妖怪社長の伴侶は下僕

丹葉 菟ニ

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オプション回避は出来ません

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やっと 俺の中から出て行って貰えたのは空が白く滲み始めた時。
一日でドライを経験させられて、意識が無くなっては起こされた俺は 頭が馬鹿になりそうで怖かった。

1人では立てない俺は 抱きかかえられたまま風呂場に連れてこられて、4つん這いなったまま、空きっぱなしなってるだろう穴に舌でピチャピチャと舐められては声を上げてる俺に指を入れては 舌を這わせは楽しんでる。

「はぁぁっ、・・もぅ  やめ ・・て」

「辞めてるだろ?慎みが無くなるのは私としても楽しめないから 戻してるだけだ」

「ゆっゆび 入れんな」

「私は純粋に締まり具合を確認してるだけで、感じろとは言ってない」

「あぁぁぁぁ」

指を根元まで埋め込んでコリコリと指を細かく動かして言うセリフなのかよ!

「たった1本の指でも感じてしまうとは、こんな指よりも、もっとぶっといの知ってるだろ?」

何げに自分のナニ自慢なのか?自慢したいだけならコリコリやめろよ!
言いたいのに言えない。

「失礼します。騰貴様、そろそろ出て お支度をしていただきませんと、朝の会議に間に合いません」

「全く 無粋な奴だな。分かった」

ドアの外から救世主 内藤さんの声掛けで プチュッと指を抜きクチュクチュと舌を這わせて、ずっと掴まれてた腰から脇の下に腕を持ってきて上体を起こしてくれた騰貴に、お礼は言わない。

体重を掛けて凭れても支えてくれると知ってるから そのまま凭れて目を閉じると、優しく身体を洗い始めてくれた騰貴に全てを任せて眠りに入った。





寝返りを打ちながらゆっくりと瞼を開けると同時に 腹減ったぁ~ と独り言が虚しく響いた。

のっそり ベッドから下りるも生まれたて馬か子鹿かと笑ってしまう。

足腰が震えて上手く立てずにベッドに倒れこんだまま、ボーッとしてみるも俺の腹は食べ物を欲求して来る。もう一度 気合いを入れて立ってみるが、結果は変わらずに諦めて ゴソゴソと布団に戻って目を閉じた。



よく寝たと 目を覚ますと16時過ぎ。

はぁ~、俺 どんだけ騰貴に体力 奪われてんだろ。
足腰が 少しふらつくけど歩けないことは無い。勝手に冷蔵庫から水をもらい 喉を潤す。

腹減ったぁ~。でも、冷蔵庫 飲み物しか入ってなかったんだよな。

仕方ない騰貴を待つか。


テレビを付けると目に飛び込んで来るのが、今、1番の注目の親子。ホントに 話題が尽きないな。昨日の税務官3人に囲まれてる夫妻に筐の傲慢発言もバッチリ。それに母親の更なる賄賂発言の音声。
トドメの[筐夫妻の脱税疑惑]と題名のフリップを使って司会者が詳しく説明してる。





17時過ぎに帰宅した騰貴は京料理を中心の見た目も鮮やかな弁当を持って帰って来たが 今の俺はガッツリ食いたいのに 胃に良くないと食わせてもらえずに 持って帰って来た弁当を綺麗に平らげた。

「俺 明日から大学行きたいんだけど」

「あと少しで卒業だからな。許可してやる。帰りは真っ直ぐ帰ってこい」

それはちょっと無理がある。でも、勝手に外泊したお仕置の恐ろしいことこの上ない。ここは 正直に話して許可を取った方がいい。

「あの 俺は卒業するまでは家から通いたいんだけど?」

「理由は?」

「母さん仕事で疲れて帰ってくる時は俺か弟の匠が夕飯の支度してたけど、今 弟は受験だから」

「・・・そうだな、分かった特別に許してやる。ただし、大学卒業と同時に私と住むことが条件だ」

「卒業と同時に?」

「そうだ。で なければ許可しない」

「たまに 帰るのは?」

「極たまになら」

仕事し始めたら忙しいだろうし、頻繁には帰れなくなるだろうし、それに全く駄目とは言ってない。

「わかった」と返事をすると風呂に入るぞと風呂に連れ込まれた。

嫌だと言ったけど、足腰がふらついてる。転けて頭でも打ったらどうするつもりだ。と、至極真っ当に語ってるけど、足腰ふらつくまで やり続けたのはお前だ!とは、言えない。

騰貴に凭れて 湯船に浸かってるのは100歩譲っていいとしよう。オプション 付きなのは頂けない。それとなく 拒否して胸を隠して見たが首筋を舐め上げて耳朶を齧られた。甘噛みではなくて本気のやつ。しかも「なぜ隠す?」の超低音ボイス付きで。

はいすみませんでした!と手をどければ 胸まで きつく 抓られた。
もうヤダ。

「あの、明日は大学行っていいんだよね」

「許可してやったんだ。行ってくれば良いだろ?」

「あの、その、色々をされてしまうと、足腰が立たなくなるから」

「フッ、して欲しいのか?」

「ごめんなさい。して欲しくないです」

全力で 拒否させてもらう。

「私も今日はするつもりもない」

するつもりなければ オプション 辞めてもらっていいですか?ってか、普通は触らないだろ?!

「その、胸触るのは」

「私が触りたいから触ってるだけで、わざわざお前が感じなければ良いだけの事。私の伴侶なのだから 何時でも私の好きな時に触らせろ」

触りたいから触ってて 俺に感じるなと言う方がおかしいだろ、俺 神経通ってんだから!それに、自分が触りたい時に触らせろって。伴侶にそんな主張通るけねーだろ!

でも、俺には通るわなぁー。
胸の神経切り離す技って有るのか調べてみたい。

「胸を触られて緩く立ち上がってるのか。今交合うと明日に響くから私はやめておいた方が 賢明だと思うぞ」

後ろから覗き込まれて 両手で隠すけど時すでに遅しだ。

後ろの騰貴は喉でクックックと笑っていらっしゃる。

「そのままでいいのか?」

両方でコリコリ やツンツンしながら言うセリフか?

「良いこのままで その内 収まるから」

「ほぉ~、そのうちな」

意味ありげにつぶやくけど なんだよ。

大丈夫だ!俺は大丈夫 なんだと、呪文を唱え続けたけど 結局は 2度イくのにお世話になりました。

ぐぞぉ'' オプションが気持ちよすぎんだよ!





朝起きると なぜか騰貴が朝ごはんを作ってくれていた。

「おはようございます」

「身支度を整えて来い」

「はい」

出汁がしっかりと取ってある お味噌汁にだし巻き卵 焼き鮭  がんもと結び昆布と海老芋の炊き合わせ 無着色の明太子 フキの佃煮 旅館の朝飯か?

しかも全体的に出汁が使われてて 味が濃い物がフキの佃煮 しかもちょびっと。

「最高な生気は食べ物も気を使わないと作れない。味が濃い物や食品添加物や防腐剤は極力減らして行く方針にする」

食事制限まで 入りました。

「はぁ~」

「実家にも私の方から 調味料や食材を送っておくから気を付けて使うように」

「えっ!ちょっと待った、実家って 俺だけじゃないけど?」

「勿論 知っている、食べ物は血や肉を作る上で大切な物だからな、体に少しでも良いものを取り入れる様に心掛けろ、良いな」

知ってるなら良いけど、大丈夫なのか?

「既に親には了承を取ってあるから気にするな」
「ブーッ」

「おい!!」

味噌汁吹いちゃった!しかも 騰貴に向けて思おっきり 遠慮なく吹き出した!!

怒られました。めちゃくちゃ怒られた。
そりゃあ 怒られるわな。 

なんの了承かもと思えは オーガニックの野菜や 無添加物や防腐剤の入ってない調味料だった。








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