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149 ふざけた建国計画
しおりを挟むアルザ»「移動なら私も空を飛べるようになりました♪」
ほらキタッ
ユーリ»「それアカガネを空飛ぶ馬車にしようとしてるでしょ、ダメだよ?アカガネ嫌がるかもだし。」
アルザ»「ではアカガネに聞いてみます。」
ユーリ»「マテ呼ぶなよ?巣作りで忙しいんだから、そんな用で呼んじゃダメ。」
アルザ»「呼ばなくても会話は出来ますよ?」
ユーリ»「……え?」
アルザ»「多分この守護の印でしょうね、お義母様の念話みたいに話せますよ?」
ユーリ»「マジでッ!?ドラゴンどんだけ高性能なん?」
アルザ»「印に念じれば届くと言っていたではないですか?」
ユーリ»「あれ、そゆ意味だったの?念じたら飛んで来るだけかと思ったわ。すごいねドラゴンさん。」
アルザがアカガネと印で話してる間に王城へ謁見の申請をしてきた。
ユーリ»「謁見の申請したら明日って珍しいね、3日とか普通に待つと思ったわ。」
シルフ»「陛下もロズグランデ領を重視していると言う事ではないでしょうか?」
ユーリ»「たんに暇だったとか?」
シルフ»「国の王が暇なワケありませんよ。」
ユーリ»「冗談だよ?」
シルフ»「……。」
ユーリ»「そのジト目やめてくれないかな?」
シルフ»「それは良いとして、建国の式典どうしましょうか。」
ユーリ»「そんなんやるの?」
シルフ»「まさかやらない気だったのですか?」
ユーリ»「はい。やりません。」
シルフ»「やります。やらないワケないでしょ。」
ユーリ»「めんどくさい。」
ラナ»「建国式典が面倒とか、どれだけ適当な国王ですか、笑っちゃいます。」
アルザ»「式典は、やはり屋敷の前ですよね?どう見ても城の作りなので他に思いつきませんし。」
シルフ»「そうなるでしょうね、他と言えばパレードでしょうか?」
ユーリ»「いやゴメンそれムリ、やったらアカガネ呼ぶからね?」
ラナ»「国王が自らパレードぶっ壊し発言(爆笑)」
シルフ»「パレードはしませんよ、国民が少ないですし、経費が掛かりすぎます。」
ユーリ»「ビビったぁ~。」
シルフ»「しいて言うなら国王の演説と、王女の挨拶ですかね?」
ユーリ»「王女?」
レイラ»「王女はアルザしか居ないだろ?」
ユーリ»「おぉ、アルザは王女になるんだね。確かに国王の子供だから王女だわね。」
アルザ»「え…いえ私はいぃです、ちょっと背中に凄い汗が…。」
ユーリ»「いや逃げられないからね?王位継承権1位のアルザ様?」
アルザ»「…王位継承権…。」
シルフ»「まさか今ごろ怖気付いたとか言わないわよね?アルザ王女様?」
アルザ»「(滝汗)」
ユーリ»「じゃ、その日にシルフとガイツさんの結婚式する?」
シルフ»「なぜ私達の結婚式が出てくるのでしょうか!?」
ユーリ»「いつまでダラダラ婚約者なのよ?サクッと結婚しときな?」
シルフ»「(滝汗)」
ユーリ»「で、リーゼは正式に私の妹で、王位継承権2位って事で。」
リーゼ»「え”!? 」
ラナ»「妥当ですね、アルザ1人だと何かの時に国の世襲が止まりますからね。」
リーゼ»「いやしかしだなッ 私が王族とか変じゃないか? いや変だろ?」
ラナ»「変じゃないと思うわよ?」
リーゼ»「(滝汗)」
ユーリ»「ラナもロズいっとく?」
ラナ»「断固拒否します。」
ユーリ»「そなの?シルフは宰相でビルセイドになるしね。」
シルフ»「私が宰相なのは確定なんですね…。」
ユーリ▶[しまった、家まだ出来てないわ]
ラナ▶[突発性無計画病なので仕方ないですね、出来たら渡すで良いのでは?]
ユーリ▶[う、先に作ってもらうべきだった。]
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