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戸惑い
痣 7
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腹が満たされもう一度 眠りに付いたのは何時だ?ボーっと外を眺めるも登ってる太陽が落ちて来ることはない。
もぉー、俺のバカ!!なんでもっと早く起きない。
ぼさぼさの頭のまま廊下に通じるドアを開ければアルが立っていた。
「・・・起きたか。具合は、どうだ?」
「大丈夫です。」
「そうか。それは、良かった。昼食は、食べれ、そうか?」
??なんか こんな事を思うのは失礼だけど、何度も何度も練習したスピーチの人みたい。
じいちゃんがはあがり症で、町内会の進行役でも上がってしまうタイプ、毎度 本番前に何度も練習してたのを知ってる。
ハッキリ言って、何度も練習して 出来上がりが不出来なロボットの様だと、ばあちゃんと良く笑ってたが、アルが今 そんな感じだ。
「・・・・・・」
ロボットじいちゃんの喋りを思い出したら笑えてくる。アルを前に笑ったら駄目だと堪えようとして 思わず顔を背けてしまった。
「ど、どうした!?イオリ」
「いえ、構わないで下さい。本当に大丈夫なので。教会に行きたいので 急ぎましょう」
「あぁ、そうだな。昼食を、取った後に、出向くとしよう。連絡は、私の方から、しておく」
ダメだ。笑えてくるが、我慢だ!我慢!!
「そうですか。宜しくお願いします」
教会に出向くのにわざわざ連絡しないと行けないの?
食堂だと案内された部屋にはお母さんが先に来て座ってた。
「良かったわ、まだ具合が良くならないのならば医者を呼ぼうとグリーと相談してたのよ」
そんなに心配されてたんだ。悪い事しちゃったな。
「ご迷惑をおかけしてすみません。えぇっと、アルベルトのお母さんですよね」
あらあら まぁまぁ と慌てふためくお母さん。
「ごめんなさい。そうよね、私としたことが
本当にごめんなさい。遅れてご挨拶も変な話しよね。アルベルトの母親のソフィア・サー・マシュームと申します」
スカートを少しつまみ 持ち上げて 頭を下げるお母さん。
?こーいう 挨拶って形式的な物だよね、コレって なんって言ったけ・・・うーん思い出せん。
「イオリと言います。その、昨夜はお騒がせしてしまいすみませんでした」
「気にしないで、話はアルベルトから聞いたから。アルベルトの早とちりも困ったものね。良く、言い聞かせたからイオリもアルベルトを許して上げて欲しいの」
なにを どう話したのか サッパリ分からないが 取り敢えず 事なかれ主義で行こうと、いい子の返事をして 席に着いた。は、良いが 横から支給してもらいながの食事は人生初だな。食べたけど 食べ物が何処に入っていったのか わからん。食事しながらも お母さんとの会話だけが続くだけで アルは聞き役に徹してるだけだ。
「イオリのお誕生日はいつなの?」
カレンダーがあるんだ。でも地球と一緒?なのかも分からんのに 迂闊に答えれない。
「さぁ~。俺の誕生日は何時なんでしょうか?」
「イオリ 貴方・・・安心して。今日から私達が家族よ。今まで辛かったでしょうが、必ず幸せにしてみせるわ」
悲しげな表情から取り出したハンカチで目尻に押し当て 涙を拭い始めたお母さん。おいおい、俺はどれだけ不幸な人間だと思われてんだ!?じいちゃんとばあちゃんにタップリ愛されて育ったぞ!!
「すみませんが、イオリを幸せにするのは私の役目なので母さんは控えてて貰えますか?」
やっと 喋ったかと思えば アルも見当違いな意見。俺はアンタに幸せにして貰わなくても良い。
『安泰だな』
その言葉は絶対に今 当てはまる言葉じゃ無いからな桔梗。
もぉー、俺のバカ!!なんでもっと早く起きない。
ぼさぼさの頭のまま廊下に通じるドアを開ければアルが立っていた。
「・・・起きたか。具合は、どうだ?」
「大丈夫です。」
「そうか。それは、良かった。昼食は、食べれ、そうか?」
??なんか こんな事を思うのは失礼だけど、何度も何度も練習したスピーチの人みたい。
じいちゃんがはあがり症で、町内会の進行役でも上がってしまうタイプ、毎度 本番前に何度も練習してたのを知ってる。
ハッキリ言って、何度も練習して 出来上がりが不出来なロボットの様だと、ばあちゃんと良く笑ってたが、アルが今 そんな感じだ。
「・・・・・・」
ロボットじいちゃんの喋りを思い出したら笑えてくる。アルを前に笑ったら駄目だと堪えようとして 思わず顔を背けてしまった。
「ど、どうした!?イオリ」
「いえ、構わないで下さい。本当に大丈夫なので。教会に行きたいので 急ぎましょう」
「あぁ、そうだな。昼食を、取った後に、出向くとしよう。連絡は、私の方から、しておく」
ダメだ。笑えてくるが、我慢だ!我慢!!
「そうですか。宜しくお願いします」
教会に出向くのにわざわざ連絡しないと行けないの?
食堂だと案内された部屋にはお母さんが先に来て座ってた。
「良かったわ、まだ具合が良くならないのならば医者を呼ぼうとグリーと相談してたのよ」
そんなに心配されてたんだ。悪い事しちゃったな。
「ご迷惑をおかけしてすみません。えぇっと、アルベルトのお母さんですよね」
あらあら まぁまぁ と慌てふためくお母さん。
「ごめんなさい。そうよね、私としたことが
本当にごめんなさい。遅れてご挨拶も変な話しよね。アルベルトの母親のソフィア・サー・マシュームと申します」
スカートを少しつまみ 持ち上げて 頭を下げるお母さん。
?こーいう 挨拶って形式的な物だよね、コレって なんって言ったけ・・・うーん思い出せん。
「イオリと言います。その、昨夜はお騒がせしてしまいすみませんでした」
「気にしないで、話はアルベルトから聞いたから。アルベルトの早とちりも困ったものね。良く、言い聞かせたからイオリもアルベルトを許して上げて欲しいの」
なにを どう話したのか サッパリ分からないが 取り敢えず 事なかれ主義で行こうと、いい子の返事をして 席に着いた。は、良いが 横から支給してもらいながの食事は人生初だな。食べたけど 食べ物が何処に入っていったのか わからん。食事しながらも お母さんとの会話だけが続くだけで アルは聞き役に徹してるだけだ。
「イオリのお誕生日はいつなの?」
カレンダーがあるんだ。でも地球と一緒?なのかも分からんのに 迂闊に答えれない。
「さぁ~。俺の誕生日は何時なんでしょうか?」
「イオリ 貴方・・・安心して。今日から私達が家族よ。今まで辛かったでしょうが、必ず幸せにしてみせるわ」
悲しげな表情から取り出したハンカチで目尻に押し当て 涙を拭い始めたお母さん。おいおい、俺はどれだけ不幸な人間だと思われてんだ!?じいちゃんとばあちゃんにタップリ愛されて育ったぞ!!
「すみませんが、イオリを幸せにするのは私の役目なので母さんは控えてて貰えますか?」
やっと 喋ったかと思えば アルも見当違いな意見。俺はアンタに幸せにして貰わなくても良い。
『安泰だな』
その言葉は絶対に今 当てはまる言葉じゃ無いからな桔梗。
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