309 / 420
300 マイズトーレ抜き打ち調査⑦
しおりを挟む回りを囲まれてはいるが、人数が6人とか少なくない?メイの所とシルフの所に人員を回したのか?
ユーリ▶[シルフ、そっちに冒険者が行くかも知れないから気をつけて。]
シルフ▶[承知しました、兵に警戒させておきます。]
襲撃者がリゼルの攻撃を剣で受けたのだが、あまり良い剣では無かったのかリゼルに剣ごと斬られた。
リーゼも体術と短剣を使って既に3人が倒れている。並の者ならリーゼの瞬速は目で追っていたら間に合わないだろう。
残るは2人。
ユーリ»「来ないのか?」
男»「わ、悪かった、もう攻撃はしないから、そっちも武器を収めてくれないか?」
ユーリ»「誰に頼まれたんだ?」
男»「ギルドの緊急依頼だ、街に居る魔族の駆除に多額の報酬が出てるんだ。」
ユーリ»「じゃギルドが敵でお前達は依頼を受けて来ただけなんだな?」
男»「そうだ、依頼を受けて来ただけだ。」
ちょっと安心した顔の冒険者にイラッとしたので、ギルドの場所を聞いて両腕を肘から切ってあげて傷口の治療までしてあげた。
皆の安否を確認しに迎賓館まで来てみたのだが、襲いかかって来る冒険者をロザリカが笑顔で斬り刻んでいる、剣舞のように優雅な動きに見えるのだが、冒険者の亡骸がロザリカを中心に円状に山になっている…とても楽しそうだ…。
そして強すぎでしょ…。
これを止めたらマヂギレされそうな気がするので放置して兵士の傷を回復して冒険者ギルドへ向かった。
ユーリ»「たのもーッッ」
ギルドの受付嬢っぽい人がこっち見て固まってる。
魔族討伐に参加してない冒険者がチラホラ居るが、リゼルとリーゼに任せてカウンターまで進む。
ユーリ»「ちょっと聞きたいんだけどね?魔族討伐の依頼を出した人は誰かなぁ?」
受付嬢»「い、いい依頼を出したのはギルドマスターですッ」
ユーリ»「依頼を出しといて逃げたりしないよね?呼んで来てくんないかな?」
受付嬢»「ギルドマスターへの面会は予約制となっておりますので、お取次ぎ出来ません。」
ユーリ»「じゃ予約するからスグに呼べ。」
威嚇に使えると思って練習してた身体に電撃を纏わせる魔法を見せてみた。ちょっとイメージが違うのだが、スーパーサ〇ヤ人だ。
オーラが紫なので変かもだけど。
受付嬢»「お待ちください。」
ユーリ»「待てなかったら人間もろとも建物を破壊するからねぇ。」
と言ったら冒険者達が蜘蛛の子を散らすように逃げてった。
さっきの受付嬢と違う受付嬢と目が合ったので、前から気になってた魔力測定の道具を出してもらった。
ユーリ»「これで魔力量がわかるの?石版?」
受付嬢»「この板の真ん中に手を置いて魔力を流してみて下さい。」
言われた通りに板に魔力を流してみた所、なんの変化もない板である。
受付嬢をチロッと見たら目の焦点が合ってなくて顔に凄い汗が出てる。
ユーリ»「これ壊れてんの出した?」
受付嬢»「いえ…測定不能で壊れたのは初めて見ました…。普通ですと私の持っている板に数値として出るのですが…。」
見せられた板に測定不能と文字が浮かんだんだろうな。と思うぐらいに文字が切れたり霞んで浮かんでた。
そんな事して遊んでたらギルドマスターらしき人物が出てきた。
すっかり呼んだの忘れてたよ。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
ゆったりおじさんの魔導具作り~召喚に巻き込んどいて王国を救え? 勇者に言えよ!~
ぬこまる
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界の食堂と道具屋で働くおじさん・ヤマザキは、武装したお姫様ハニィとともに、腐敗する王国の統治をすることとなる。
ゆったり魔導具作り! 悪者をざまぁ!! 可愛い女の子たちとのラブコメ♡ でおくる痛快感動ファンタジー爆誕!!
※表紙・挿絵の画像はAI生成ツールを使用して作成したものです。
ボディガードはオジサン
しょうわな人
ファンタジー
鴉武史(からすたけふみ)40歳。
最近異世界から地球の日本に戻って来ました。
15歳で異世界に拉致されて、何とかかんとか異世界を救った。25年もかかったけど。
で、もう異世界で生涯を終えるものと思っていたら、用事は終わったから帰ってねって地球に送り返された……
帰ると両親共に既に亡く、辛うじて誰も手を入れてない実家は元のままあった。で、名義がどうなってるのか調べたらそのまま自分の名義で固定されていた。どうやら同級生たちが鴉はいつか帰ってくるって言って、頑張ってくれてたらしい……
持つべきものは友だと涙した……
けれどもコッチで生きていくのには色々と面倒な事がある……
相談出来る相手は一人しか思いつかない……
アイツに相談しよう!
✱導入部分が少し長いかもです。
カクヨムからの転載です。転載に際して改稿しております。カクヨム版とは少し趣が違う風になってる筈……
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる