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焦り
友 25
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お父さんに連れられて 王様の執務室とやって来た。
「今から話すことは他言無用だ。いいなイオリ?」
向かい合わせに座る王様はホワホワと笑ってるけど目が真剣だ。他言無用な話を俺にしていいのか疑問に思う。
『なんだろう 怖いな』
『嫌ならここから出る事だな』
『でも、気になる』
『確かに、私も気になる』
「はるか昔、神様のイタズラか気まぐれかは分からないが、このバラナ星とは異なる世界から人が送られてきた。
その星は魔法がなく、なんでも自力で解決する星だそうだ。その星から送られてきた人物は、この世界の建物は格段に良くし 下水道を整備する技術を広め、新しい食文化を作ってくれた」
静かに語りだした王様!!!それって、もしかして
「彼等が書き残した物があるが、読み解くのが困難」
心臓がバクバクいって五月蝿い。俺だけではなかった。今では無いけど 俺以外にもこの星に来た人が居る!
神様のイタズラか気まぐれかは分からないけど、その人達が どのようにこの世界で生き抜いて行ったか知りたい!
「ぜひ 見せて下さい!!」
「ほっほほほ。何人もの歴史学の者が読み解こうと努力したが 誰一人として読み解く事が出来なかった物だ。それでも、見たいか?」
「はい!!」
「では、付いて来なさい」
王様が立ち上がり 本棚に向かい 何やら呟き手を振ると、本棚が横にスライドすると地下へと下る入り口かとドキドキしめ見つめてると、ただの壁だった。
「さァ、行くぞイオリ」
行くぞって・・壁しかないけど?なんて思ってると スタスタと歩き王様は壁に激突すること無く 壁の中に吸い込まれて行った。
「へ?えぇ?なんで?」
戸惑ってる俺を無視してお父さんは俺の背中をグイグイと遠慮なく壁に向かって押す。
「ちょっ!待って どうなってんの?」
「説明するよりも体験した方が早い。怪我などしないから安心して入り口を潜れは良い」
入り口?この壁が入り口なんだ?なんにも無い ただの壁が入り口・・・どこに繋がってるか分からないけど潜ればいんだな。
「行っきまーす。」
勇気を振り絞り壁に恐る恐る壁に向かい1歩を踏み出し足を壁に伸ばすとフニォンとした感覚に一緒 気待ち悪いと思ったが そのまま地に足が着いた。
下を見ると 足が途中から無くなってるように見えるため変な気持ちだ。
「大丈夫だろ?」
「足が無くなってるように見えます」
「アハハハハ 足が無くなってるか?だが 足は繋がっているだろ?」
お父さんは面白い事を言うと笑ってるけど 俺としては複雑だ。
「はい、地に足が着いてます」
「そのまま もう一歩踏み出せば良い」
言われるがままにもう一歩踏み出し壁の中へと踏み出した。着いた先は石を積み上げて出来た部屋に蝋燭の灯が灯ってる。
「ここは?」
「ここは王と僅かな者しか知らぬ秘密の部屋だ。宝物庫よりも貴重とされるこの国の本当の宝を納めてる部屋だ」
「他言無用と言った意味が理解出来ました」
「こっちじゃ」
王様が進むとポツポツと蝋燭に火が付き辺りを照らす。棚には本や無造作に置かれてる瓶や箱があり興味を引かれる。
一番奥ばった場所に 机が置かれてる隣の鍵の付いた棚に王様は手を伸ばしカチャリと鍵を解除した。
-・-・-・-・-・-・-・-
追い返せと命じたが、昼過ぎに伺う旨を書き留めた文を受け取った。
「コレでよく解読出来なた。感心するよ」
「与えたれた才能だけで生きてらっしゃるからな」
「子供の方がもっとちゃんとした物を書く」
「そう言うな。努力を嫌うお人の様だ」
殴り書きにしても 酷い字が踊って並んだ文を呆れた眼差しで見つめた。
「今から話すことは他言無用だ。いいなイオリ?」
向かい合わせに座る王様はホワホワと笑ってるけど目が真剣だ。他言無用な話を俺にしていいのか疑問に思う。
『なんだろう 怖いな』
『嫌ならここから出る事だな』
『でも、気になる』
『確かに、私も気になる』
「はるか昔、神様のイタズラか気まぐれかは分からないが、このバラナ星とは異なる世界から人が送られてきた。
その星は魔法がなく、なんでも自力で解決する星だそうだ。その星から送られてきた人物は、この世界の建物は格段に良くし 下水道を整備する技術を広め、新しい食文化を作ってくれた」
静かに語りだした王様!!!それって、もしかして
「彼等が書き残した物があるが、読み解くのが困難」
心臓がバクバクいって五月蝿い。俺だけではなかった。今では無いけど 俺以外にもこの星に来た人が居る!
神様のイタズラか気まぐれかは分からないけど、その人達が どのようにこの世界で生き抜いて行ったか知りたい!
「ぜひ 見せて下さい!!」
「ほっほほほ。何人もの歴史学の者が読み解こうと努力したが 誰一人として読み解く事が出来なかった物だ。それでも、見たいか?」
「はい!!」
「では、付いて来なさい」
王様が立ち上がり 本棚に向かい 何やら呟き手を振ると、本棚が横にスライドすると地下へと下る入り口かとドキドキしめ見つめてると、ただの壁だった。
「さァ、行くぞイオリ」
行くぞって・・壁しかないけど?なんて思ってると スタスタと歩き王様は壁に激突すること無く 壁の中に吸い込まれて行った。
「へ?えぇ?なんで?」
戸惑ってる俺を無視してお父さんは俺の背中をグイグイと遠慮なく壁に向かって押す。
「ちょっ!待って どうなってんの?」
「説明するよりも体験した方が早い。怪我などしないから安心して入り口を潜れは良い」
入り口?この壁が入り口なんだ?なんにも無い ただの壁が入り口・・・どこに繋がってるか分からないけど潜ればいんだな。
「行っきまーす。」
勇気を振り絞り壁に恐る恐る壁に向かい1歩を踏み出し足を壁に伸ばすとフニォンとした感覚に一緒 気待ち悪いと思ったが そのまま地に足が着いた。
下を見ると 足が途中から無くなってるように見えるため変な気持ちだ。
「大丈夫だろ?」
「足が無くなってるように見えます」
「アハハハハ 足が無くなってるか?だが 足は繋がっているだろ?」
お父さんは面白い事を言うと笑ってるけど 俺としては複雑だ。
「はい、地に足が着いてます」
「そのまま もう一歩踏み出せば良い」
言われるがままにもう一歩踏み出し壁の中へと踏み出した。着いた先は石を積み上げて出来た部屋に蝋燭の灯が灯ってる。
「ここは?」
「ここは王と僅かな者しか知らぬ秘密の部屋だ。宝物庫よりも貴重とされるこの国の本当の宝を納めてる部屋だ」
「他言無用と言った意味が理解出来ました」
「こっちじゃ」
王様が進むとポツポツと蝋燭に火が付き辺りを照らす。棚には本や無造作に置かれてる瓶や箱があり興味を引かれる。
一番奥ばった場所に 机が置かれてる隣の鍵の付いた棚に王様は手を伸ばしカチャリと鍵を解除した。
-・-・-・-・-・-・-・-
追い返せと命じたが、昼過ぎに伺う旨を書き留めた文を受け取った。
「コレでよく解読出来なた。感心するよ」
「与えたれた才能だけで生きてらっしゃるからな」
「子供の方がもっとちゃんとした物を書く」
「そう言うな。努力を嫌うお人の様だ」
殴り書きにしても 酷い字が踊って並んだ文を呆れた眼差しで見つめた。
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