143 / 192
上質な恋を
編み物 6
しおりを挟む
『にしても、毛糸や人件費とかよく思いついたよな?』
『イオリよりは 長生きしてるからな。それなりに世の中の事は知ってる』
『そっかぁ~ ありがとうな桔梗』
『ぅむ』
ジャンムーク婦人は従女から紙とペンを受け取る。
「簡単な約束事になりますが 紙に書いて後で正式な物をつくりましょう。他には 何か条件はございますか?」
「名前と1部をレッグウォーマーと・・・そうね、ソフィア 2は割でどうかしら?」声に出しながら書き始めた。
「私もそのように考えてたの」
「なら、決まりね」
お母さんとジャンムーク婦人とで何やらサクサクと決まった。
『他に何かある?』
『イオリが思いつかなければ 良いのでは?』
『そうだよね・・・あっ!』
「あの、どんな場所だったかって伏せて貰えます?」
「審議の合間と最高の場面ですのに ・・・」
渋るジャンムーク婦人とユージのお母さん、ポンと扇子を手平に打ち付ける王妃様
「そうね!夜会や舞踏会なのどにしてはいかが?」
「そうね、あの告白劇を審議中で再現出来なければ意味が無いと思ってたけど、・・人目の中でとなると そういった場面での告白になるわね」
あのぉ~、お母さん?なに後押ししてんですか?
「最高の場面が削られるの?」
最高場面って、ユージのお母さん?泣くほどなにかあるのか??
「そうね、それもありかも。でも、それでは話が薄まってしまいます。・・・最高の物を作り出すには 私の腕の見せどころね・・・イオリ様 分かりました。でも、今回のハシューム王国とバトラ国を震撼させた薬物、横領、城の襲撃事件 この極悪人達の審議中で無ければ良いのですね?」
『どう思う?』
『あの審議の内容を伏せるなら間違いは無いな』
「えっっっっと、はい。それでお願いします」
サラサラと書き足しながら、質問を辞めないジャンムーク婦人。
「他には条件はございますか?」
「あっはい。・・・」
『桔梗 何かある?』
『私にばかり聞くな』
『だって、なんか いきなり過ぎて 話に着いて行けない』
『イオリが思いつかないのであれば無いのだろう』
「えっと、ないです」
「では、私のサインを入れております。コレは 口約束には致しません。必ず 守りますので宜しくお願い致します。後ほど 正式な書類としてお作りしますので」
綺麗な字で書かれた 仮契約書と書かれた紙を 1枚渡された。
それからは4人のご婦人方の質問責めにあい、帰る時はいつもより グッタリ疲れてしまった。
『大丈夫か?』
『大丈夫に見える?』
『全くもって見えんな』
『だよね。なんか 貪欲なモンスターに襲われた気分』
『面白い。その表現だと、骨の髄までも捕食されてるぞ』
『合ってるから』
ピュピュピュと百合が慰める様に鳴いてくれてるけど 疲れた時は寝るのが一番だと、夕飯まで少し寝ることにした。
ヒューナ鳥 閑話
【名前の意味を知る】
百合と僕に相応しい響きのいい名前を付けてもらってご機嫌になってた。
きーちゃんとよく一緒に居る男。いい男なんだろうな。僕ほどではないけどね!この男は まぁ~ 強いだろうなって思う。それに、きーちゃんの大事に思ってる人、きーちゃんも認めてるから僕が邪魔する必要はないよね。
「名前はなんと付けたの」
「百合って付けたけど、この子 雄だったんだ」
?・・えぇぇぇぇ、こんなにも可愛くもカッコイイ僕を雌って思ってたの?それ、酷くない?
「百合か、意味はあるのか?」
可愛いだけだったら許さないから!!
「純粋とか威厳」
なにそれぇ~、純粋に威厳!!いいじゃん、やっぱり隠しきれない僕のキラキラオーラが純粋に見える中にも、雄としての威厳があるんだよねぇ~、隠しきれない僕って罪深くも~。カッコイイ~。。。わっオ~もしかして その内、僕見たさに行列出来るかも、一人一人が僕に捧げるパンを持ち、百合様~!ってね キッホォォィー照れるぅ~
「勘違いするなよ 鳥男!イオリが勘違いしたまま付けた名前だ」
「またまたぁ~、きーちゃんも僕の雄としての凄さを感じてるんでしょ」
「まっったく!感じん!!」
「っ~もぉー、遠慮しなくて良いから褒めてくれていいよ」
「・・・おい、鳥男 イオリに妙な病気を移すなよ」
「僕 病気なんて持ってないもん」
「そうか、勘違いの天才だったな」
「勘違い?なーんも勘違いなんてして無いよ?」
「はぁ~ 肉が美味いな」
「そーだね~、パンも美味しいけどお野菜もおおくて 美味しいよねぇ」
【百合 危機一髪】
もぉーーー、プンプンなんだからね。起こしてくれてもいいじゃん。なんで 起こしてくれないの?酷いよ!
僕もさ、生の審議が見れるチャンスだって、興奮して寝れなくて 朝方少し寝ちゃって失敗だったけど。
気がついたら いっちゃんもきーちゃんも 居なくて慌てて追っかけたけど 中に入れなくて仕方なく外から見ることにしたんだ。
ズラッと居るけど、偉い人なんだろうね、人が大勢居るよけど、あっ!アイツ あの門番と繋がってるんだよねぇ~。
あー、アイツもやっぱり偉い奴なんだ。ゴテゴテの気持ち悪い指輪をいっぱい嵌めてる商会と仲良くしてる奴だ。ま!この美しい羽根を持ってる僕には叶わないけどね。
うーん、あっ!いっちゃんのパパさん発見!あの辺 いい人の集団だよね~、流石 教会の神主様だぁー。僕と同じ徳があるよねぇ~。
アレ いっちゃん?どうしたの?・・・アルが膝ついて何してんの?ちょっと?ちょっと?
引っ付き過ぎだよね?きーちゃん 注意しないで何してんの?引き離して 父さんと母さんが言ってたんだよ、引っ付きすぎたら子供が出来ちゃうから 簡単に引っ付いちゃダメだって!
スリスリは良いけど、引っ付いちゃ ダメだよ!いっちゃんまだ子供なんだからね!!分かってるの?!
帰ったらちゃんと僕が怒ってやらないと!
あー、真ん中の悪い奴ら ガタガタ震えて、あの気弱 真っ青。可哀想なんて思わなーい。悪い事したらちゃんと反省しないとね!
怒られないと分からないもんねぇ~、ちゃーんと反省しろよ。
ええ、ちょっと あのバカなにやってんの?
魔力使うの、ね?魔法発動しちyyyyギャーっ
あっ危ねぇーー、もう少しで焼き鳥になる所だったよ!!!!
ココ 危険!もー帰る!!
いっちゃんときーちゃんが帰ってくるまで 僕の美しい羽根を毛繕いして待ってると 帰ってきた いっちゃんときーちゃん。
「いっちゃん!!簡単に人に近づいたらダメです!!まだ子供なんだからね!!わかっttt」
「五月蝿い!黙れ!!」
アレ、あの火球は避けれたのにきーちゃんの右パンチが避けれない!
『イオリよりは 長生きしてるからな。それなりに世の中の事は知ってる』
『そっかぁ~ ありがとうな桔梗』
『ぅむ』
ジャンムーク婦人は従女から紙とペンを受け取る。
「簡単な約束事になりますが 紙に書いて後で正式な物をつくりましょう。他には 何か条件はございますか?」
「名前と1部をレッグウォーマーと・・・そうね、ソフィア 2は割でどうかしら?」声に出しながら書き始めた。
「私もそのように考えてたの」
「なら、決まりね」
お母さんとジャンムーク婦人とで何やらサクサクと決まった。
『他に何かある?』
『イオリが思いつかなければ 良いのでは?』
『そうだよね・・・あっ!』
「あの、どんな場所だったかって伏せて貰えます?」
「審議の合間と最高の場面ですのに ・・・」
渋るジャンムーク婦人とユージのお母さん、ポンと扇子を手平に打ち付ける王妃様
「そうね!夜会や舞踏会なのどにしてはいかが?」
「そうね、あの告白劇を審議中で再現出来なければ意味が無いと思ってたけど、・・人目の中でとなると そういった場面での告白になるわね」
あのぉ~、お母さん?なに後押ししてんですか?
「最高の場面が削られるの?」
最高場面って、ユージのお母さん?泣くほどなにかあるのか??
「そうね、それもありかも。でも、それでは話が薄まってしまいます。・・・最高の物を作り出すには 私の腕の見せどころね・・・イオリ様 分かりました。でも、今回のハシューム王国とバトラ国を震撼させた薬物、横領、城の襲撃事件 この極悪人達の審議中で無ければ良いのですね?」
『どう思う?』
『あの審議の内容を伏せるなら間違いは無いな』
「えっっっっと、はい。それでお願いします」
サラサラと書き足しながら、質問を辞めないジャンムーク婦人。
「他には条件はございますか?」
「あっはい。・・・」
『桔梗 何かある?』
『私にばかり聞くな』
『だって、なんか いきなり過ぎて 話に着いて行けない』
『イオリが思いつかないのであれば無いのだろう』
「えっと、ないです」
「では、私のサインを入れております。コレは 口約束には致しません。必ず 守りますので宜しくお願い致します。後ほど 正式な書類としてお作りしますので」
綺麗な字で書かれた 仮契約書と書かれた紙を 1枚渡された。
それからは4人のご婦人方の質問責めにあい、帰る時はいつもより グッタリ疲れてしまった。
『大丈夫か?』
『大丈夫に見える?』
『全くもって見えんな』
『だよね。なんか 貪欲なモンスターに襲われた気分』
『面白い。その表現だと、骨の髄までも捕食されてるぞ』
『合ってるから』
ピュピュピュと百合が慰める様に鳴いてくれてるけど 疲れた時は寝るのが一番だと、夕飯まで少し寝ることにした。
ヒューナ鳥 閑話
【名前の意味を知る】
百合と僕に相応しい響きのいい名前を付けてもらってご機嫌になってた。
きーちゃんとよく一緒に居る男。いい男なんだろうな。僕ほどではないけどね!この男は まぁ~ 強いだろうなって思う。それに、きーちゃんの大事に思ってる人、きーちゃんも認めてるから僕が邪魔する必要はないよね。
「名前はなんと付けたの」
「百合って付けたけど、この子 雄だったんだ」
?・・えぇぇぇぇ、こんなにも可愛くもカッコイイ僕を雌って思ってたの?それ、酷くない?
「百合か、意味はあるのか?」
可愛いだけだったら許さないから!!
「純粋とか威厳」
なにそれぇ~、純粋に威厳!!いいじゃん、やっぱり隠しきれない僕のキラキラオーラが純粋に見える中にも、雄としての威厳があるんだよねぇ~、隠しきれない僕って罪深くも~。カッコイイ~。。。わっオ~もしかして その内、僕見たさに行列出来るかも、一人一人が僕に捧げるパンを持ち、百合様~!ってね キッホォォィー照れるぅ~
「勘違いするなよ 鳥男!イオリが勘違いしたまま付けた名前だ」
「またまたぁ~、きーちゃんも僕の雄としての凄さを感じてるんでしょ」
「まっったく!感じん!!」
「っ~もぉー、遠慮しなくて良いから褒めてくれていいよ」
「・・・おい、鳥男 イオリに妙な病気を移すなよ」
「僕 病気なんて持ってないもん」
「そうか、勘違いの天才だったな」
「勘違い?なーんも勘違いなんてして無いよ?」
「はぁ~ 肉が美味いな」
「そーだね~、パンも美味しいけどお野菜もおおくて 美味しいよねぇ」
【百合 危機一髪】
もぉーーー、プンプンなんだからね。起こしてくれてもいいじゃん。なんで 起こしてくれないの?酷いよ!
僕もさ、生の審議が見れるチャンスだって、興奮して寝れなくて 朝方少し寝ちゃって失敗だったけど。
気がついたら いっちゃんもきーちゃんも 居なくて慌てて追っかけたけど 中に入れなくて仕方なく外から見ることにしたんだ。
ズラッと居るけど、偉い人なんだろうね、人が大勢居るよけど、あっ!アイツ あの門番と繋がってるんだよねぇ~。
あー、アイツもやっぱり偉い奴なんだ。ゴテゴテの気持ち悪い指輪をいっぱい嵌めてる商会と仲良くしてる奴だ。ま!この美しい羽根を持ってる僕には叶わないけどね。
うーん、あっ!いっちゃんのパパさん発見!あの辺 いい人の集団だよね~、流石 教会の神主様だぁー。僕と同じ徳があるよねぇ~。
アレ いっちゃん?どうしたの?・・・アルが膝ついて何してんの?ちょっと?ちょっと?
引っ付き過ぎだよね?きーちゃん 注意しないで何してんの?引き離して 父さんと母さんが言ってたんだよ、引っ付きすぎたら子供が出来ちゃうから 簡単に引っ付いちゃダメだって!
スリスリは良いけど、引っ付いちゃ ダメだよ!いっちゃんまだ子供なんだからね!!分かってるの?!
帰ったらちゃんと僕が怒ってやらないと!
あー、真ん中の悪い奴ら ガタガタ震えて、あの気弱 真っ青。可哀想なんて思わなーい。悪い事したらちゃんと反省しないとね!
怒られないと分からないもんねぇ~、ちゃーんと反省しろよ。
ええ、ちょっと あのバカなにやってんの?
魔力使うの、ね?魔法発動しちyyyyギャーっ
あっ危ねぇーー、もう少しで焼き鳥になる所だったよ!!!!
ココ 危険!もー帰る!!
いっちゃんときーちゃんが帰ってくるまで 僕の美しい羽根を毛繕いして待ってると 帰ってきた いっちゃんときーちゃん。
「いっちゃん!!簡単に人に近づいたらダメです!!まだ子供なんだからね!!わかっttt」
「五月蝿い!黙れ!!」
アレ、あの火球は避けれたのにきーちゃんの右パンチが避けれない!
10
お気に入りに追加
1,792
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
神官、触手育成の神託を受ける
彩月野生
BL
神官ルネリクスはある時、神託を受け、密かに触手と交わり快楽を貪るようになるが、傭兵上がりの屈強な将軍アロルフに見つかり、弱味を握られてしまい、彼と肉体関係を持つようになり、苦悩と悦楽の日々を過ごすようになる。
(誤字脱字報告不要)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる