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戸惑い
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王都に着いたのは良いものの、さて、これからどうすればいいか戸惑うばかりだ。
それに、王都と言われるだけありお城が有るのだろうと思って居たけど見渡した限りお城は見当たらない。
王都ってお城が無くても王都なんだ。
時間が遅いのか 人はまばらだが、それでも足早に人々は家路に急いでるのか通り過ぎていく。大きな通りに面して、お店が引き締め合い 適度に緑や 開けた場所があるのが分かるか。
隣でアルベルトが膝を折り桔梗に何かを見せた。
「キキョウ すまないが この首輪を付けてはくれないだろうか?我が家の紋章が彫られてある。この地で安全に居るための物だとおもってくれ」
首を反らして付けろと言ってるみたいだ。
お礼を言って アルは桔梗に首輪をつけた。
ブラックダイヤモンドに真っ赤なルビーが重なりあっててルビーの部分に紋章が彫られてる為に赤い色の中に黒い紋章が浮かび上がる。とても手の込んだ物だ。
ヒラリと馬に跨るとまた俺に手を差し伸べて来たアル。
「・・えっと・・・・」
「どうした?馬に乗るのは疲れたか?したかない少し歩くか」
ただ戸惑っただけだが、アルは1人で納得して 馬の背を長い足でまたごしてヒラリと降りて来た姿は優雅で 誰もが王子様が 降りた様にしか見えない。
『どうした、イオリ?』
『少し 想像してた王都とのギャップに驚いてて』
『そうか?こんなものだが、どんな想像をしてたんだ?』
1番の疑問を聞いてみよう。
「あの、王都ってお城が有るから王都なんですよね?なんでお城が無いんですか?」
「「「ある・あるよ・ありますよ」」」
なんで 同時に答える。それに有るとはどこに有るのだ?見渡す限り見えない。
「無いですよね」
「「「離れてるからな・離れてるからね・離れてますからね」」」
だから、なんで同時に喋る?
ふーん、奥の方にあるんだ・・・・どんだけ広いんだよ!!
「あの、俺に付き合って歩かなくても。それに、ユージも疲れてるから家に帰って休んだ方がいいですよ。俺に付き合って貰いありがとうございました」
ヒュゥ~…俺達の回りだけが 氷河期に突入した瞬間 ユージがまたまた真っ青になたその隣で死んだ目でユージを見る弟の姿があった。
「随分と仲良くなったものだな。ユージ」
「いや、ほらユージェットって長いしその内身内になるんだし。なっ!アシュインもそう思うだろ?そうだ、アシュインも長いからアシュと呼べばいい。兄の俺が許す」
「なっ!」
「確かに そうだとしても、俺の番だということを忘れるな。」
違う、神様の手違いです。とは俺にはなんとなく言えない。早く手違いを直して貰わないと俺が困るよ。
こんな間違った 番ごっこやめないとな。
それに、王都と言われるだけありお城が有るのだろうと思って居たけど見渡した限りお城は見当たらない。
王都ってお城が無くても王都なんだ。
時間が遅いのか 人はまばらだが、それでも足早に人々は家路に急いでるのか通り過ぎていく。大きな通りに面して、お店が引き締め合い 適度に緑や 開けた場所があるのが分かるか。
隣でアルベルトが膝を折り桔梗に何かを見せた。
「キキョウ すまないが この首輪を付けてはくれないだろうか?我が家の紋章が彫られてある。この地で安全に居るための物だとおもってくれ」
首を反らして付けろと言ってるみたいだ。
お礼を言って アルは桔梗に首輪をつけた。
ブラックダイヤモンドに真っ赤なルビーが重なりあっててルビーの部分に紋章が彫られてる為に赤い色の中に黒い紋章が浮かび上がる。とても手の込んだ物だ。
ヒラリと馬に跨るとまた俺に手を差し伸べて来たアル。
「・・えっと・・・・」
「どうした?馬に乗るのは疲れたか?したかない少し歩くか」
ただ戸惑っただけだが、アルは1人で納得して 馬の背を長い足でまたごしてヒラリと降りて来た姿は優雅で 誰もが王子様が 降りた様にしか見えない。
『どうした、イオリ?』
『少し 想像してた王都とのギャップに驚いてて』
『そうか?こんなものだが、どんな想像をしてたんだ?』
1番の疑問を聞いてみよう。
「あの、王都ってお城が有るから王都なんですよね?なんでお城が無いんですか?」
「「「ある・あるよ・ありますよ」」」
なんで 同時に答える。それに有るとはどこに有るのだ?見渡す限り見えない。
「無いですよね」
「「「離れてるからな・離れてるからね・離れてますからね」」」
だから、なんで同時に喋る?
ふーん、奥の方にあるんだ・・・・どんだけ広いんだよ!!
「あの、俺に付き合って歩かなくても。それに、ユージも疲れてるから家に帰って休んだ方がいいですよ。俺に付き合って貰いありがとうございました」
ヒュゥ~…俺達の回りだけが 氷河期に突入した瞬間 ユージがまたまた真っ青になたその隣で死んだ目でユージを見る弟の姿があった。
「随分と仲良くなったものだな。ユージ」
「いや、ほらユージェットって長いしその内身内になるんだし。なっ!アシュインもそう思うだろ?そうだ、アシュインも長いからアシュと呼べばいい。兄の俺が許す」
「なっ!」
「確かに そうだとしても、俺の番だということを忘れるな。」
違う、神様の手違いです。とは俺にはなんとなく言えない。早く手違いを直して貰わないと俺が困るよ。
こんな間違った 番ごっこやめないとな。
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