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上質な恋を
夜の冒険 5
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朝からアルとユージが訪ねて来た。グルファと遭遇した時の状況を聞くためだ。天気もいいし庭で話をする事にした。
「遭遇って聞かれても 唸り声がするなって前を見たら前に2頭と後ろに3頭いたから」
「3頭が蔦に絡まってたと報告が上がってるが」
アルは寝てないのかもしれない。目の下のクマが色濃く出始めて 其ればかりが気になる。
「桔梗が・・・危ないって思ったら 緑魔法を使ってた」
気になり過ぎて 桔梗が緑魔法を使えって 正直に言ってしまう所だった。危ない危ない 桔梗が俺の足をペシっと叩いてくれて助かった。俺と桔梗が話せるのは内緒にしておいた方が良いだろう。
「植物を自在に操るのは高度な技術が必要だと聞いたことが有るけど」
ユージが感心した声を出しながら聞いて来くるけど 俺には高度な技術とやらはさっぱり分からないので首を傾げた。
ユージも顔色があまり良くない。
「どうだろう。グルファを捕まえて下さい。お願いしますって、お願いスタイルでお願いしたら3頭に蔦が絡みついただけだから。高度な技術にはならないと思うけど」
お願いスタイルってもの変だけど、他に説明の方法が分からないから俺なりに分かりやすく説明したつもりだ。
「うーん、魔法ってそうやって発動させるものじゃないけど。そうだ、イオリ 基本中の基本で これ出来る?火の属性を持ってる子供が最初にやる魔法」
暗い所でも明るくしてくれる火の玉。フヨフヨ手の平の上で浮いてる火の玉。たしかにアレができれば くらい所でも明るくて助かるけど、邸は暗くなる前にノットさんやバランさんが部屋を明るくしてくれるから問題ない。
「出来ると結構役立つよ?」
「そうかな。じゃ、ちょっとやってみる」
手の平の上に火を!ゴゴゴゴゴボアアアアア
「えええええ!なんで なんで火柱?ヤダヤダヤダ 助けてアル!!!!」
手の平の上で、行き良いよく 火柱が燃え上がり 俺はパニックになりながらも火柱をアルに向けたが素早く避けたアル。
「おい!消せぇー!」
怒鳴りながらも俺の手首を掴んで来たアル。
「消えろ消えろ消えろ消えろーー!!」
叫んでみるけど 消えない火柱に涙が溢れてきた。
「どうすれば いんだよ!!アル!!」
「魔力を断ち切る感じだ」
ゴォーーーーー!!
「火の勢いが強くなっぁーーー!!!アルぅ!!」
『落ち着け魔法使いナビがあるだろ』
そうだった!!俺にはナビがあったー!!
「ナビぃー」
『声に出てる!!』
「とにかく 落ち着け!!」
【魔法使いナビを開始します】
こんな時になんだ!無機質のカーナビ仕様のナビ様の声が頭の中に届くけど!一刻を争う感じの時にもっと状況を弁えて話して欲しい!!
「火柱消したい!!」
「イオリ!!落ち着け魔力を断ち切れ」
【状況を確認しました】
「早く もうヤダ!!」
「イオリ 落ち着け ゆっくりと深呼吸して」
【コンロの火を止めガスの元栓を締める感じです】
うん?おお!なるほど、コンロの摘みで火を消して、火柱消えた!!ガスの元栓をキュッと・・・ふぅーーこれで一安心だよね!!
俺の手の平から勢い良く立ち上ってた火柱は無くなったが手の平を少し火傷をしてしまった。ひんやりと冷たいアルの手で火傷を冷やしてくれる。
「・・・あー、凄い火柱・・家の中じゃ無くて良かったよ」
更に顔を色を悪くしたユージも引き攣りながらテーブルにうつ伏せてしまった。
「イオリ 緑魔法での拘束は緊急時の時は使って良いがその他の魔法は禁止する」
俺の火傷を冷やしながら禁止を言い渡してくるアルの顔は疲れたと物語ってる
「他ってほか全部?」
「全部は全部だ。洪水や建物を吹き飛ばされたりした日には冗談じゃ済まない」
「たしかにその通りだから 悪かったよ。まさか火柱になるとか思わなかったから」
身体を起こしながら謝ってくるけどユージが悪いなんて無いのに。
『火事にならなくて良かった』
桔梗の耳がペションとなりながらも良かったと安堵してる。
「火傷は痛くないか?」
アルの冷たい手が気持ち良くて繋いでた手を解いてチェックして来る。
「うん、 大丈夫アルの手が冷たくて気持ちいい」
「そうか」
俺の手の平を見てたアルだったが また優しく掌を握ってくれるアルにちょっと赤くなった。
「遭遇って聞かれても 唸り声がするなって前を見たら前に2頭と後ろに3頭いたから」
「3頭が蔦に絡まってたと報告が上がってるが」
アルは寝てないのかもしれない。目の下のクマが色濃く出始めて 其ればかりが気になる。
「桔梗が・・・危ないって思ったら 緑魔法を使ってた」
気になり過ぎて 桔梗が緑魔法を使えって 正直に言ってしまう所だった。危ない危ない 桔梗が俺の足をペシっと叩いてくれて助かった。俺と桔梗が話せるのは内緒にしておいた方が良いだろう。
「植物を自在に操るのは高度な技術が必要だと聞いたことが有るけど」
ユージが感心した声を出しながら聞いて来くるけど 俺には高度な技術とやらはさっぱり分からないので首を傾げた。
ユージも顔色があまり良くない。
「どうだろう。グルファを捕まえて下さい。お願いしますって、お願いスタイルでお願いしたら3頭に蔦が絡みついただけだから。高度な技術にはならないと思うけど」
お願いスタイルってもの変だけど、他に説明の方法が分からないから俺なりに分かりやすく説明したつもりだ。
「うーん、魔法ってそうやって発動させるものじゃないけど。そうだ、イオリ 基本中の基本で これ出来る?火の属性を持ってる子供が最初にやる魔法」
暗い所でも明るくしてくれる火の玉。フヨフヨ手の平の上で浮いてる火の玉。たしかにアレができれば くらい所でも明るくて助かるけど、邸は暗くなる前にノットさんやバランさんが部屋を明るくしてくれるから問題ない。
「出来ると結構役立つよ?」
「そうかな。じゃ、ちょっとやってみる」
手の平の上に火を!ゴゴゴゴゴボアアアアア
「えええええ!なんで なんで火柱?ヤダヤダヤダ 助けてアル!!!!」
手の平の上で、行き良いよく 火柱が燃え上がり 俺はパニックになりながらも火柱をアルに向けたが素早く避けたアル。
「おい!消せぇー!」
怒鳴りながらも俺の手首を掴んで来たアル。
「消えろ消えろ消えろ消えろーー!!」
叫んでみるけど 消えない火柱に涙が溢れてきた。
「どうすれば いんだよ!!アル!!」
「魔力を断ち切る感じだ」
ゴォーーーーー!!
「火の勢いが強くなっぁーーー!!!アルぅ!!」
『落ち着け魔法使いナビがあるだろ』
そうだった!!俺にはナビがあったー!!
「ナビぃー」
『声に出てる!!』
「とにかく 落ち着け!!」
【魔法使いナビを開始します】
こんな時になんだ!無機質のカーナビ仕様のナビ様の声が頭の中に届くけど!一刻を争う感じの時にもっと状況を弁えて話して欲しい!!
「火柱消したい!!」
「イオリ!!落ち着け魔力を断ち切れ」
【状況を確認しました】
「早く もうヤダ!!」
「イオリ 落ち着け ゆっくりと深呼吸して」
【コンロの火を止めガスの元栓を締める感じです】
うん?おお!なるほど、コンロの摘みで火を消して、火柱消えた!!ガスの元栓をキュッと・・・ふぅーーこれで一安心だよね!!
俺の手の平から勢い良く立ち上ってた火柱は無くなったが手の平を少し火傷をしてしまった。ひんやりと冷たいアルの手で火傷を冷やしてくれる。
「・・・あー、凄い火柱・・家の中じゃ無くて良かったよ」
更に顔を色を悪くしたユージも引き攣りながらテーブルにうつ伏せてしまった。
「イオリ 緑魔法での拘束は緊急時の時は使って良いがその他の魔法は禁止する」
俺の火傷を冷やしながら禁止を言い渡してくるアルの顔は疲れたと物語ってる
「他ってほか全部?」
「全部は全部だ。洪水や建物を吹き飛ばされたりした日には冗談じゃ済まない」
「たしかにその通りだから 悪かったよ。まさか火柱になるとか思わなかったから」
身体を起こしながら謝ってくるけどユージが悪いなんて無いのに。
『火事にならなくて良かった』
桔梗の耳がペションとなりながらも良かったと安堵してる。
「火傷は痛くないか?」
アルの冷たい手が気持ち良くて繋いでた手を解いてチェックして来る。
「うん、 大丈夫アルの手が冷たくて気持ちいい」
「そうか」
俺の手の平を見てたアルだったが また優しく掌を握ってくれるアルにちょっと赤くなった。
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