先祖返りの三毛猫さん

丹葉 菟ニ

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第2章

抵抗虚しく

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質素に簡潔に見えて 実は一つ一つの物がいい事は素人の俺でもわかるが、今は誰でもいいから助けて欲しいが誰も居ないことを再確認しただけだった。

「見てもわからないと思いますよ

「私がわからなくても 何かしらの安心感が欲しくて見るので、分からくて構わないよ」

ブブー 怜登の手の中でバイブが振動してなにかの着信を知らせる。

「雄大 からの着信ですね 誰ですか?」

「俺の携帯に着信がある度にそうやって聞いてくるの?可笑しくない?俺のクラスメイトで小学校からの友達だよ。って 全部説明しないと行けないの」

「俺が安心出来る相手なら ある程度の行動は許しますよ。例えば今の様に 素直に答えてくれるならね」

なんだろう!俺の友達も行動もコイツの許可が必要なのか?そんなの嫌だ!

「俺の友達にアンタの許可は要らない」

「口が悪いけど敦ならと思うと許せるよ不思議だね」

丁寧にしゃべてるけど 言ってることメチャクチャだよ

「言ってることもやってる事もメチャクチャなのはアンタだからな従う気は無い」

「そう、残念 。
木村あゆみ 同じ高校の同級生だがクラスは違う。4月に告白され、それから付き合ってる恋人なんだってね。 キスしたの」

ッ!なんで 知ってんだよ!!
そして高校生相手に なんちゅう事を平気で聞いて来る!

「キスしたの?まさか あゆみの胸揉んだ?」

オイオイ 親でもそんな事聞いてこないよ?!

「へえー 黙りか。あゆみの裸綺麗だった?」

何が聞きたい!!

「タイムオーバー 、絶対に口を割らせる」

布団を捲り ベットに乗り上がって来た怜登は
俺が着ているパジャマを力任せに引き裂いた。

「綺麗だよ敦凄く綺麗。綺麗な敦を俺だけが独占出来ると思うとゾクゾクするよ」

切り裂いて見えてる肌に掌をスルッと滑らせ上半身を裸にしていく。

「本当に綺麗。俺の理性が保つか不安だな。敦の全てを俺のモノにするのはせめて婚約した時にしたいからね」

「ちょっと なにすっ… クチュッ…」

唇は奪われ 臍の辺りを撫でてた手が徐々に胸を這い乳首を押し潰してきた。
だんだんと激しくなるキスは息も絶え絶えで身体の力が抜けるが、俺は男だ抱かれるなんて絶対に嫌だ!!
抵抗しようとするが 上手く出来ないままに乳首を強く摘まれて抵抗出来なくなった。
痛いと 叫びたいけど唇も舌も腫れぼったくなってるみたいで 上手く動かない。
息をするのがやっとの状態だ。

「俺とあゆみのキスどっちが気持ちよかった?」

コイツ マトモな奴なの?

「胸は優しく揉んだの?それとも激しめ?」

コイツ、マトモな奴じゃない!

「答えないってことは両方かな」

勝手に質問して勝手に回答したコイツは俺の乳首を舌先で舐めてきてもう片方の乳首は指先で弄びだした。

「嫌だ、気持ち悪い やめろよ」

「どうして。こんなにプックリさせて可愛い。俺の舌と指どっちが気持ちよかった?」

コイツ 怖い

「どっちがいいか答えが出るまでしてあげる」

抵抗虚しく宣言通りどちらが良いかと答えるまで俺の乳首を刺激し続け、勝手にツラいだろって俺のペニスを大きな手に包まれて何度も擦るがなかなか最後迄はしてくれない。

イきたくてもイけないじれんまとこんなのは間違ってると思うち持ちが頭の隅にチラつく そんな時に 耳元で悪魔が囁いた。
イきたいよな、イくと気持ちいいだろ、終わりたいよな。
俺は何度も頷いていた。

 ただで イカせない。俺の要求を聞くならイカせてやる、木村あゆみと別れろ。

抵抗したけど 本気でイカせてもらえずに最後は抵抗虚しく、あゆみと別れる事を約束させられ そのまま 眠りに落ちた。




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