52 / 94
52話
しおりを挟む
「今日はお店休みにして遊ぼう」
こんびにの混雑も落ち着いた処で提案をする、さすがにもうテレサも反対しないだろう、でもテレサは何が楽しいのだろうか。
シルキーとフレイヤは分かり易い、分かり易すぎる、シルキーは甘い物、フレイヤはゲーム、テレサは、、、謎だ、今日はテレサを軸に動いていきたいと思う
いつもは祖母の家で荷物運びが無ければ日本語の勉強をさせているハルクも同行させる、遊ぶ時はみんなでがいいからな
「テレサはどこか行きたいとか、何かしたいとかあるか?」
「図書館へ行きたいです、やっと日本語を覚えたので本を読んでみたいです、フォーセリアでは本は貴重ですから」
活版印刷の発明がない時代の本なんて全部手書きだ、もちろん手書きで作られた本を複製できるコピー機なんて物もない
「フレイヤが居るから図書館は無理だ」
フレイヤ
「なんで?どうしてダメなの?」
「図書館って場所は静かにしてないといけないんだよ」
テレサ、シルキー
「なら無理ですね」
フレイヤ
「ダメな理由がわからないよ」
フレイヤの苦情は無視して
「だから本屋にしよう、そこならたくさんの本もあるぞ、フレイヤの好きなゲーセンもあって、シルキーの食べたいパンケーキ屋もある、モールになら全ての欲求を満たすことができるモールへ行こうか」
目的地は決まった、みんなも一度は行ったことがあると思い込んでいたが、実はフレイヤは初だった、耳があるからな
でも大丈夫、獣人の強い味方"パーカー"これがあれば隠せる、前回ハルクのツナギを買う際にも役に立った、あれっ
(ハルクも行ってるか、ほんとにフレイヤだけだ)
長い間うちに居るのに一度もない、今日はわがままを聞いてやろう、多少はね、際限ないと怖いんだよな
モールに着くとそれぞれの場所で別れる、フレイヤはゲームセンター、シルキーはパンケーキ屋、最後はテレサの本屋、俺も特に目的はないのでテレサの本屋に付き合う、ハルクも目的はないので、俺と一緒だ
「どんな本が欲しいんだ?」
「こっちの世界の常識的な本が欲しいです」
「ならまずは童話だな、勧善懲悪が揃ってる」
ただ兎と亀では兎が悪者、かちかち山ではタヌキ、猿蟹合戦では猿、なんでその動物?って思わないでもないが俺なりの考えでは人にすると際立たせてしまうからだろう、悪役がより怖く見えると、合ってるかどうかは不明だが
ここら辺の匙加減がテレサにわかるかどうか、それを含めての童話だ、桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、兎と亀、まずはこれぐらいで良いだろう
俺が選んでやると喜んでいるが、まだテレサは見足りないようだった、
「何も口出ししないから好きに見てこい、気に入ったのがあれば入り口で待ってるから声を掛けてくれ」
テレサにももちろん小遣いは渡してるが、今回は俺が出す、いつもテレサには助けてもらっているからな、こんなことぐらいでしかお返しができないが
「私今日はお金持ってきましたからいいですよ」
テレサならこんなこと言うのは予想できたな、ちゃんと返す言葉は用意している
「読んだら他の者に見せるから俺の物になるから俺のお金で問題ない」
これでなんとか納得させた、シルキーもフレイヤも読むわけがない、ただハルクには読ませてもいいか、ハルクにも中で何か欲しい本があればと思い、見に行かせる
「ちょっと興味がある物見てこい、これも仕事だ」
ハルクはこう言えば大人しく従う
「はい」
と見に行った、後で何を持ってきたのか見ると動物図鑑だった、字は読まなくて済むからな、テレサは何を持ってくるのだろう
そう言えば最近本を読んでいないことに気が付いた、仕事の時に移動時間には必ず本を読んで携帯なんかいじってなかったのにスマホになった途端触るようになった、スマホって怖いな、テレサたちにもそろそろ持たせてもいいかな
この中って携帯ショップあったかな、テレサ達の名義では持てないからあれの名前で契約するか、テレサに一言伝えていから行こう
「テレサっちょっと行くところが出来たからここ、離れるぞ、待ち合わせはゲーセンで待ってろ」
見ると料理の本のコーナーだった、シルキーもフレイヤも料理しているところ見たことないな、和洋中なんでも作れるようになってくれれば益々手放せなくなるな
良い買い物をした物だ、人を買い物って言うあたりが異世界に毒されてるのかもしれないな、その後無事3人分のスマホを購入することが出来た、なんか複雑なプランを色々言われたが、使いホーダイにしといた、後で余分に請求されるよりはよっぽどましだ、お陰様で携帯分ぐらいは苦にならない程度には稼げてる
そろそろゲーセンに行って合流しよう。
こんびにの混雑も落ち着いた処で提案をする、さすがにもうテレサも反対しないだろう、でもテレサは何が楽しいのだろうか。
シルキーとフレイヤは分かり易い、分かり易すぎる、シルキーは甘い物、フレイヤはゲーム、テレサは、、、謎だ、今日はテレサを軸に動いていきたいと思う
いつもは祖母の家で荷物運びが無ければ日本語の勉強をさせているハルクも同行させる、遊ぶ時はみんなでがいいからな
「テレサはどこか行きたいとか、何かしたいとかあるか?」
「図書館へ行きたいです、やっと日本語を覚えたので本を読んでみたいです、フォーセリアでは本は貴重ですから」
活版印刷の発明がない時代の本なんて全部手書きだ、もちろん手書きで作られた本を複製できるコピー機なんて物もない
「フレイヤが居るから図書館は無理だ」
フレイヤ
「なんで?どうしてダメなの?」
「図書館って場所は静かにしてないといけないんだよ」
テレサ、シルキー
「なら無理ですね」
フレイヤ
「ダメな理由がわからないよ」
フレイヤの苦情は無視して
「だから本屋にしよう、そこならたくさんの本もあるぞ、フレイヤの好きなゲーセンもあって、シルキーの食べたいパンケーキ屋もある、モールになら全ての欲求を満たすことができるモールへ行こうか」
目的地は決まった、みんなも一度は行ったことがあると思い込んでいたが、実はフレイヤは初だった、耳があるからな
でも大丈夫、獣人の強い味方"パーカー"これがあれば隠せる、前回ハルクのツナギを買う際にも役に立った、あれっ
(ハルクも行ってるか、ほんとにフレイヤだけだ)
長い間うちに居るのに一度もない、今日はわがままを聞いてやろう、多少はね、際限ないと怖いんだよな
モールに着くとそれぞれの場所で別れる、フレイヤはゲームセンター、シルキーはパンケーキ屋、最後はテレサの本屋、俺も特に目的はないのでテレサの本屋に付き合う、ハルクも目的はないので、俺と一緒だ
「どんな本が欲しいんだ?」
「こっちの世界の常識的な本が欲しいです」
「ならまずは童話だな、勧善懲悪が揃ってる」
ただ兎と亀では兎が悪者、かちかち山ではタヌキ、猿蟹合戦では猿、なんでその動物?って思わないでもないが俺なりの考えでは人にすると際立たせてしまうからだろう、悪役がより怖く見えると、合ってるかどうかは不明だが
ここら辺の匙加減がテレサにわかるかどうか、それを含めての童話だ、桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、兎と亀、まずはこれぐらいで良いだろう
俺が選んでやると喜んでいるが、まだテレサは見足りないようだった、
「何も口出ししないから好きに見てこい、気に入ったのがあれば入り口で待ってるから声を掛けてくれ」
テレサにももちろん小遣いは渡してるが、今回は俺が出す、いつもテレサには助けてもらっているからな、こんなことぐらいでしかお返しができないが
「私今日はお金持ってきましたからいいですよ」
テレサならこんなこと言うのは予想できたな、ちゃんと返す言葉は用意している
「読んだら他の者に見せるから俺の物になるから俺のお金で問題ない」
これでなんとか納得させた、シルキーもフレイヤも読むわけがない、ただハルクには読ませてもいいか、ハルクにも中で何か欲しい本があればと思い、見に行かせる
「ちょっと興味がある物見てこい、これも仕事だ」
ハルクはこう言えば大人しく従う
「はい」
と見に行った、後で何を持ってきたのか見ると動物図鑑だった、字は読まなくて済むからな、テレサは何を持ってくるのだろう
そう言えば最近本を読んでいないことに気が付いた、仕事の時に移動時間には必ず本を読んで携帯なんかいじってなかったのにスマホになった途端触るようになった、スマホって怖いな、テレサたちにもそろそろ持たせてもいいかな
この中って携帯ショップあったかな、テレサ達の名義では持てないからあれの名前で契約するか、テレサに一言伝えていから行こう
「テレサっちょっと行くところが出来たからここ、離れるぞ、待ち合わせはゲーセンで待ってろ」
見ると料理の本のコーナーだった、シルキーもフレイヤも料理しているところ見たことないな、和洋中なんでも作れるようになってくれれば益々手放せなくなるな
良い買い物をした物だ、人を買い物って言うあたりが異世界に毒されてるのかもしれないな、その後無事3人分のスマホを購入することが出来た、なんか複雑なプランを色々言われたが、使いホーダイにしといた、後で余分に請求されるよりはよっぽどましだ、お陰様で携帯分ぐらいは苦にならない程度には稼げてる
そろそろゲーセンに行って合流しよう。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】幼馴染に婚約破棄されたので、別の人と結婚することにしました
鹿乃目めの
恋愛
セヴィリエ伯爵令嬢クララは、幼馴染であるノランサス伯爵子息アランと婚約していたが、アランの女遊びに悩まされてきた。
ある日、アランの浮気相手から「アランは私と結婚したいと言っている」と言われ、アランからの手紙を渡される。そこには婚約を破棄すると書かれていた。
失意のクララは、国一番の変わり者と言われているドラヴァレン辺境伯ロイドからの求婚を受けることにした。
主人公が本当の愛を手に入れる話。
独自設定のファンタジーです。実際の歴史や常識とは異なります。
さくっと読める短編です。
※完結しました。ありがとうございました。
閲覧・いいね・お気に入り・感想などありがとうございます。
(次作執筆に集中するため、現在感想の受付は停止しております。感想を下さった方々、ありがとうございました)
高校デビューできずに異世界デビュー
バイブルさん
ファンタジー
女の子にモテたい俺が高校入学をキッカケに、ニュー俺に成る為の参考資料を買い求めた帰りの路地裏で光る玉が突然現れて襲われる。
必死に逃げると追いかけてきた光の玉と良く似たモノに「助けて……」と言われる。思わず逃げるのも忘れて触れてしまった俺は異世界アローラへと転移する。
生きていく為に冒険者になり帰る手段を探そうとするが、気付けば、色んな人の思惑に翻弄され、異世界アローラを駆け巡る。
アローラに来たのは偶然ではなく、必然であった事を知る俺の冒険が光の玉に触れた時から始まった。
これは、高校デビューに失敗して異世界デビュー、のリメイクです。余りに文章が酷かったので少しでもマシにしようと奮闘する残念な小説です。
元の小説と違う流れもありますし、省いた部分も入れていきます。
書けたら更新というスタンスで行こうと思っております。なので、不定期更新になりますので、時折、覗きに来てください。
汚い絵ですが挿絵してます。イメージの助けになればと思っております。
タイトルに ◇ が入ってるところにありますので良ければ見てみてください。
貴族の家に転生した俺は、やり過ぎチートで異世界を自由に生きる
フリウス
ファンタジー
幼い頃からファンタジー好きな夢幻才斗(むげんさいと)。
自室でのゲーム中に突然死した才斗だが、才斗大好き女神:レアオルによって、自分が管理している異世界に転生する。
だが、事前に二人で相談して身につけたチートは…一言で言えば普通の神が裸足で逃げ出すような「やり過ぎチート」だった!?
伯爵家の三男に転生した才斗=ウェルガは、今日も気ままに非常識で遊び倒し、剣と魔法の異世界を楽しんでいる…。
アホみたいに異世界転生作品を読んでいたら、自分でも作りたくなって勢いで書いちゃいましたww
ご都合主義やらなにやら色々ありますが、主人公最強物が書きたかったので…興味がある方は是非♪
それと、作者の都合上、かなり更新が不安定になります。あしからず。
ちなみにミスって各話が1100~1500字と短めです。なのでなかなか主人公は大人になれません。
現在、最低でも月1~2月(ふたつき)に1話更新中…
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
二重生活を楽しむ最強の冒険者 ~英雄+新人として活躍します~
だいのすけ
ファンタジー
魔法が活躍する世界。主人公は、圧倒的な魔法で世界最強とされる「LV10」に上り詰めるが、その時に龍を倒すという人生の目標を達成してしまう。
その後の人生を楽しむため主人公は魔法の力で「普通の冒険者」に変身し、「世界最強」と「普通」の二つの立場で活躍する。
二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜
北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。
この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。
※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※
カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!!
*毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。*
※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※
表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!
強制力が無茶するせいで乙女ゲームから退場できない。こうなったら好きに生きて国外追放エンドを狙おう!処刑エンドだけは、ホント勘弁して下さい
リコピン
ファンタジー
某乙女ゲームの悪役令嬢に転生したナディア。子どもの頃に思い出した前世知識を生かして悪役令嬢回避を狙うが、強制力が無茶するせいで上手くいかない。ナディアの専属執事であるジェイクは、そんなナディアの奇行に振り回されることになる。
※短編(10万字はいかない)予定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる