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焦り
友 16
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アルベルトside
色々と悩みをためこんでいたのだろう。溜め込んだ物を思いつくままを吐き出すだけ吐き出したイオリは、今 私の肩に小さな頭を乗せて美しい夜空の下で眠りに着いた。
初めは番だと嬉しさが勝ったが、少し様子がと言うよりは、全くこの世界の事を 知っていているようで知らない。
邸に帰ってきて更におかしいと言える事が幾つもあった。両親はイオリには親が居ないのだから、可笑しくてもしょうが無いと言っていが、イオリが作り出したお菓子をきっかけに両親も可笑しいと首を捻る始末だ。
そして、誰に教えて貰ったのか 頭の良さはずば抜けてる。
証は本物だ、真実の鏡を見た時も証持ちと出てた。私では理解し難い 謎に包まれてるイオリ。そして、自分で真実を語ってくれた時は、私自身が考えも付かなかった驚きの事実。直ぐに冷静になるために1人になりたくて「関係ない。イオリは証を持つ私の番だ」と、事実だけを告げて 執務室に戻り、冷静に私自身と向き合った。
"死んだのは俺。目が覚めたら知らない所にいたし、桔梗は目が覚めた時は側に居てくれた。俺はこの星の人間ではない"
死んだ?
イオリは生きてる。この手で何度もイオリに触れてるのだ間違いない。
そして、最後のセリフ・・・この星の人間では無い。
もし、イオリが本当の事を語っていたとしたら全ての矛盾は無くなる。
でも、何処から来たとしてもイオリはイオリだ。私は一目見たときからイオリに惹かれた。飢えた飢餓感を感じ、直ぐにでも自分のモノにしたかった。番だと知る前からイオリをモノにしたかった。
何処の星で生まれ育ったかなど、粗末なことにしか感じられない。
大事なのは私の隠しようもない独占欲だ。
ユージに範囲を広げ、なんでもいい イオリの僅かな詳細いいから掴んでこいと命令を出したが、流石のユージにもお手上げ状態だと嘆息してた。イオリが他の星から来たのなら、どんなに調べても何も出てこないはずだ。直ぐに引き上げるようにと手紙を書いて飛ばす。
イオリから離れる気持ちなんて微塵もないと認識してグリーを呼びイオリの様子を聞けば私と一緒だったのでは?と、帰ってくる。
慌てて辺りを探すが見当たらない。
グリーにもういちど邸を見てもらい その間わたしはジャンに飛び乗り林に入った。
初めて 庭が広い事に苛立ちを覚えながら 最悪な事ばかりが頭を過ぎり焦りが積もる。
もう一度向き合って自分の思いを伝えよう。辛いが嫌われても仕方ないが、離れられないなら先ずは私の胸の内を知ってもらう事から始めよう。
返事がある事を祈りイオリの名を叫び続けてると、左手の奥から微かに声が聞こえ ジャンを走らせた。
色々と悩みをためこんでいたのだろう。溜め込んだ物を思いつくままを吐き出すだけ吐き出したイオリは、今 私の肩に小さな頭を乗せて美しい夜空の下で眠りに着いた。
初めは番だと嬉しさが勝ったが、少し様子がと言うよりは、全くこの世界の事を 知っていているようで知らない。
邸に帰ってきて更におかしいと言える事が幾つもあった。両親はイオリには親が居ないのだから、可笑しくてもしょうが無いと言っていが、イオリが作り出したお菓子をきっかけに両親も可笑しいと首を捻る始末だ。
そして、誰に教えて貰ったのか 頭の良さはずば抜けてる。
証は本物だ、真実の鏡を見た時も証持ちと出てた。私では理解し難い 謎に包まれてるイオリ。そして、自分で真実を語ってくれた時は、私自身が考えも付かなかった驚きの事実。直ぐに冷静になるために1人になりたくて「関係ない。イオリは証を持つ私の番だ」と、事実だけを告げて 執務室に戻り、冷静に私自身と向き合った。
"死んだのは俺。目が覚めたら知らない所にいたし、桔梗は目が覚めた時は側に居てくれた。俺はこの星の人間ではない"
死んだ?
イオリは生きてる。この手で何度もイオリに触れてるのだ間違いない。
そして、最後のセリフ・・・この星の人間では無い。
もし、イオリが本当の事を語っていたとしたら全ての矛盾は無くなる。
でも、何処から来たとしてもイオリはイオリだ。私は一目見たときからイオリに惹かれた。飢えた飢餓感を感じ、直ぐにでも自分のモノにしたかった。番だと知る前からイオリをモノにしたかった。
何処の星で生まれ育ったかなど、粗末なことにしか感じられない。
大事なのは私の隠しようもない独占欲だ。
ユージに範囲を広げ、なんでもいい イオリの僅かな詳細いいから掴んでこいと命令を出したが、流石のユージにもお手上げ状態だと嘆息してた。イオリが他の星から来たのなら、どんなに調べても何も出てこないはずだ。直ぐに引き上げるようにと手紙を書いて飛ばす。
イオリから離れる気持ちなんて微塵もないと認識してグリーを呼びイオリの様子を聞けば私と一緒だったのでは?と、帰ってくる。
慌てて辺りを探すが見当たらない。
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もう一度向き合って自分の思いを伝えよう。辛いが嫌われても仕方ないが、離れられないなら先ずは私の胸の内を知ってもらう事から始めよう。
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