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43話

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やっとみんなの手が空いたようだ、疲れてるだろうから、お茶を淹れてやろう、

なんで主人の俺が給仕するかは特に理由はない、なんか最近女性に使われること多くなってきたな、全ての元凶はヒルダさんだな、彼女に会ってからペースが崩れている。

「みんなお茶が入ったよ、休憩どうだ」
テレサ
「わざわざありがとうございます、頂きます」
フレイヤ
「これ熱いお茶じゃん、冷たいのがいい」
シルキー
「コーヒーのほうがいいです、牛乳と砂糖をたっぷり入れて下さい」

テレサ以外売っ払おうかな、一瞬真剣に考えてしまうよ
テレサ
「2人ともなんてこと言うのですが、ご主人様がわざわざ入れてくださったのに、希望の物を先に聞いてくれてはいませんが文句を言ってはいけませんよ」

それ皮肉?テレサもなんか毒されてるのかな

「いや、いいんだ、これからは気をつけるよ」

なんで俺が謝罪する羽目になっているのだろう、これも今から軽い頼みごとをする為ならしょうがない

「それで誰か1人で良いんだけど、クリーンの魔法使える奴は居るか?掛けてもらいたい物があるんだけど」

「クリーンは使えますけど、物には使えませんよ?」

「え?そうなの?」

「はい、あれは身体の老廃物を消し去る魔法なので」

計画外おじゃんじゃん、お茶入れて文句言われて、皮肉まで言われてそれでも今まで我慢してたのは魔法の為

ここは説教してやろう、もう我慢の限界だ、プチファびょる

「お前たち、最近俺に対する尊敬が足りなくないか?」

みなキョトンとしている
フレイヤ
「感謝はしてるけど尊敬はしてないな」

なんで奴だ、食べさせてやってるだろ
シルキー
「尊敬って言うのは自分より仕事が出来るとか人格的に優れてる状態のことでしょ?ご主人様ってお店のことはテレサに負けるし、すぐに機嫌悪くなるし、もちろん暖かい食事と暖かい寝床を提供してもらってることは感謝してるよ、それではダメですか?」

うん、一理ある、いや全理だなぁー、こうすぐ認める所は俺の美点だ、もう俺が褒めてやろう、ハハハハ
シルキー
「ご主人様は勘違いしてますよ、奴隷と言えど体の自由は奪えても心の自由は奪えないのですよ」

俺のメンタルが悲鳴を上げてる、これ以上はやめてくれと
テレサ
「2人ともそれぐらいにしなさい、ご主人様を責めるのは、確かに最近のご主人様はお店のことを私たちに丸投げで放置気味で忙しい時はどこかへ行ってしまわれますけど、いつも忙しいお方なんですよ」

フォローがフォローに聞こえない
シルキー
「責めてるつもりはないよ、ご主人様が私達に文句言うからこっちも、でもご主人様のことは大好きだよ」
フレイヤ
「私も大好きだよ」

「お前たちー」

ここでハグ、、、、とはならない、拒否られた

「そうゆうのじゃないから」

と暇な時間な寸劇はこれにて終了、話の流れを戻す、クリーンが使えないなら違う方法を探せばいいや

「これなんだけど、綺麗にできる?洗濯機使うと破れそうなんだけど」

と古くて汚い麻の服を見せる
テレサ
「どこまで綺麗になるかわかりませんが、手洗いでやってみます、ところでこの服はなんなんですか?」

「ばあちゃんの形見なんだけど、余りにも汚くて」
テレサ
「どのような物なのか一度鑑定してみたら如何ですか?」

あっメガネ使ってみるか、現代の物だと全く使えないが、指輪のことも鑑定できたからもしかしたら使えるかも

カウンターの引き出しに入れっぱなしになっていたメガネを掛ける、そして古い服を見る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
麻の服(マジックポケット付)

防御力 MAX

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どこから突っ込んだらいいのか、ポケットがマジックバッグと同じ機能ってことか、で防御力が強いってことはわかったけど、こっち来てからそんなに危険な目に合ってないからな

(これ要らなくね?)

テレサには洗ってもらった後にカウンターの引き出しに閉まっておくように指示はした、当分、いや下手したら一生使い道ない、いくらポケットに物が入るってなっても着る気にはならないし、マジックバッグあればな

途端に興味が失せた、保留だな、次にやることは

そうだ商人ギルドだよ、肌着がまだ到着してなくて帝国に発送できないから延期を頼みに行かないと

「オゴダイさん、出発を1日いや2日ずらしてもらえませんか?商品が届かなくて発送できないんですよ」

「大丈夫ですよ、その代わり遅延手数料は発生してしまいますが宜しいですか?」

こちらの都合でスケジュールを変更してもらうのだ、もちろん承知する、さすがの米本でも50,000枚はすぐに用意できなかったか、頼むのに慣れてしまって麻痺しているようだ

もう少し現実的な要求をするようにしないと
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