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焦り
友 21
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飛んで来た白い鳥を掌に乗せると形を変え一枚の紙になった。
「・・・・・」
出そうになるため息を無理やり飲み込み、送られてきた 役にも立たない紙を見せる
「??」
私から手紙を受け取り私の分まで深いため息をついたユージェット
「陛下もあのアシス様は苦手なんだろうなぁー。王子を助けたって名言してるけど 助けた王子は第4王子。コレが王位継承がなぁ~ 高ければ 是非に我が国に起こし下さいってなるけど、実際は金と勲章と爵位に領地 屋敷付き なんだろう?聖なる力は大事さを~、てっ 命題に滅多にベース基地から出ない腰抜けアシスって将軍達から馬鹿にされてたんでしょ?」
「口が過ぎるぞユージ。たとえ本当の事でも本人が居る邸ではどこで聞かれてるか分からないのだからな」
「ふーん、本当のことでしょ?戦いのスキルゼロの癖に自分が戦の指揮を取ってたかのように 語るのって辞めないと今の若い子らには 何言ってのこの人?くらいにしか 見えないよ」
「確かに アシス様は戦闘センスは無いだろうな。だが、人の命を救う聖魔法力は人並み外れてる。そこだけ は、評価してやらないとな」
「占拠してる邸が現宰相様の屋敷だとちゃんと認識してるのか疑わしい。 そろそろ呆けて来てると言われたら納得する」
「アシス様 ご本人がまだ呆けてないと言ったら呆けて無いのだろう」
「イヤイヤ 酔ってる人が俺は酔ってないって言ってる人程酔ってんだろ?俺は呆けてないって言ってる人が1番怪しい」
「まぁ、そこは否定しないが?そうだ、この後 一緒に狩りに行かないか?ユージも久しぶりだろ?」
「いいねぇ~、決まりだな」
私達が話してる後ろで ドアが乱暴に明け放れ出て来たのはアシス様。
「きっ貴様ら若造に何がわかる!!!!!」
「アシス様!!アル そこの部屋にアシス様がいらっしゃるなら言ってよ」
「言っただろ?ご本人がいらっしゃる邸では何処で聞かられるかわからないと?」
「言ってくれなきゃわからないじゃない」
肩を竦めて苦笑いするユージ。
「本人が居ようが居まいが、戦の功労者を称えるのが人のあるべき姿だぁー!!!それに聖魔法の第一人者の儂を愚弄するなど許されるわけない!今は不問にしてやるが しかとこの耳で聞いたからな それなりの処分を覚悟しておれ!それよりも イオリ殿を出せ この儂が聖魔法の素晴らしさ 尊さを、教えねばならない」
顔を赤くして相変わらず 喚き散らしてるアシス様。
「許され無いのは大侯爵家に無理やり入り込み 喚き散らし 証持ちの番を出せと暴れてるアシス様 貴方ですよ」
淡々と事実を口にしてるユージだが、アシス様が やっている事は罪だと分かっていて聞いてるのが問題だな。
「確かに、希少な聖魔法を持って生まれてくるものは少ない。だからと言って 周りが 聖魔法だけに拘らせるのは如何なものかと。イオリ本人が決めた事なら私は応援しますが」
「ふん!聖魔法を持って生まれたのだ!!当然 聖魔法一筋に生きるのが道理、証持ちだろうがなんだろうが 聖魔法の使い手として 生きて行ってもらう!」
仁王立ちして イオリの生き方を固定してしまうこの老人を直ぐに殺れたらと心底 スッキリするだろうと思うものの 出来ない相手にどうしたらと頭を抱えた。
送られてきた 手紙には 陛下自ら 「奴は面倒だ。自分達で 追い出してくれ。少々の事には目を瞑る」
父からは「健闘を祈る」と、だけだった。
切り捨てたら少々とは・・・ならないだろうな。
「・・・・・」
出そうになるため息を無理やり飲み込み、送られてきた 役にも立たない紙を見せる
「??」
私から手紙を受け取り私の分まで深いため息をついたユージェット
「陛下もあのアシス様は苦手なんだろうなぁー。王子を助けたって名言してるけど 助けた王子は第4王子。コレが王位継承がなぁ~ 高ければ 是非に我が国に起こし下さいってなるけど、実際は金と勲章と爵位に領地 屋敷付き なんだろう?聖なる力は大事さを~、てっ 命題に滅多にベース基地から出ない腰抜けアシスって将軍達から馬鹿にされてたんでしょ?」
「口が過ぎるぞユージ。たとえ本当の事でも本人が居る邸ではどこで聞かれてるか分からないのだからな」
「ふーん、本当のことでしょ?戦いのスキルゼロの癖に自分が戦の指揮を取ってたかのように 語るのって辞めないと今の若い子らには 何言ってのこの人?くらいにしか 見えないよ」
「確かに アシス様は戦闘センスは無いだろうな。だが、人の命を救う聖魔法力は人並み外れてる。そこだけ は、評価してやらないとな」
「占拠してる邸が現宰相様の屋敷だとちゃんと認識してるのか疑わしい。 そろそろ呆けて来てると言われたら納得する」
「アシス様 ご本人がまだ呆けてないと言ったら呆けて無いのだろう」
「イヤイヤ 酔ってる人が俺は酔ってないって言ってる人程酔ってんだろ?俺は呆けてないって言ってる人が1番怪しい」
「まぁ、そこは否定しないが?そうだ、この後 一緒に狩りに行かないか?ユージも久しぶりだろ?」
「いいねぇ~、決まりだな」
私達が話してる後ろで ドアが乱暴に明け放れ出て来たのはアシス様。
「きっ貴様ら若造に何がわかる!!!!!」
「アシス様!!アル そこの部屋にアシス様がいらっしゃるなら言ってよ」
「言っただろ?ご本人がいらっしゃる邸では何処で聞かられるかわからないと?」
「言ってくれなきゃわからないじゃない」
肩を竦めて苦笑いするユージ。
「本人が居ようが居まいが、戦の功労者を称えるのが人のあるべき姿だぁー!!!それに聖魔法の第一人者の儂を愚弄するなど許されるわけない!今は不問にしてやるが しかとこの耳で聞いたからな それなりの処分を覚悟しておれ!それよりも イオリ殿を出せ この儂が聖魔法の素晴らしさ 尊さを、教えねばならない」
顔を赤くして相変わらず 喚き散らしてるアシス様。
「許され無いのは大侯爵家に無理やり入り込み 喚き散らし 証持ちの番を出せと暴れてるアシス様 貴方ですよ」
淡々と事実を口にしてるユージだが、アシス様が やっている事は罪だと分かっていて聞いてるのが問題だな。
「確かに、希少な聖魔法を持って生まれてくるものは少ない。だからと言って 周りが 聖魔法だけに拘らせるのは如何なものかと。イオリ本人が決めた事なら私は応援しますが」
「ふん!聖魔法を持って生まれたのだ!!当然 聖魔法一筋に生きるのが道理、証持ちだろうがなんだろうが 聖魔法の使い手として 生きて行ってもらう!」
仁王立ちして イオリの生き方を固定してしまうこの老人を直ぐに殺れたらと心底 スッキリするだろうと思うものの 出来ない相手にどうしたらと頭を抱えた。
送られてきた 手紙には 陛下自ら 「奴は面倒だ。自分達で 追い出してくれ。少々の事には目を瞑る」
父からは「健闘を祈る」と、だけだった。
切り捨てたら少々とは・・・ならないだろうな。
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