかな」
「1人で入った方が 楽でいいでしょ」
「俺は敦とお風呂に入った方が楽しいし こうして敦の髪を洗わせてくれるのが嬉しい。1人で入ってもなにも楽しみなんてないから」
「俺の髪を洗ってて嬉しいとか 怜登っておかしいと思う」
「敦がどんな風に思ってても 俺の思いは変わらないから。敦はずっと俺に頭を洗わせてくれたらそれでいいの。なんなら 身体の隅から隅まで俺が洗ってあげてもいいよ」
いきなり 色気ダダ漏れで 身体の隅から隅までとか言わないで欲しい、こっちが 恥ずかしくなるから。
「そーゆうの 禁止。洗うならさっさと洗ってよ。早くしてくれないと 二度と洗わせてやらないからな」
「本当に俺の敦は可愛い。話し掛けてきたのは敦なのに、酷いな。キスしよう」
だから、なぜ いつも いきなりキスになるの?本当に怜登の考えがわからない。
「シャンプーが終わってからじゃないとしない」
「クスクス。了解、ご褒美だと想えばやる気もでるね。直ぐに終わらせるから待ってて」
勝手にご褒美にされてしまったけど、再び お湯が出て泡を洗い流し始めた。
「そうだ、ご褒美の希望としてはディープなのがいいな」
希望まで出されたけど 返事はせずに俯いて聴き逃して、終わった怜登にご褒美と強請られたけど頬にチュッとして終わった。
「うーん。まだまだ ディープな域に達してないってことか。敦からキスしたくなるように頑張んないとね」
そんな事は、一生かかっても無理だと思うぞ!怜登には恥ずかしいと思う気持ちを持ち合わせ無いのか?
俺のボディタオルに石鹸を付けて泡立てて手渡してくれる時に勝手にディープキスを奪われた。
お風呂場に二人分の唾液のが混ざる音が響く。
唇が離れると 息を吐く音と吸う音が重なり合う。
「本当に可愛いな敦 大好き」
「頭 可笑しいだろ」
「可笑しくても俺は気にしないから。身体洗って」
チュッと、頬にキスをして怜登は自分の髪を濡らし始めた。
俺は端の方に逃げて体を洗う。
ノロノロしてる間に怜登は素早く髪と体を洗うと俺の泡も丁寧に流してくれる。
そして、しっかりと怜登の首と脇の下から腕を回して捕まると湯船に浸かる。
「絶対に手離すなよ!離したら嫌いになるからな!」
「離してと頼まれても離すつもり無いから」
このやり取りは いつも通りになって来た。
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