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隊列 13
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朝起きて 寝る前に傷の手当しかしてなかったと慌てて包帯を取り傷の確認をするも綺麗に完治してた。
「治ってる?」
もう一方の足の裏も見るがやはり治ってる。
誰かが来て治した?とは、考えにくい。
でも、ユージェットは治療魔法は使えないからと言っていた。
うーん・・・・あっ確か俺のステータスに肉体再生ってあったよな?怪我をしても1日経てば再生されるって事か!?便利な体になった割には疲労感半端ないンですけど?神様って中途半端。
「起きてたか、おはよう。足治したんだな良かった。さぁ、ご飯食べて出立しようか」
「おはようございます。今日もお世話になります」
俺が早起きしないと行けなかったのに、また迷惑かけちゃった。
「1つ質問してもいいか?」
朝ご飯を食べながら突然質問をしてきたユージェットさん。
「なんでもどうぞ?」
「イオリは馬に1人で乗れるか?」
「すみません。乗った事ないです」
「落ち込むな。まだ子供なんだし乗ったことない奴もいっぱい居るから」
??子供って・・確かに俺は今は15の子供だけど、俺はもう立派な大人だったよ!この星に来る前はだけど、それに自分達が余裕で190あるからって・・・
「あの?俺 子供じゃ無いので」
「そうだな、その位の年の子は皆 背伸びをしたがるけどな むちゃは駄目だ」
俺って幾つに見られてんだ?
「自分では無茶したつもりは無いですけど、ただ 知らなかっただけで。それに、俺15歳ですけど」
「そーか そーか 15か。それ・・・・15?ホントに?」
「嘘ついてどうなるんです?」
「いや、無駄にいい笑顔が・・・」
俺 笑ってませんよ?
「はぁ?確かに 皆さん大きいですよね?でも、俺だってまだ成長期ですから、大きくなる可能性有りますよ!?」
ずっと目を逸らして来たのに、改めて自分で言ってて悲しくなる。
「・・・そうだな、うん その通りだ。いっぱい食って大きくなろうな」
なんか、その言い方は幼い子に言ってるのと一緒に聞こえるのは俺だけか?
『ふっ まぁ頑張れ』
ずっと 前足で顔をコシコシしてた桔梗がやっと顔を上げたかと思うと 心の篭ってない一言で終わらせた。
くっ、屈辱的だ!絶対にでっかくなってやる!!
足の痛みは無いけど すぐに疲労する体が恨めしい。
どうする事も出来ないけど歩かなければ辿り着けない。無心で足を動かしてると少し休もうと声をかけてくれるユージェット。
「すみません。あまり進んでないですよね」
「気にするな。俺はのんびり歩けて楽しいよ」
体力の違いをありありと みせつけられると同じ男して情けない。
「ユージェットさんは本当だったら王都に辿り付いてたんですよね?なんか 俺ってダメですよね。足で纏いになってばかりだ」
「ユージでいい。どうして自分をダメだとか言うかな?弱音吐かずに努力して前に進んでるのに。努力する奴は嫌いじゃないよ俺は」
「ありがとぅ
「動くな」
『動くなイオリ』
素早く立ち上がり 辺りを警戒し始めた桔梗とユージに緊張する俺。
シーンと静まり返った中から地面を踏みしめてる足音が聞こえる。
サカッ サカッ サカサカ ポキ サカサカサカサカ
明らかにコチラに向かってる音が聞こえるが足音は1つじゃない。
「いいか、イオリ この辺だと強くてDランクだから そんなに緊張しないで」
小声でランク指定で話してくれるが、俺には全く 検討がつかないけど、ユージには頷いて返事を返した。
ガサガサと草を揺らして出てきたのは焦げ茶色の頭が二等辺三角形で5・6歳の栄養失調かと疑う程痩せ細った魔物五体が飛び出て来た。手には何やら色々持って居たが、勇ましく出てきた割には目をひん剥いて 慌てて来た道を帰って行った。なんとも情けない魔獣達の姿を見てしまった。
「おやおや キキョウのお陰で助かったようだ」
「桔梗のお陰で助かったって何故ですか?」
眉を潜めたかと思うと真剣な声で聞いてきた。
「イオリには親は?兄妹は?」
突如なにを言われたのか 意味が理解出来ない。
「まさか俺が木の股から生まれてきたわけでは 無いですから?何処かに親は居るんでしょうね きっと?!でも親の顔は知りません。親の顔も知らないのに兄妹なんて更に居るかどうかも分かりませんよ」
「くはははははっ イヤイヤ流石に木の股からは人間が生まれないだろ。流石にそんな事が起きたなら世界中の研究者が、こぞって集まってくるよ。
そっかぁ、親を知らないか。オレがさっき言った魔獣ランク指定の本当は意味分かってないだろ?」
「・・・・ホントに足で纏いですよね。すみません、先に進んで下さい」
「参ったなぁー。イオリは勉強を先にするよりも先ずは人の話をちゃんと聞く努力をした方がいい。俺がいつ 足で纏だと言った?俺が先に進みたいと言った?言って無いだろ、俺が聞いた質問はランク指定の意味が分かってるか?だ。知らないなら知らないと、素直な言うべきだ」
素直に はい としか言い様がなかった。
「治ってる?」
もう一方の足の裏も見るがやはり治ってる。
誰かが来て治した?とは、考えにくい。
でも、ユージェットは治療魔法は使えないからと言っていた。
うーん・・・・あっ確か俺のステータスに肉体再生ってあったよな?怪我をしても1日経てば再生されるって事か!?便利な体になった割には疲労感半端ないンですけど?神様って中途半端。
「起きてたか、おはよう。足治したんだな良かった。さぁ、ご飯食べて出立しようか」
「おはようございます。今日もお世話になります」
俺が早起きしないと行けなかったのに、また迷惑かけちゃった。
「1つ質問してもいいか?」
朝ご飯を食べながら突然質問をしてきたユージェットさん。
「なんでもどうぞ?」
「イオリは馬に1人で乗れるか?」
「すみません。乗った事ないです」
「落ち込むな。まだ子供なんだし乗ったことない奴もいっぱい居るから」
??子供って・・確かに俺は今は15の子供だけど、俺はもう立派な大人だったよ!この星に来る前はだけど、それに自分達が余裕で190あるからって・・・
「あの?俺 子供じゃ無いので」
「そうだな、その位の年の子は皆 背伸びをしたがるけどな むちゃは駄目だ」
俺って幾つに見られてんだ?
「自分では無茶したつもりは無いですけど、ただ 知らなかっただけで。それに、俺15歳ですけど」
「そーか そーか 15か。それ・・・・15?ホントに?」
「嘘ついてどうなるんです?」
「いや、無駄にいい笑顔が・・・」
俺 笑ってませんよ?
「はぁ?確かに 皆さん大きいですよね?でも、俺だってまだ成長期ですから、大きくなる可能性有りますよ!?」
ずっと目を逸らして来たのに、改めて自分で言ってて悲しくなる。
「・・・そうだな、うん その通りだ。いっぱい食って大きくなろうな」
なんか、その言い方は幼い子に言ってるのと一緒に聞こえるのは俺だけか?
『ふっ まぁ頑張れ』
ずっと 前足で顔をコシコシしてた桔梗がやっと顔を上げたかと思うと 心の篭ってない一言で終わらせた。
くっ、屈辱的だ!絶対にでっかくなってやる!!
足の痛みは無いけど すぐに疲労する体が恨めしい。
どうする事も出来ないけど歩かなければ辿り着けない。無心で足を動かしてると少し休もうと声をかけてくれるユージェット。
「すみません。あまり進んでないですよね」
「気にするな。俺はのんびり歩けて楽しいよ」
体力の違いをありありと みせつけられると同じ男して情けない。
「ユージェットさんは本当だったら王都に辿り付いてたんですよね?なんか 俺ってダメですよね。足で纏いになってばかりだ」
「ユージでいい。どうして自分をダメだとか言うかな?弱音吐かずに努力して前に進んでるのに。努力する奴は嫌いじゃないよ俺は」
「ありがとぅ
「動くな」
『動くなイオリ』
素早く立ち上がり 辺りを警戒し始めた桔梗とユージに緊張する俺。
シーンと静まり返った中から地面を踏みしめてる足音が聞こえる。
サカッ サカッ サカサカ ポキ サカサカサカサカ
明らかにコチラに向かってる音が聞こえるが足音は1つじゃない。
「いいか、イオリ この辺だと強くてDランクだから そんなに緊張しないで」
小声でランク指定で話してくれるが、俺には全く 検討がつかないけど、ユージには頷いて返事を返した。
ガサガサと草を揺らして出てきたのは焦げ茶色の頭が二等辺三角形で5・6歳の栄養失調かと疑う程痩せ細った魔物五体が飛び出て来た。手には何やら色々持って居たが、勇ましく出てきた割には目をひん剥いて 慌てて来た道を帰って行った。なんとも情けない魔獣達の姿を見てしまった。
「おやおや キキョウのお陰で助かったようだ」
「桔梗のお陰で助かったって何故ですか?」
眉を潜めたかと思うと真剣な声で聞いてきた。
「イオリには親は?兄妹は?」
突如なにを言われたのか 意味が理解出来ない。
「まさか俺が木の股から生まれてきたわけでは 無いですから?何処かに親は居るんでしょうね きっと?!でも親の顔は知りません。親の顔も知らないのに兄妹なんて更に居るかどうかも分かりませんよ」
「くはははははっ イヤイヤ流石に木の股からは人間が生まれないだろ。流石にそんな事が起きたなら世界中の研究者が、こぞって集まってくるよ。
そっかぁ、親を知らないか。オレがさっき言った魔獣ランク指定の本当は意味分かってないだろ?」
「・・・・ホントに足で纏いですよね。すみません、先に進んで下さい」
「参ったなぁー。イオリは勉強を先にするよりも先ずは人の話をちゃんと聞く努力をした方がいい。俺がいつ 足で纏だと言った?俺が先に進みたいと言った?言って無いだろ、俺が聞いた質問はランク指定の意味が分かってるか?だ。知らないなら知らないと、素直な言うべきだ」
素直に はい としか言い様がなかった。
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