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シーブスさんを送り届け、地下牢の奴隷達の様子を見に行こうと向かっていると…。


メイ»「立てポチ、売られたくないなら立って向かってこい。」


ん?と思って見てみるとリアレスが地面に転がっている。


ユーリ»「ちょっとメイ、厳しすぎだよ、いきなりそんなのムチャだよ。」


リアレスに駆け寄り傷の回復をしたのだが、体力も無いのか立てないようだ。
一応、体力回復は出来るが、全てを回復してしまえば またメイにシゴかれるかも知れない。


メイ»「傷の手当を有難うございます陛下、ポチ立て。」

ユーリ»「休ませてあげないの?」

メイ»「この絶体絶命の局面から敵を確実に倒せないと死にます。陛下が見学なさるのであれば傷は治りますね。きなさい。」

ユーリ»「ゾンビアタックかよッ!!」

メイ»「ぞん…なんですかソレ?」

ユーリ»「とにかく、もう少し可愛がってあげてくれないかな?」

メイ»「…可愛がる…ペットでしょうか?」

ユーリ»「思考が極端だな…。」

メイ»「では双子のような感じで宜しいのでしょうか?」


う?双子がどう弟子に接してるのか見てないから知らない…でも見た感じ傷とか無かったな…。


ユーリ»「それで暫くお願いします。」

メイ»「承知しました。」


リアレスの体力回復をしてあげた。


メイ»「ではまず剣の握り方と構え方から始めようか。」


(⊙⊙)!!   そこからなの?
まったく何も教えないで殴りまくってたって事?
ないわぁ~、ヴァルキュリス騎士団の人って、メイに執心してるけど超ド級ウルトラM集団なのかな…?

しばらく様子を見て、なんとなく大丈夫かもと思ったので地下牢の様子を見に行った。


ユーリ»「ぁ…ロザリカのオモチャ減ってる…。」

ラナ»「こっちの入れときます?」

ユーリ»「勝手に補充したらロザリカが容赦なく殺しまくるんじゃない?また増えると思って。」

リゼル»「ありえます。」

ユーリ»「侍女をヴァルキュリス騎士団に付けたいと思ってんだけど、どうかな?」

ラナ»「確かに彼等には兵達のような世話係は居ないですが、城で使うのですか?」

ユーリ»「逃げるかな?」

ラナ»「逃げても助かる確率は3割ぐらいですけどね。」

ユーリ»「ここから出たい者は犯罪奴隷として使ってやる、出たい者は居るか?」


まぁ、居ないよね、奴隷宣告されて出たがる人は居ないわな。


ユーリ»「このまま置いといて食費だけ嵩むってのもなぁ…。」

ラナ»「この者達は魔獣の肉ですから食費はかかっておりませんよ。」

ユーリ»「あ、あれ食べてるんだ、あのお肉って美味しいから贅沢品なんでないの?」

ラナ»「贅沢品になるのでしょうか?土のついた生の芋でも食べさせます?」

ユーリ»「酷いな(笑)今のままでいぃよ。」


そのまま囚人を放置して城へ戻った。










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