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しおりを挟むロズグランデ建国式典に向けて準備を進める。
国王陛下より自国は自由にして良いと言われているので、さっそく自由にやってみた。
ユーリ»「ガイツ・フォン・ビルセイド、貴方にロズグランデ国の軍事を担当してほしいのですが、引き受けて頂けますか?」
ガイツ»「謹んでお受け致します。」
ユーリ»「ではビルセイド卿には、ロズグランデが持つ伯爵位を譲渡します。」
ガイツ»「ッ!? 有難き幸せ。」
シルフが宰相に、ラナが特殊部隊長に、ガイツが将軍に、いろいろ変わって大忙しである。
シルフ»「伯爵位を渡して良かったのですか?」
ユーリ»「アルザには必要なくなったでしょ?その代わりに子爵位は預かる。」
ラナ»「爵位は王族になった時点で普通は返上するのですが、交換とか前代未聞です。おそらく国になった時点で伯爵位は自動返上すると思います。他国の王族がステリアラの貴族になりますし。」
ユーリ»「そうだよね?爵位とか必要かな?ガイツさんもっと上の爵位のがいぃかな?」
シルフ»「いきなり全てを決める必要はないと思いますよ?急ぐとロクな事にならないので。」
ユーリ»「じゃ、必要になったら考えよう。」
アルザ»「ロズの紋章は変更しますよ?レッドドラゴンに。」
ユーリ»「あんたドラゴン好きだね。」
アルザ»「これは譲れません( ー̀֊ー́ )9”」
ユーリ»「紋章はアルザの好きにしな?元々アルザが作ったもんだし。」
アルザ»「有難うございますお義母様♪」
リーゼ»「あの…お姉様、私はどうすれば…。」
ユーリ»「そのままでいぃんじゃない?ムリに変わる事もないと思うけど?ドレス着たいなら着ればいいし。」
リーゼ»「いぇ、ドレスは勘弁して下さい。お姉様の護衛任務もありますので。」
ユーリ»「まぁ国になったからって私は変わらないけどね?」
シルフ»「ユーリ様は変わらない方が私も安心できます。急に暴君になられても困りますしね。」
ラナ»「ちょっと暴君っぽいですけどね。すぐ殺そうとするし、耳を半分切ろうとするし。」
ユーリ»「人間を大量殺戮したからね、感覚がズレるの仕方ないよねぇ。」
アルザ»「バタバタで忘れてましたお義母様、魔法を教えて下さい。」
ユーリ»「え?アルザ魔力あるの?」
アルザ»「元々少しはありましたよ?そしてアカガネから魔力供給が可能だとか言ってましたよ?」
ユーリ»「ドラゴンどんだけ高性能なん?」
アルザ»「レイラに守ってもらってアカガネの守護を受ける。最高ですぅ~♪」
シルフ»「アルザに手を出したらレイラが暴れてドラゴンが飛んで来て炎を吐くとか、非常に危険な王女様です。」
ラナ»「さすがロズグランデの後継者ってとこですね、普通じゃないです。」
ユーリ»「魔法は式典が終わったらね?」
ホントに普通じゃないですね…どこまでヤバい人達でしょう?
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