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隊列 2
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お腹空いたー
みっともないけど 空腹で目が覚めた。
「良かった。目を覚ましてくれて。軽いものを用意したから」
お盆を持って現れたアルは簡易の机の上に置くと俺の側にやって来る。
正直な身体は要らないとは言えない。
支えようとするアルの手を跳ね除けたらみっともなくよろめいてしまい、アルに支えられてしまい そのまま 簡易の椅子に座った。
もう、何か言うもの疲れる気がして無視する事にして 食事を取ることにした。
「いただきます」
「キキョウは外に居るから安心して」
俺はアルに何を言われても無視し続けた結果物凄い気まずさだけが残った。
今日は、ユージェットだけに話しかけて言い争いになりかけたがどうにか おし勝てた。
あの馬に乗せるなら、アルベルトと二度と喋らない。少しみっともないが、子供のような言い分があっさり通ってしまった。
今日は歩くけど遅れても気にせずにすすんでくれとユージェットに説明したはずなのに、隣に何故かアルが一緒に歩いてる事だ。
「昨日 イオリが乗ってる間ずっと大人しく私の言うことをジャンは聞いてたよ」
「・・・・・」
「体力が無いのだから素直にジャンに乗る方がいいと思うけど」
「・・・・・・」
絶対にアルと話さないとアルに何を話されても黙りを貫き通した。
俺は ただ黙ったまま歩き続けるだけ。
「隊列の最後尾に来てしまった」
「・・・・・・・・・・・・」
「キキョウが喋れたら私の悩みの答えをくれるだろうか」
桔梗は少し頭を下げてアルの腿に擦り寄った。
「そうか、答えてくれるか」
ガゥガルルと鳴く桔梗の頭を撫でるアル。
桔梗は俺のパートナーなのに、なにかとアルの味方をする桔梗にイライラする。
『大丈夫かイオリ かなりフラフラしてるぞ』
『・・・・・』
「最後尾に遅れだしたな」
「・・・・・・」
俺は騎士では無い!体力の無い一般人だ、今以上に早くしろと望まれても無駄だ。
共々 運動系は苦手だ。
それでも何故か一生懸命に歩いてる。それが可笑しくて笑えてくる。俺はアルと一緒にとは望んでないのになんで歩いてるのか?と、思い悩む自分が不思議だ。
次第に最後尾の姿も遠くに見えてたが、今では全く見えなくなってしまったが、隣には桔梗とアルが居るのだ。
『素直に疲れたと言えばアルベルトは助けてくれると思うが』
『・・・・・俺さ、ずっと考えてた。番の証って消せないの?』
『それは決してアルベルトに言うな。悲しむぞ』
『俺は確かに家族を望んだけど同性なんて一言も言ってない。なんでこんな事に・・』
『王都の教会に行けばサリーと直接話せると思うぞ』
『!!本当に』
『ああ、きっと サリーもイオリに会いたいと待ってると思うぞ』
『そんなのはどうでもいい!俺が言いたいのは同性の人なんて頼んでない!こんなの無効だ!!直ぐに取り消して貰いたい』
『そ、そうか。少しでもやる気になってくれたのはなにより』
『うん、絶対王都に行かないと行けない気になってきた』
がんばれ俺!絶対に教会に行ってサリーに訴えてやる。
俺が望んだの男性では無く女性だ!
取り消して貰う 絶対に番の証も消してもらう。
みっともないけど 空腹で目が覚めた。
「良かった。目を覚ましてくれて。軽いものを用意したから」
お盆を持って現れたアルは簡易の机の上に置くと俺の側にやって来る。
正直な身体は要らないとは言えない。
支えようとするアルの手を跳ね除けたらみっともなくよろめいてしまい、アルに支えられてしまい そのまま 簡易の椅子に座った。
もう、何か言うもの疲れる気がして無視する事にして 食事を取ることにした。
「いただきます」
「キキョウは外に居るから安心して」
俺はアルに何を言われても無視し続けた結果物凄い気まずさだけが残った。
今日は、ユージェットだけに話しかけて言い争いになりかけたがどうにか おし勝てた。
あの馬に乗せるなら、アルベルトと二度と喋らない。少しみっともないが、子供のような言い分があっさり通ってしまった。
今日は歩くけど遅れても気にせずにすすんでくれとユージェットに説明したはずなのに、隣に何故かアルが一緒に歩いてる事だ。
「昨日 イオリが乗ってる間ずっと大人しく私の言うことをジャンは聞いてたよ」
「・・・・・」
「体力が無いのだから素直にジャンに乗る方がいいと思うけど」
「・・・・・・」
絶対にアルと話さないとアルに何を話されても黙りを貫き通した。
俺は ただ黙ったまま歩き続けるだけ。
「隊列の最後尾に来てしまった」
「・・・・・・・・・・・・」
「キキョウが喋れたら私の悩みの答えをくれるだろうか」
桔梗は少し頭を下げてアルの腿に擦り寄った。
「そうか、答えてくれるか」
ガゥガルルと鳴く桔梗の頭を撫でるアル。
桔梗は俺のパートナーなのに、なにかとアルの味方をする桔梗にイライラする。
『大丈夫かイオリ かなりフラフラしてるぞ』
『・・・・・』
「最後尾に遅れだしたな」
「・・・・・・」
俺は騎士では無い!体力の無い一般人だ、今以上に早くしろと望まれても無駄だ。
共々 運動系は苦手だ。
それでも何故か一生懸命に歩いてる。それが可笑しくて笑えてくる。俺はアルと一緒にとは望んでないのになんで歩いてるのか?と、思い悩む自分が不思議だ。
次第に最後尾の姿も遠くに見えてたが、今では全く見えなくなってしまったが、隣には桔梗とアルが居るのだ。
『素直に疲れたと言えばアルベルトは助けてくれると思うが』
『・・・・・俺さ、ずっと考えてた。番の証って消せないの?』
『それは決してアルベルトに言うな。悲しむぞ』
『俺は確かに家族を望んだけど同性なんて一言も言ってない。なんでこんな事に・・』
『王都の教会に行けばサリーと直接話せると思うぞ』
『!!本当に』
『ああ、きっと サリーもイオリに会いたいと待ってると思うぞ』
『そんなのはどうでもいい!俺が言いたいのは同性の人なんて頼んでない!こんなの無効だ!!直ぐに取り消して貰いたい』
『そ、そうか。少しでもやる気になってくれたのはなにより』
『うん、絶対王都に行かないと行けない気になってきた』
がんばれ俺!絶対に教会に行ってサリーに訴えてやる。
俺が望んだの男性では無く女性だ!
取り消して貰う 絶対に番の証も消してもらう。
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