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焦り
友 9
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部屋を出ていったアル。
なかなか帰って来ないことをいい事に ベットを抜け出して 大きく伸びをする。
『寝てないとアルベルトが怒るぞ』
『寝てばっかだと 背中痛くて』
『そうなのか?ならベットのうえで座ってるといい』
俺の足元でグイグイと押してベッドに戻そうとする桔梗。
「ハイハイ、ってさ 押されると倒れそうなんだけど」
大人しくなった桔梗をヒョイっと避けて 部屋を出た。
『どこに行くのだ』
隣を歩く桔梗は不機嫌に聞いてくる。
『冷たい飲み物は水 暖かい飲み物は紅茶 なんか飽きてきたからさ サッパリした飲み物飲みたいから キッチン借りようかなって』
『それならば、アルベルトに依頼すればいい』
『そうだけどさ、オレが暇なんだよねぇ』
『気持ちは分かるが、今でなくてもいい様な気がするぞ、それにアルベルトが怒ってるぞ』
『なんで アルが怒ってるって分かるの?』
『後ろに居るからな』
『へっ?』
「どこに向かってるのか説明してくれ」
「ヒィっ」
仁王立ちに腕を組んで 更に額に青筋を浮かべて怒ってるアル怖ぇ~よ。
「寝てないといけない人物がなぜ、廊下を歩いてる?」
「えっとー、喉乾いて」
「水差しとコップがあっただろ」
「あったかな?」
「部屋に戻れ」
逆らわない方が良さそう。
「はぁーい」
「熱が出ぶり返したらどうする?」
「心配かけてごめん」
「謝らなくていいからベッドに戻れ。桔梗も付いて歩くなら注意して欲しい」
「ガゥゥ」
『注意したのに私まで怒られてしまった』
『ごめん』
「桔梗は注意して来たけど俺が無視したから。桔梗は悪くない」
「そうか、桔梗の言うことを聞かなかったイオリの責任だ」
「はぁ~、そうですね。では、おやすみなさい」
部屋に戻りベッドに潜り込むと頭から布団を被った。
「元気になれば イオリの好きな事をすればいい」
「ぅん」
心配してくれてるのが分かる。けど、ただベッドの上で過ごすのは暇を持て余してしまう。
今は体力が少ないひ弱な子だけど、元は元気が取り柄の青年だ。じっとしてるのは辛い。
また ソファーに座り込み書類を読み込むアル。
1度 書斎に戻って仕事をした方が良いだろう?と、言ったがイオリの側に居ると言って次の日も居座ってしまった。
さすがの桔梗も アルベルトは過保護過ぎると、呆れてた。
なかなか帰って来ないことをいい事に ベットを抜け出して 大きく伸びをする。
『寝てないとアルベルトが怒るぞ』
『寝てばっかだと 背中痛くて』
『そうなのか?ならベットのうえで座ってるといい』
俺の足元でグイグイと押してベッドに戻そうとする桔梗。
「ハイハイ、ってさ 押されると倒れそうなんだけど」
大人しくなった桔梗をヒョイっと避けて 部屋を出た。
『どこに行くのだ』
隣を歩く桔梗は不機嫌に聞いてくる。
『冷たい飲み物は水 暖かい飲み物は紅茶 なんか飽きてきたからさ サッパリした飲み物飲みたいから キッチン借りようかなって』
『それならば、アルベルトに依頼すればいい』
『そうだけどさ、オレが暇なんだよねぇ』
『気持ちは分かるが、今でなくてもいい様な気がするぞ、それにアルベルトが怒ってるぞ』
『なんで アルが怒ってるって分かるの?』
『後ろに居るからな』
『へっ?』
「どこに向かってるのか説明してくれ」
「ヒィっ」
仁王立ちに腕を組んで 更に額に青筋を浮かべて怒ってるアル怖ぇ~よ。
「寝てないといけない人物がなぜ、廊下を歩いてる?」
「えっとー、喉乾いて」
「水差しとコップがあっただろ」
「あったかな?」
「部屋に戻れ」
逆らわない方が良さそう。
「はぁーい」
「熱が出ぶり返したらどうする?」
「心配かけてごめん」
「謝らなくていいからベッドに戻れ。桔梗も付いて歩くなら注意して欲しい」
「ガゥゥ」
『注意したのに私まで怒られてしまった』
『ごめん』
「桔梗は注意して来たけど俺が無視したから。桔梗は悪くない」
「そうか、桔梗の言うことを聞かなかったイオリの責任だ」
「はぁ~、そうですね。では、おやすみなさい」
部屋に戻りベッドに潜り込むと頭から布団を被った。
「元気になれば イオリの好きな事をすればいい」
「ぅん」
心配してくれてるのが分かる。けど、ただベッドの上で過ごすのは暇を持て余してしまう。
今は体力が少ないひ弱な子だけど、元は元気が取り柄の青年だ。じっとしてるのは辛い。
また ソファーに座り込み書類を読み込むアル。
1度 書斎に戻って仕事をした方が良いだろう?と、言ったがイオリの側に居ると言って次の日も居座ってしまった。
さすがの桔梗も アルベルトは過保護過ぎると、呆れてた。
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