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電話
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ヴヴヴ~ヴヴヴ~ヴヴヴ~
なんだ?
眠いまま 振動し続けるスマホを取り 慣れた作業で耳に当てる。
《おい!さっさと出ろよ》
「は?筐?おまえ いきなりなんだよ」
頭を働かせたいけど霞掛かってて 全く上手く働かない。ぼんやりした頭で色々と聞きたいことは有るけど、予想つく解答ばかりで聞く価値なしだろう。
《どうでもいい!明日 車で空港に迎えに来い 朝の10時に来い》
「なんで?それに 車でって、車もってねぇーし」
《借りれば良いだろ!!とにかく 来い》
「はぁー、やだよ」
《散々 世話してやっただろ》
「無茶苦茶だな。ほかの人に頼めよ」
《何でもいいから 迎えに来い!1人でな》
ツーツーツー
はぁー、なんで俺の 迎えに行かないと行けないの?
「迎えに来いって空港って?やだよ 東に頼も」
借り物のスマホを操作すると出てくるのは筐の携帯と弟と母 筐建設の電話番号
SiMに入ってる電話番号しか分からない。預けてるが、ダウンロードするにもギガが心配。そもそも、携帯にある電話番号しか電話が掛からないようにしてた。
この頃、宗教やなんかの団体の電話がジャンジャン掛かって来ていて迷惑してたのだ。
困った。電話番号をわざわざ覚えてる人なんて居ない。
あっ!昔、東の手作り名刺に電話番号書いてたよな。ウォーキングクローゼットの棚に置かれた財布のカード入れに入れといたはずと 探すと直ぐ名刺を見つけて番号を押した。
「もしもし 安野だけど」
《お前!もっと早く連絡よこせよ!あの日から 消えたまんまだしよ!携帯電源落ちてるし!近くの踏切の近くに血溜まりが有るけどその場から動かした形跡が無いとかで 警察に聞ても埒あかないし!家に行っても誰も居ないし!どんだけ心配したか》
珍しく 一気に捲し立てる東に悪い事したなと反省する。携帯の調子が悪かったのは事実だけど、???血溜まり!それって俺の血溜まりかも?!それに、車に撥ねられて 轢かれた自分の事で 手一杯で そこまで頭回らなかったし。まさか そのままの事実は言えないし、家に誰も居ないのはホテルだと連絡受けたから心配は無かった。心中で答えたが口に出せるのは1箇所のみ。
「あの ごめん。携帯壊れてさ。でも次の日に筐とは連絡取れてるけど」
《ヤスは知ってたんだろ?》
あー、ニュースの筐の姿だろうな。真面に答えたくないな。
「何を?」
《何度か グラス交換してるの見てんだよ、なんでか分からなかったけど、やっと謎解けたわ。誰も信用出来なかったのか?》
「いつも 1歩下がった所から見てるよな東って。バレてないと思ってた」
《頭は悪くないのに 要領が悪いよな》
「それって褒めてる?」
《まぁ、普通かな》
「あっそ、ところで 明日暇?」
《もう少し、こぉ~、なんか反応あってもよくね? 暇だけどなに?》
「空港に筐を迎えに行かない?」
《なに?それ、なんで今1番 渦中の人物に会い行くんだよ》
「今は電話があって いきなり明日 朝10時に迎えに来いって 俺 車持ってないから」
《ふーん・・・じゃ 車出してやるから一緒に行こうか》
「えっ、俺 行きたくないんだけど」
《じゃ 8時に迎えに行くけど家でいいよな、じゃ》
プツン
ツーツーツー
家でも無い。今は騰貴の家なんだよな。景色良いし、妖怪とか言ってるけどセンス良い。リビングも広々として部屋数も4部屋 お風呂出て、脱衣所からウォーキングクローゼットを通って寝室に戻って来れる便利さに 普通に感心してしまったほどだ。
それに、このまま一緒に暮らせば良いとまで言われ 親に話さないと心配するからと今は保留にしてもらってるけど、このまま住んでしまうだろう。コレは俺の感だけど、とりあえず ここから出て家に帰らないと東に悪いよな。
ウォーキングクローゼットの中の一角に俺の服だと置いてくれてる場所がある。
しかも、下着から小物まで俺に合うだろうと、いつの間にか揃えられてた。
金持ちすげぇ~!って ドン引きしてしまった。
更にドン引きしたのが、たまたま見つけた 腕時計 これいいよな?って言った次には、ネットで普通に買うか?100円か200円の感覚で100万とか200万の物をポンと買いそうになって止めてしまった。
コンコンと説教してしまったよ。
無闇矢鱈に無駄遣いするな!と、何処に笑いのポイントがあったのか知らないがしきりに笑ってたな。
シンプルだけど肌触りが滑らかで軽くて着やすい服だなと、タグを見ると有名ブランドだった。
「嘘だろ?」
他の服を手に取りダグを幾つか確認したけど全部ブランドだった。
無駄遣いだよ。その中に俺の財布とか腕時計がちゃんと置かれてた。
その財布をズボンのポケットにねじ込んで 家の中で騰貴を探すけどいないので、置き手紙を置いて家に帰ることにした。
帰ると寝てるはずの私の伴侶が居ない変わりに 置き手紙が置かれてた。
「(明日の夕方には帰ってきます。)簡潔過ぎるのも不安だな」
掌の輪っかの中では、スヤスヤと寝てる伴侶にどうするべきかと考える。
「カメラを取り付けとくべきだったな」
「茂様はご自宅にお帰りになった後は1歩も外には出ておりません」
1羽の鴉を腕に乗せてたまま私に報告して、腕に止まる鴉を飛び立たせてベランダから部屋に入ってきた。
「そう、・・・もしもし、何処にいる?」
片手でスマホを操作すると、掌の輪っかの中で携帯を手に取った茂はそのまま布団に潜りこんだ。
《ごめん、今 自宅に居る。明日には帰るから》
「理由は言えないのか?」
《理由は、筐から電話が掛かってきて明日空港に迎えに来いって言わて》
「迎えに行く必要があるのか?」
《行きたくないから知り合いに頼んだけど、なんか話の流れで一緒にいく事になって》
「自宅に戻ったと?」
《うん、自宅に迎えに来るって言われたから》
「何時に迎えに行くんだ?」
《朝の10時に空港に なんか色々と面倒だけど一言言ってやりたいことも有るし 行ってもいいかな?って》
「言ってやりたいこと?」
《先にアイツに言わないと気が済まないから行ってくる》
「そう」
《うん、明日帰るから。じゃ》
勝手に切られてしまった携帯を机の上に置く。輪っかの中の茂はそのまま目を綴じて寝てしまった。
「確か出張があったな 明日の10時過ぎの到着便で帰ってくる予定だったな。ついでだ、そのまま 茂も連れて帰ってくる」
「まったく。茂様には私から身勝手な行動を謹んで頂くように申し上げておきます」
「手を抜いて言えよ」
「考えておきます」
「程々にな」
寝室に入ると仮の姿を解き元の姿なる。
ここ最上階の窓がくり抜かれた状態から1匹の薄いレモン色の蛇がウネウネと這い出し 遠慮なく足をつたい腕に巻きついた。
「遊びに来てやったぞ狐 嫁を娶ったと界隈では1番の噂だぞぉ~」
「もう噂になってるのか?早いな」
「花街で1番の人気を誇っとるのに 噂にならん方が可笑しいだろ。っで、で、可愛い嫁はどこだ?嫁は」
「何しに来た?」
「そりゃ 狐の嫁だろ?どんだけ いも じゃない別嬪さんかと思ってな!」
「いも と聞こえたが?」
「ほら、俺と狐は童の時から一緒に育った仲間だろ、狐の嫁は俺の妹の思えるかなって」
「辰己の嫁は界隈1の美人だからな」
「笑実は最高に別嬪さんやでぇー。そしてな、俺と笑実との間に子が出来たんよ」
「それはそれは おめでとう。生まれたら 会いに行く」
「夫婦で来いよ」
「行けたらな」
「っで、美人なの?」
「美醜か・・・あえて言うなれば普通だな。良くも悪くもなく、見た目の特悦してる所もないが、私の伴侶に間違いない。魂の色も生気の味も私には最高だ」
「へぇー、興味あるわぁ~」
「白刃と強さは変わらないお前が手を出せば怪我をするだけだ辞めとけ」
「相反する魂の色、お前の魂の色と相反するなら俺の嫁はの可能性も有るだろ?」
腕に巻きついてる蛇を鷲掴みすると顔の位置まで持ち上げると不気味み笑って見せた。
「ほぉー、この私のモノに手を出すと?」
「まて、本気で首締めるとかなし」
ボンッと、人の形になった1人の青年が現れた直後 部屋に入って来た真っ白な烏天狗の白刃は「お茶を入れましたが無用の様ですね」と呟いて 部屋を去ろうとする。
「まて、助けろ」
「狐鬼様 手助けはいりますか?」
「俺を助けろ」
「遺体の処分を頼む」
「まてぇ~、悪かったよ!!俺は笑実ちゃん一筋、他は見向きもしません」
締めてた手を離した狐鬼はニヤリと笑った。
「今日が命日にならずに良かったな」
「ヤバイよ、お前。本気だったろ?」
「本気で悪いか?」
「悪かったよ、ちょっと からかっただけだろ。せっかく言い知らさ持ってきたのに」
「良い知らせ?」
「はぁ~。喉乾いた 笑実ちゃん特製 桃奇譚千茶を持ってきたからコレでお茶入れて」
「桃奇譚千茶か、白刃頼む」
「御意」
「じゃ、お茶でも飲みながら 話そうか」
首を擦りながら リビングに向かう辰己の後ろを狐の尻尾を振りながらついて行く。
なんだ?
眠いまま 振動し続けるスマホを取り 慣れた作業で耳に当てる。
《おい!さっさと出ろよ》
「は?筐?おまえ いきなりなんだよ」
頭を働かせたいけど霞掛かってて 全く上手く働かない。ぼんやりした頭で色々と聞きたいことは有るけど、予想つく解答ばかりで聞く価値なしだろう。
《どうでもいい!明日 車で空港に迎えに来い 朝の10時に来い》
「なんで?それに 車でって、車もってねぇーし」
《借りれば良いだろ!!とにかく 来い》
「はぁー、やだよ」
《散々 世話してやっただろ》
「無茶苦茶だな。ほかの人に頼めよ」
《何でもいいから 迎えに来い!1人でな》
ツーツーツー
はぁー、なんで俺の 迎えに行かないと行けないの?
「迎えに来いって空港って?やだよ 東に頼も」
借り物のスマホを操作すると出てくるのは筐の携帯と弟と母 筐建設の電話番号
SiMに入ってる電話番号しか分からない。預けてるが、ダウンロードするにもギガが心配。そもそも、携帯にある電話番号しか電話が掛からないようにしてた。
この頃、宗教やなんかの団体の電話がジャンジャン掛かって来ていて迷惑してたのだ。
困った。電話番号をわざわざ覚えてる人なんて居ない。
あっ!昔、東の手作り名刺に電話番号書いてたよな。ウォーキングクローゼットの棚に置かれた財布のカード入れに入れといたはずと 探すと直ぐ名刺を見つけて番号を押した。
「もしもし 安野だけど」
《お前!もっと早く連絡よこせよ!あの日から 消えたまんまだしよ!携帯電源落ちてるし!近くの踏切の近くに血溜まりが有るけどその場から動かした形跡が無いとかで 警察に聞ても埒あかないし!家に行っても誰も居ないし!どんだけ心配したか》
珍しく 一気に捲し立てる東に悪い事したなと反省する。携帯の調子が悪かったのは事実だけど、???血溜まり!それって俺の血溜まりかも?!それに、車に撥ねられて 轢かれた自分の事で 手一杯で そこまで頭回らなかったし。まさか そのままの事実は言えないし、家に誰も居ないのはホテルだと連絡受けたから心配は無かった。心中で答えたが口に出せるのは1箇所のみ。
「あの ごめん。携帯壊れてさ。でも次の日に筐とは連絡取れてるけど」
《ヤスは知ってたんだろ?》
あー、ニュースの筐の姿だろうな。真面に答えたくないな。
「何を?」
《何度か グラス交換してるの見てんだよ、なんでか分からなかったけど、やっと謎解けたわ。誰も信用出来なかったのか?》
「いつも 1歩下がった所から見てるよな東って。バレてないと思ってた」
《頭は悪くないのに 要領が悪いよな》
「それって褒めてる?」
《まぁ、普通かな》
「あっそ、ところで 明日暇?」
《もう少し、こぉ~、なんか反応あってもよくね? 暇だけどなに?》
「空港に筐を迎えに行かない?」
《なに?それ、なんで今1番 渦中の人物に会い行くんだよ》
「今は電話があって いきなり明日 朝10時に迎えに来いって 俺 車持ってないから」
《ふーん・・・じゃ 車出してやるから一緒に行こうか》
「えっ、俺 行きたくないんだけど」
《じゃ 8時に迎えに行くけど家でいいよな、じゃ》
プツン
ツーツーツー
家でも無い。今は騰貴の家なんだよな。景色良いし、妖怪とか言ってるけどセンス良い。リビングも広々として部屋数も4部屋 お風呂出て、脱衣所からウォーキングクローゼットを通って寝室に戻って来れる便利さに 普通に感心してしまったほどだ。
それに、このまま一緒に暮らせば良いとまで言われ 親に話さないと心配するからと今は保留にしてもらってるけど、このまま住んでしまうだろう。コレは俺の感だけど、とりあえず ここから出て家に帰らないと東に悪いよな。
ウォーキングクローゼットの中の一角に俺の服だと置いてくれてる場所がある。
しかも、下着から小物まで俺に合うだろうと、いつの間にか揃えられてた。
金持ちすげぇ~!って ドン引きしてしまった。
更にドン引きしたのが、たまたま見つけた 腕時計 これいいよな?って言った次には、ネットで普通に買うか?100円か200円の感覚で100万とか200万の物をポンと買いそうになって止めてしまった。
コンコンと説教してしまったよ。
無闇矢鱈に無駄遣いするな!と、何処に笑いのポイントがあったのか知らないがしきりに笑ってたな。
シンプルだけど肌触りが滑らかで軽くて着やすい服だなと、タグを見ると有名ブランドだった。
「嘘だろ?」
他の服を手に取りダグを幾つか確認したけど全部ブランドだった。
無駄遣いだよ。その中に俺の財布とか腕時計がちゃんと置かれてた。
その財布をズボンのポケットにねじ込んで 家の中で騰貴を探すけどいないので、置き手紙を置いて家に帰ることにした。
帰ると寝てるはずの私の伴侶が居ない変わりに 置き手紙が置かれてた。
「(明日の夕方には帰ってきます。)簡潔過ぎるのも不安だな」
掌の輪っかの中では、スヤスヤと寝てる伴侶にどうするべきかと考える。
「カメラを取り付けとくべきだったな」
「茂様はご自宅にお帰りになった後は1歩も外には出ておりません」
1羽の鴉を腕に乗せてたまま私に報告して、腕に止まる鴉を飛び立たせてベランダから部屋に入ってきた。
「そう、・・・もしもし、何処にいる?」
片手でスマホを操作すると、掌の輪っかの中で携帯を手に取った茂はそのまま布団に潜りこんだ。
《ごめん、今 自宅に居る。明日には帰るから》
「理由は言えないのか?」
《理由は、筐から電話が掛かってきて明日空港に迎えに来いって言わて》
「迎えに行く必要があるのか?」
《行きたくないから知り合いに頼んだけど、なんか話の流れで一緒にいく事になって》
「自宅に戻ったと?」
《うん、自宅に迎えに来るって言われたから》
「何時に迎えに行くんだ?」
《朝の10時に空港に なんか色々と面倒だけど一言言ってやりたいことも有るし 行ってもいいかな?って》
「言ってやりたいこと?」
《先にアイツに言わないと気が済まないから行ってくる》
「そう」
《うん、明日帰るから。じゃ》
勝手に切られてしまった携帯を机の上に置く。輪っかの中の茂はそのまま目を綴じて寝てしまった。
「確か出張があったな 明日の10時過ぎの到着便で帰ってくる予定だったな。ついでだ、そのまま 茂も連れて帰ってくる」
「まったく。茂様には私から身勝手な行動を謹んで頂くように申し上げておきます」
「手を抜いて言えよ」
「考えておきます」
「程々にな」
寝室に入ると仮の姿を解き元の姿なる。
ここ最上階の窓がくり抜かれた状態から1匹の薄いレモン色の蛇がウネウネと這い出し 遠慮なく足をつたい腕に巻きついた。
「遊びに来てやったぞ狐 嫁を娶ったと界隈では1番の噂だぞぉ~」
「もう噂になってるのか?早いな」
「花街で1番の人気を誇っとるのに 噂にならん方が可笑しいだろ。っで、で、可愛い嫁はどこだ?嫁は」
「何しに来た?」
「そりゃ 狐の嫁だろ?どんだけ いも じゃない別嬪さんかと思ってな!」
「いも と聞こえたが?」
「ほら、俺と狐は童の時から一緒に育った仲間だろ、狐の嫁は俺の妹の思えるかなって」
「辰己の嫁は界隈1の美人だからな」
「笑実は最高に別嬪さんやでぇー。そしてな、俺と笑実との間に子が出来たんよ」
「それはそれは おめでとう。生まれたら 会いに行く」
「夫婦で来いよ」
「行けたらな」
「っで、美人なの?」
「美醜か・・・あえて言うなれば普通だな。良くも悪くもなく、見た目の特悦してる所もないが、私の伴侶に間違いない。魂の色も生気の味も私には最高だ」
「へぇー、興味あるわぁ~」
「白刃と強さは変わらないお前が手を出せば怪我をするだけだ辞めとけ」
「相反する魂の色、お前の魂の色と相反するなら俺の嫁はの可能性も有るだろ?」
腕に巻きついてる蛇を鷲掴みすると顔の位置まで持ち上げると不気味み笑って見せた。
「ほぉー、この私のモノに手を出すと?」
「まて、本気で首締めるとかなし」
ボンッと、人の形になった1人の青年が現れた直後 部屋に入って来た真っ白な烏天狗の白刃は「お茶を入れましたが無用の様ですね」と呟いて 部屋を去ろうとする。
「まて、助けろ」
「狐鬼様 手助けはいりますか?」
「俺を助けろ」
「遺体の処分を頼む」
「まてぇ~、悪かったよ!!俺は笑実ちゃん一筋、他は見向きもしません」
締めてた手を離した狐鬼はニヤリと笑った。
「今日が命日にならずに良かったな」
「ヤバイよ、お前。本気だったろ?」
「本気で悪いか?」
「悪かったよ、ちょっと からかっただけだろ。せっかく言い知らさ持ってきたのに」
「良い知らせ?」
「はぁ~。喉乾いた 笑実ちゃん特製 桃奇譚千茶を持ってきたからコレでお茶入れて」
「桃奇譚千茶か、白刃頼む」
「御意」
「じゃ、お茶でも飲みながら 話そうか」
首を擦りながら リビングに向かう辰己の後ろを狐の尻尾を振りながらついて行く。
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