赤い糸の先

丹葉 菟ニ

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『』は念話として話しております。
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うぅぅぅ 身体がなんか変・・・

そろりと目を開けらたら シルバーのフサフサの毛が目に飛び込んで来た。

『やっと目が覚めたか人の子よ。私はこの世界の神 サリーから貴方の事を頼まれたシルバーウルフ、私は貴方の従獣となるものだ、まずは私の名前をつけろ』

あぁぁ~身体ダルいわぁ~。
神様の名前サリーなんだ。
なんか良くわかんないけど、俺のパートナーとか?シルバーウルフとかカッコイイじゃんでも、私とか言ってるし声も女性だからカッコイイ名前は嫌われるよなあー

身体を起こしてもふらふらして辛いので後ろの木に凭れたてお座りをしてるシルバーウルフを見て最初の印象がデカいだ。
頭を下げてくれてるから顔も良く見える。

『名前?青だけど見方によって紫にも見える綺麗な目だよね』

ニッと シルバーウルフが笑ったように見えた。

「ウーン」

『青紫の宝石はタンザナイトか・・イマイチだよね。桔梗はどうかな?気品とかの意味があるんだけど』

『桔梗かいい名だ。では、私は今日から名を桔梗とする』

『ありがとうございます。桔梗はこの世界の神様から俺を頼まれたってどうしてなの?』

『この世界に対応できるように身体を弄ったから 直ぐに動け無いし、力の使い方も分からないから側に居て色々と手助けして欲しいと頼まれた』

『まずはステータスオープンと心の中で唱えてみろ。サリーが他の者達には見えない様に本物は隠蔽してくれてるが自分の物だから良くわかるはずだ』

『ステータスオープン』

目の前にブンと現れた宙に浮く文字

『イオリ 15
人間

MP200000
HP100

魔法適正
緑 水 光 無 
防御能力
結界


******
**********


チート
全語書翻訳
無限収納
肉体再生
魅了
念話


従魔獣 
桔梗  シルバーウルフ 雌』

桔梗は見えないと言うので読み上げて見たが、??????

『なぁ 桔梗 コレで俺は戦えるだろうか?』

『正直に答えるなら、無理だな。だが 全て貴重な能力ばかりだ。サリーも危険性があるからわざわざ隠した事も納得した。光は聖魔法、無は無に戻す事も出来る。緑は緑の手、と貴重な力がイオリには使えるのだろう。当然 水は生活する上で絶対的に必要だ』

『でも戦えないだろ』

あまり意味が無いようぅぅぅ。

『残念な事に全く戦えない。だから私を寄越したのだろう』

『なぁ~ **はなに?」

『イオリにも分からないものが私に分かるわけない』

冷たくないか?

『そうだっ、15て俺15歳になってんの』

『15となってるなら15歳だ。だが、この世界での男性の成人16歳からだ。保護者がいるぞ』

『じゃ、桔梗が俺のお母さんね。よろしく』

『あはははっ 私が母親か。面白い、いいぞ母親になってやる』

『身体だるぅ~』

『このままココに居るか それとも移動するか決めた方がいい』

なんにも無い所は心細い。

『移動でお願いします』

無理矢理 身体を起こして 桔梗の道案内で歩き出す。

しかし 残念な事に体がまったくいう事をきいてくれなくて ヨタヨタとしか歩くしかない。

『あと少しで川辺に着く 頑張れ』

「うーん 頑張る」

あと少しと頑張って歩いてると 人の声が聞こえる。

声に誘われるように近づくと大勢の人やテントが張ってある。

「おい!シルバーウルフだ!!」

1人の掛け声でそこら中にいた人達が一斉に剣を抜いた。

「ちょっと、まった この子は俺のだから」

ガバッと 桔梗の首に腕を回して 大丈夫アピールをする。

「そのシルバーウルフをテイムしてるのか?」

筋肉隆々なおじさんが警戒しながらも俺に質問して来た。

『テイムしてんの』
『されてる』

「してます。この子は桔梗って言います。悪さしないから剣をしまって」

「怖がらせてわるかったな。だが こんな森の奥に 何しに来たんだ?」

「えっと・・・・」

全く考えてなかった

「騒がしいぞ どうした」

人崖が割れて中心から王子様 現る!
騎士の格好したシルバーの髪。
背も申し分なく高くて腰の位置も高い。
足長~、羨ましいよ。
王子様の お顔は老若男女問わず誰もが2度見したくなるお顔です。
くっそー 、どこの世界でも、いい男は存在するんだなリヤ充爆破しろ!!

この人に比べたら神様の方が劣ってるよな、ドンマイ神様。
俺も神様ヨリだぜ!!

長い足を惜しげも無く使い さっさと俺の前に来た王子様は目元を和らげ ついて来いと俺に命じた。
ココで嫌なんて言える奴がいたら大したもんだ。


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