87 / 94
87話
しおりを挟む
今経営してる絶品空間は微々たる利益ではあるが損にはなっていない、ダイヤの収益で損失を出してもカバーはできるのだが商売をする上で他の事業で損失をカバーをするのはおかしい、俺は好きじゃない
今度の異世界フライ店はどうだろう、肉は100グラム300円(銅貨3枚)、150グラム出すとして原価は450円、それを1600円で売るから一食1,150円の利益、固定費は人件費で約60万円、家賃が20万円、20日稼働で1日35食提供してトントンだ、問題ないな、最初は苦戦するかもだけど、食べたら絶対に流行る、後は運送費だな、いくらで契約したらいいだろう
1ヶ月に20日ほど頼むことになり、往復5時間ぐらいほぼ1日拘束することになりそうだ、外注は止めてハルクに仕込んだほうが良さそうだ、帝国へ商品を運ぶのはヘリを使えば俺が半日で行ってこれる、ハルクの仕事がかなり減るし、電車とバスの使い方だけ教えてあげればいいか
ハルクには日本語教えてないので不安だな、フレイヤは獣人だから猫耳なんてばれたら騒ぎになるし、う~ん、残るはシルキーだけか、フレイヤよりはしっかりしてるし、フレイヤに行かせることにしよう
案が決まったところで異世界に帰ることにしよう、祖母の家まで帰るのがめんどくさいんだよね、帰りの途中で杉下建設に寄っていく、見積もりが来てからだいぶご無沙汰しちゃってる、見積額は8億円だった、まあ福利厚生費としては高額だが今の俺の財政状態から見たら大した金額ではない
今日は寄って工事を頼むことにした、出来上がりまで半年ほど掛かるがそれはしょうがない、みんなもそれまで住む所がないわけでもない、孤児院も結構広めで作ってもらったし、まだまだ空いている
ただ孤児が増えた時のために孤児以外が住むのは健全ではないだろう、夜番は1人は万が一の為に置いておけばいい、考えをまとめて異世界に入る、異世界ではまだ午後3時ぐらいの為こんびにに行くことにした
「シルキー 今度から別の仕事してもらうから」
シルキー
「孤児院ならお許しを、もうあそこだけは行きたくないです」
「今度向こうの世界で飲食店をするんだが肉を運んでもらいたい、電車やバスに乗って」
シルキー
「それだけですか?」
「俺が毎日運べたら良いけど、違うことしてたりするから毎日は無理なので代わりにやってもらいたい、お前なら日本語もわかるし、往復で4時間ぐらいだな」
車で行くよりも電車で行ったほうが早いが俺は電車が嫌いなのでいつも車で行っている
シルキー
「仕事終わったらスイーツ食べに行っても良いなら喜んでお受けします。」
「お前奴隷なんだから拒否権ないのわかってる?最近罰則作ってなかったけど言うこと効かなかったら罰を与える設定にしても良いんだけど」
シルキー
「そんなことご主人様にできないこと知ってますよ」
正直そんなひどいことできない、奴隷とはいえ家族だと思っているからな、ただ命令は聞いてもらう、スイーツは許す
「できなくはないけどスイーツは食べても良いよ、小遣いの範囲でならな」
シルキー
「いつですか?今からですか?」
本当に食べ物が絡むと反応が良いやつだ、多分来週ぐらいだと思うぞ
フレイヤ
「私は?私もゲーセン行きたい」
「お前耳があるからばれると怖くて行かせられないよ」
フレイヤ
「じゃあ耳切ろうか?」
怖いこと言うやつだ、本気か冗談かわからないが耳が無くなったらまずいだろう
「尻尾もあるだろ?それも切るか?」
話に乗ってみた
フレイヤ
「それは無理だよ、痛いもん」
耳も充分に痛いと思うぞ、パーカー着てれば余程のことがない限り大丈夫だとは思うが、矢張り1人では行かせられない
「じゃあお店が休みの日にシルキーと一緒なら行ってもいいぞ、シルキーはちゃんと面倒みろよ」
フレイヤ
「私シルキーの子供じゃないんだけど」
シルキー
「ちゃんと面倒見たらプリン頂戴ね」
「そんなに行きたくないならハルクに頼むからいいよ、ハルクがダメならテレサでも良いけど」
シルキー
「引き受けた仕事はきっちりとこなしますからご安心を」
なんか色々と不安は残るが大丈夫だろう、シルキーを抜けた穴は誰に埋めてもらおうか、もちろん孤児院の人を割くしか方法はないのだが1番若いイラにしておこう
「じゃあシルキーの代わりはイラを入れるから仲良くしてくれよ、仲良くできなかったら孤児院に配置変更な」
フレイヤ
「大丈夫たよ、オクタともすっごい仲良くて、毎日たくさんゲームしてるもん」
オクタと会うとはこんびにの中だけ、だから仕事中にゲームをしていると言うことだ、こいつさぼってる自慢してやがる、もうじきさぼれないようにしてやるからな
フレイヤのことは置いといてイオを呼びに孤児院へと向かう、入り口にトルンとジュチが居たのでイオに用事があることを伝えると
「イオ姉ちゃーん、にいちゃんが呼んでるぞ」
イオ
「ご主人様、何か御用ですか?」
帝国の奴隷って余り接点なかったけど、こんな大人しい奴だったっけ?声がちっちぇー、ぎり聞き取れるぐらいの大きさだ
「今度からこんびにに配置変更だから明日から行ってくれ」
イオ
「はい」
接客業なんてできるのか心配になってくるけど、何事も経験だ、オクタもあれだけネガティブだったのに多少は自信がついたようだ、テレサ再生工場だな、
一階の食堂でご飯を食べていると
「ナオト君ここに居たのですね」
ヒルダがやってきた
「あれっヒルダさん久しぶりですね」
最近商人ギルドに行くこともなかったし、こんびににも俺が居ないことも多かったので会うことはなかった
「挙式は来週することにしました」
「おめでとうございます、何かお祝い送りますね」
「当事者が何を言っているのですか?贈り物はもらいますが」
「どうゆうことです?」
「ナオト君と私が結婚するんですよ」
今度の異世界フライ店はどうだろう、肉は100グラム300円(銅貨3枚)、150グラム出すとして原価は450円、それを1600円で売るから一食1,150円の利益、固定費は人件費で約60万円、家賃が20万円、20日稼働で1日35食提供してトントンだ、問題ないな、最初は苦戦するかもだけど、食べたら絶対に流行る、後は運送費だな、いくらで契約したらいいだろう
1ヶ月に20日ほど頼むことになり、往復5時間ぐらいほぼ1日拘束することになりそうだ、外注は止めてハルクに仕込んだほうが良さそうだ、帝国へ商品を運ぶのはヘリを使えば俺が半日で行ってこれる、ハルクの仕事がかなり減るし、電車とバスの使い方だけ教えてあげればいいか
ハルクには日本語教えてないので不安だな、フレイヤは獣人だから猫耳なんてばれたら騒ぎになるし、う~ん、残るはシルキーだけか、フレイヤよりはしっかりしてるし、フレイヤに行かせることにしよう
案が決まったところで異世界に帰ることにしよう、祖母の家まで帰るのがめんどくさいんだよね、帰りの途中で杉下建設に寄っていく、見積もりが来てからだいぶご無沙汰しちゃってる、見積額は8億円だった、まあ福利厚生費としては高額だが今の俺の財政状態から見たら大した金額ではない
今日は寄って工事を頼むことにした、出来上がりまで半年ほど掛かるがそれはしょうがない、みんなもそれまで住む所がないわけでもない、孤児院も結構広めで作ってもらったし、まだまだ空いている
ただ孤児が増えた時のために孤児以外が住むのは健全ではないだろう、夜番は1人は万が一の為に置いておけばいい、考えをまとめて異世界に入る、異世界ではまだ午後3時ぐらいの為こんびにに行くことにした
「シルキー 今度から別の仕事してもらうから」
シルキー
「孤児院ならお許しを、もうあそこだけは行きたくないです」
「今度向こうの世界で飲食店をするんだが肉を運んでもらいたい、電車やバスに乗って」
シルキー
「それだけですか?」
「俺が毎日運べたら良いけど、違うことしてたりするから毎日は無理なので代わりにやってもらいたい、お前なら日本語もわかるし、往復で4時間ぐらいだな」
車で行くよりも電車で行ったほうが早いが俺は電車が嫌いなのでいつも車で行っている
シルキー
「仕事終わったらスイーツ食べに行っても良いなら喜んでお受けします。」
「お前奴隷なんだから拒否権ないのわかってる?最近罰則作ってなかったけど言うこと効かなかったら罰を与える設定にしても良いんだけど」
シルキー
「そんなことご主人様にできないこと知ってますよ」
正直そんなひどいことできない、奴隷とはいえ家族だと思っているからな、ただ命令は聞いてもらう、スイーツは許す
「できなくはないけどスイーツは食べても良いよ、小遣いの範囲でならな」
シルキー
「いつですか?今からですか?」
本当に食べ物が絡むと反応が良いやつだ、多分来週ぐらいだと思うぞ
フレイヤ
「私は?私もゲーセン行きたい」
「お前耳があるからばれると怖くて行かせられないよ」
フレイヤ
「じゃあ耳切ろうか?」
怖いこと言うやつだ、本気か冗談かわからないが耳が無くなったらまずいだろう
「尻尾もあるだろ?それも切るか?」
話に乗ってみた
フレイヤ
「それは無理だよ、痛いもん」
耳も充分に痛いと思うぞ、パーカー着てれば余程のことがない限り大丈夫だとは思うが、矢張り1人では行かせられない
「じゃあお店が休みの日にシルキーと一緒なら行ってもいいぞ、シルキーはちゃんと面倒みろよ」
フレイヤ
「私シルキーの子供じゃないんだけど」
シルキー
「ちゃんと面倒見たらプリン頂戴ね」
「そんなに行きたくないならハルクに頼むからいいよ、ハルクがダメならテレサでも良いけど」
シルキー
「引き受けた仕事はきっちりとこなしますからご安心を」
なんか色々と不安は残るが大丈夫だろう、シルキーを抜けた穴は誰に埋めてもらおうか、もちろん孤児院の人を割くしか方法はないのだが1番若いイラにしておこう
「じゃあシルキーの代わりはイラを入れるから仲良くしてくれよ、仲良くできなかったら孤児院に配置変更な」
フレイヤ
「大丈夫たよ、オクタともすっごい仲良くて、毎日たくさんゲームしてるもん」
オクタと会うとはこんびにの中だけ、だから仕事中にゲームをしていると言うことだ、こいつさぼってる自慢してやがる、もうじきさぼれないようにしてやるからな
フレイヤのことは置いといてイオを呼びに孤児院へと向かう、入り口にトルンとジュチが居たのでイオに用事があることを伝えると
「イオ姉ちゃーん、にいちゃんが呼んでるぞ」
イオ
「ご主人様、何か御用ですか?」
帝国の奴隷って余り接点なかったけど、こんな大人しい奴だったっけ?声がちっちぇー、ぎり聞き取れるぐらいの大きさだ
「今度からこんびにに配置変更だから明日から行ってくれ」
イオ
「はい」
接客業なんてできるのか心配になってくるけど、何事も経験だ、オクタもあれだけネガティブだったのに多少は自信がついたようだ、テレサ再生工場だな、
一階の食堂でご飯を食べていると
「ナオト君ここに居たのですね」
ヒルダがやってきた
「あれっヒルダさん久しぶりですね」
最近商人ギルドに行くこともなかったし、こんびににも俺が居ないことも多かったので会うことはなかった
「挙式は来週することにしました」
「おめでとうございます、何かお祝い送りますね」
「当事者が何を言っているのですか?贈り物はもらいますが」
「どうゆうことです?」
「ナオト君と私が結婚するんですよ」
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
離縁された妻ですが、旦那様は本当の力を知らなかったようですね? 魔道具師として自立を目指します!
椿蛍
ファンタジー
【1章】
転生し、目覚めたら、旦那様から離縁されていた。
――そんなことってある?
私が転生したのは、落ちこぼれ魔道具師のサーラ。
彼女は結婚式当日、何者かの罠によって、氷の中に閉じ込められてしまった。
時を止めて眠ること十年。
彼女の魂は消滅し、肉体だけが残っていた。
「どうやって生活していくつもりかな?」
「ご心配なく。手に職を持ち、自立します」
「落ちこぼれの君が手に職? 無理だよ、無理! 現実を見つめたほうがいいよ?」
――後悔するのは、旦那様たちですよ?
【2章】
「もう一度、君を妃に迎えたい」
今まで私が魔道具師として働くのに反対で、散々嫌がらせをしてからの再プロポーズ。
再プロポーズ前にやるのは、信頼関係の再構築、まずは浮気の謝罪からでは……?
――まさか、うまくいくなんて、思ってませんよね?
【3章】
『サーラちゃん、婚約おめでとう!』
私がリアムの婚約者!?
リアムの妃の座を狙う四大公爵家の令嬢が現れ、突然の略奪宣言!
ライバル認定された私。
妃候補ふたたび――十年前と同じような状況になったけれど、犯人はもう一度現れるの?
リアムを貶めるための公爵の罠が、ヴィフレア王国の危機を招いて――
【その他】
※12月25日から3章スタート。初日2話、1日1話更新です。
※イラストは作成者様より、お借りして使用しております。
ゲームのモブに転生したと思ったら、チートスキルガン積みのバグキャラに!? 最強の勇者? 最凶の魔王? こっちは最驚の裸族だ、道を開けろ
阿弥陀乃トンマージ
ファンタジー
どこにでもいる平凡なサラリーマン「俺」は、長年勤めていたブラック企業をある日突然辞めた。
心は晴れやかだ。なんといってもその日は、昔から遊んでいる本格的ファンタジーRPGシリーズの新作、『レジェンドオブインフィニティ』の発売日であるからだ。
「俺」はゲームをプレイしようとするが、急に頭がふらついてゲーミングチェアから転げ落ちてしまう。目覚めた「俺」は驚く。自室の床ではなく、ゲームの世界の砂浜に倒れ込んでいたからである、全裸で。
「俺」のゲームの世界での快進撃が始まる……のだろうか⁉
ナイトメア・アーサー ~伝説たる使い魔の王と、ごく普通の女の子の、青春を謳歌し世界を知り運命に抗う学園生活七年間~
ウェルザンディー
ファンタジー
【簡単なあらすじ】
ごく普通の女の子『エリス・ペンドラゴン』が、突然やってきた自分の使い魔『アーサー・ペンドラゴン』と一緒に学園生活を送ることになりました。
何でもアーサーは、使い魔という存在の中のもっとも古い、始まりに生まれた存在なのだそうで、その力は未知数。それを狙う悪党から守る為に、魔法学園に入学を勧められたと言うじゃありませんか。
でもでもそんな大人の事情はさておいて。二人は学園生活、とっても楽しみます。
友達ができたり、課外活動に打ち込んだり、時々勉強をして騎士様や魔術師様と交流。先輩として導いたり後輩として学んだり、学園ごとの対抗戦で魂燃やしたり――
イングレンスの世界に暗い影を落とす、運命に立ち向かったりとかね。
※九章構成。さくっと読みたい方は節末や章末にある資料集『イングレンスの歩き方』をチェックだ。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~
みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。
生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。
夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。
なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。
きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。
お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。
やっと、私は『私』をやり直せる。
死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
スキル【海】ってなんですか?
陰陽@2作品コミカライズと書籍化準備中
ファンタジー
スキル【海】ってなんですか?〜使えないユニークスキルを貰った筈が、海どころか他人のアイテムボックスにまでつながってたので、商人として成り上がるつもりが、勇者と聖女の鍵を握るスキルとして追われています〜
※書籍化準備中。
※情報の海が解禁してからがある意味本番です。
我が家は代々優秀な魔法使いを排出していた侯爵家。僕はそこの長男で、期待されて挑んだ鑑定。
だけど僕が貰ったスキルは、謎のユニークスキル──〈海〉だった。
期待ハズレとして、婚約も破棄され、弟が家を継ぐことになった。
家を継げる子ども以外は平民として放逐という、貴族の取り決めにより、僕は父さまの弟である、元冒険者の叔父さんの家で、平民として暮らすことになった。
……まあ、そもそも貴族なんて向いてないと思っていたし、僕が好きだったのは、幼なじみで我が家のメイドの娘のミーニャだったから、むしろ有り難いかも。
それに〈海〉があれば、食べるのには困らないよね!僕のところは近くに海がない国だから、魚を売って暮らすのもいいな。
スキルで手に入れたものは、ちゃんと説明もしてくれるから、なんの魚だとか毒があるとか、そういうことも分かるしね!
だけどこのスキル、単純に海につながってたわけじゃなかった。
生命の海は思った通りの効果だったけど。
──時空の海、って、なんだろう?
階段を降りると、光る扉と灰色の扉。
灰色の扉を開いたら、そこは最近亡くなったばかりの、僕のお祖父さまのアイテムボックスの中だった。
アイテムボックスは持ち主が死ぬと、中に入れたものが取り出せなくなると聞いていたけれど……。ここにつながってたなんて!?
灰色の扉はすべて死んだ人のアイテムボックスにつながっている。階段を降りれば降りるほど、大昔に死んだ人のアイテムボックスにつながる扉に通じる。
そうだ!この力を使って、僕は古物商を始めよう!だけど、えっと……、伝説の武器だとか、ドラゴンの素材って……。
おまけに精霊の宿るアイテムって……。
なんでこんなものまで入ってるの!?
失われし伝説の武器を手にした者が次世代の勇者って……。ムリムリムリ!
そっとしておこう……。
仲間と協力しながら、商人として成り上がってみせる!
そう思っていたんだけど……。
どうやら僕のスキルが、勇者と聖女が現れる鍵を握っているらしくて?
そんな時、スキルが新たに進化する。
──情報の海って、なんなの!?
元婚約者も追いかけてきて、いったい僕、どうなっちゃうの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる