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焦り
友 2
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アルの隣に居た桔梗が俺の隣に来て体を擦り付けてくる。
フサフサした毛並みが気持ちいい。
『俺さアルの気持ち ちゃんと分かってやれなかった』
『今 少しは 分かってやれたのか』
『うん』
『分かってやれて 良かったな』
待っていても来ない相手を、たった1人で待っていたアル。
「やっと会えた 唯一無二の番を着飾って見せびらかしたい!コレは誰しも共通よね!」
へっ?なに?
「見せびらかしたいとは思わない。だが、着飾ってみたい」
!!
それで これか?!
「コレはどう見ても女性が着るものでしょ!」
「そうなのか?」
「違うわよ」
ええー!コレはどう見ても女性が着る服でしょう?
「女性がズボンなんて履かないわよ」
「え?そうなんですか?」
「そうよ、女性がズボンを履いて、男性がスカートを履いてはおかしいでしょ」
「確かに男性がスカートを履くのは・・」
アルを見て想像してしまった。
似合わねぇ~。って 顔をしてしまったと自分でもわかった。
アルも俺が何を想像したかわかったのかもしれない。思いっきり顔を顰めた。
「あっ!じゃ マーサは男性・・なんですか」
「まぁまぁまぁ、もしかして 私のこと 女性だと思ってくれてたの?キャー 、どうしましょ。嬉しいわ!ダーリンに話して聞かせたいわ」
両手を組んで喜ぶ仕草は女性そのものだが、中身は男性なんだ。そんな人は大勢いたしな、偏見は無いけど どこの星にも居るもんだな。
ゆるふわカールに薄らとお化粧してフッわっとしたパンツスーツ?だからどっちかな?と、迷っよてしまったが謎が解けて良かった。
「ね、しっかりとズボンになってるでしょ?」
ねっ、て 言われてもぉ~、コレは着る気には慣れない。
「俺はアルみたいな 服が良いです」
「アルの服ねぇ~。そうねぇー」
新たにスケッチブックを取り出してサラサラと書いている途中でアルが覗き込み また あーでもないこうでも無いとやり始めて 出来上がりのスケッチを見せてもらうが、胸元ビラビラが凄い。
袖口が折り返しみたいになってるが 刺繍するのか ド派手な袖口と大ぶりのボタンが描かれてる。
膝までの上着にの前の部分は袖口と同じで刺繍予定なのか?ド派手だ。
「俺は アルみたいな服が良いです」
「それは・・・」
「知らないと思うけど、お茶会はシンプルと動きやすさのみで服を選ぶ人は居ないわ。騙されたと思って着ることをオススメするわ」
『マーサの言う通りだと思うぞ。知らないなら知ってる人の言うことを素直になれ聞くに限る』
たしかに何も知らない。素直に言うことを聞くとして、胸元ビラビラかリボンどちらかを選ばないといけないのか。
悩んでると 更にスケッチブックにサラサラを書いてくれたけど、ヒラヒラにリボンは必須みたいで、絶対に描かれてた。
フサフサした毛並みが気持ちいい。
『俺さアルの気持ち ちゃんと分かってやれなかった』
『今 少しは 分かってやれたのか』
『うん』
『分かってやれて 良かったな』
待っていても来ない相手を、たった1人で待っていたアル。
「やっと会えた 唯一無二の番を着飾って見せびらかしたい!コレは誰しも共通よね!」
へっ?なに?
「見せびらかしたいとは思わない。だが、着飾ってみたい」
!!
それで これか?!
「コレはどう見ても女性が着るものでしょ!」
「そうなのか?」
「違うわよ」
ええー!コレはどう見ても女性が着る服でしょう?
「女性がズボンなんて履かないわよ」
「え?そうなんですか?」
「そうよ、女性がズボンを履いて、男性がスカートを履いてはおかしいでしょ」
「確かに男性がスカートを履くのは・・」
アルを見て想像してしまった。
似合わねぇ~。って 顔をしてしまったと自分でもわかった。
アルも俺が何を想像したかわかったのかもしれない。思いっきり顔を顰めた。
「あっ!じゃ マーサは男性・・なんですか」
「まぁまぁまぁ、もしかして 私のこと 女性だと思ってくれてたの?キャー 、どうしましょ。嬉しいわ!ダーリンに話して聞かせたいわ」
両手を組んで喜ぶ仕草は女性そのものだが、中身は男性なんだ。そんな人は大勢いたしな、偏見は無いけど どこの星にも居るもんだな。
ゆるふわカールに薄らとお化粧してフッわっとしたパンツスーツ?だからどっちかな?と、迷っよてしまったが謎が解けて良かった。
「ね、しっかりとズボンになってるでしょ?」
ねっ、て 言われてもぉ~、コレは着る気には慣れない。
「俺はアルみたいな 服が良いです」
「アルの服ねぇ~。そうねぇー」
新たにスケッチブックを取り出してサラサラと書いている途中でアルが覗き込み また あーでもないこうでも無いとやり始めて 出来上がりのスケッチを見せてもらうが、胸元ビラビラが凄い。
袖口が折り返しみたいになってるが 刺繍するのか ド派手な袖口と大ぶりのボタンが描かれてる。
膝までの上着にの前の部分は袖口と同じで刺繍予定なのか?ド派手だ。
「俺は アルみたいな服が良いです」
「それは・・・」
「知らないと思うけど、お茶会はシンプルと動きやすさのみで服を選ぶ人は居ないわ。騙されたと思って着ることをオススメするわ」
『マーサの言う通りだと思うぞ。知らないなら知ってる人の言うことを素直になれ聞くに限る』
たしかに何も知らない。素直に言うことを聞くとして、胸元ビラビラかリボンどちらかを選ばないといけないのか。
悩んでると 更にスケッチブックにサラサラを書いてくれたけど、ヒラヒラにリボンは必須みたいで、絶対に描かれてた。
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