346 / 420
337
しおりを挟むこれはヤバい( ̄▽ ̄;)
闘技場を作ってるって既にバレてるハズなのにステリアラは何も言ってこないけど、完成して実際に使用したら何か言われそうだ。
ユーリ»「ちょっとゼンさんとこ行こうか…。」
ラナ»「もしかして闘技場の建設を中止するのですか?」
ユーリ»「中止はしない、少し大きくしてもらうのよ、横に長く作ってもらえれば、ココみたいに使えるかなって思って。」
ラナ»「なるほど、闘技場建設を誤魔化して競技場にしてしまうのですね?」
ユーリ»「闘技場を使う予定は無いけど、ステリアラで良い印象が無さそうだからね。」
ラナ»「そうですね、簡単に言うと奴隷を殺させ合う場所になるのは確実ですからね。」
ユーリ»「ぅぅ…考えが浅かったですスンマセン。」
ゼンさんに会い、闘技場を楕円形に作って欲しいと頼んでみた、途中で注文を変更すると嫌がられるのは解っているのだが、このまま完成するとマズい気がするのだ。
ゼンさんに地面へ絵を書いて説明してみた。
ゼン»「ほう、半分に割って間を延長させる感じですか、分かりました、闘技場を使う予定は無いと言ってたので作ってますが、ステリアラから何か言われたので?」
ユーリ»「言われる前に誤魔化そうかと…(;¬∀¬)ハハハ…。」
ゼン»「楕円形に作ってどうするんです?闘技場としても使えますぜ?」
ユーリ»「まだ思案中ですが、何かを走らせて競わせ、それを皆でお金を掛けて遊ぶ施設?にしようかと。」
ゼン»「昔どこかで隠れて従魔を競わせて掛け事してるって話は聞きましたな。」
それココなんじゃ…?
ユーリ»「隠れてって、それ禁止なんですか?」
ゼン»「いえ、闘技が禁止なだけです、何も言われない為に こっそり隠れて遊んだんじゃないですか?」
禁止じゃなきゃセーフかな?
あまり派手にやって破滅する人が続出したら何か言われるかもだけど、競技じたいで死人が出るワケではない。
執務室へ戻り、コハクを見てデカいなぁ。と思っていたら。
アルザ»「琥珀は私の子なのでダメですよ。」
ユーリ»「何がだょ!! 大きくなったなって見てただけで別に取らないよ。アカガネは取られてるけどね(¬_¬)」
アルザ»「アカガネは良いのです。」
ユーリ»「ワガママ姫だな…。」
次の日には狐の里へ引っ越しの迎えに行き、家を決めてから荷物を運んで終了。
執務室へ戻り、お茶を飲んでいると、通気扇で使っていた赤い石の魔力が無くなったとかで石が戻ってきた。
ユーリ»「これがそうなの?」
ゲイル»「はい、赤い石を渡したのですが、透明になって戻ってきましたね。」
ユーリ»「魔力が無くなると色も無くなるのか?」
ゲイル»「いつまで回るのか試すのに通気扇を回したままにしてもらってまして、見る度に色が薄くなっていたと報告を受けております。」
ユーリ»「って事は…魔力満タンで黒、無くなったら透明になるのか、ある程度の魔力残量が視認できる。へぇ、普通の魔鉱石と同じ使い方が出来るなら高値で売れるかもね。」
ゲイル»「魔力を充填できる者が居ないと売れないのでは?」
そりゃ解ってますよッ!!
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
婚約破棄騒動に巻き込まれたモブですが……
こうじ
ファンタジー
『あ、終わった……』王太子の取り巻きの1人であるシューラは人生が詰んだのを感じた。王太子と公爵令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれた結果、全てを失う事になってしまったシューラ、これは元貴族令息のやり直しの物語である。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる