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147 守護龍
しおりを挟むドラゴンが戻ってきて皆が騒いでいる。
ユーリ»「みんなゴメン、ちょっと背中に乗せてもらうのに呼んじゃった。」
ガイツ»「ロズグランデ様のドラゴンなのか違うのか見分けが付かないのですが…。」
ユーリ»「他にドラゴン居るの?」
ガイツ»「多分、居ないとは思いますが…。」
アカガネ»「我は見た事がないぞ?」
アルザ»「会話が出来るのですね♡ 素敵すぎですお義母様ッッ 」
アカガネ»「ソナタが主の娘か?我の名はアカガネ、良しなに頼む。」
アルザ»「アルザ・レム・ロズグランデと申します、こちらこそよろしくお願いします♪」
ユーリ»「ごめんねアカガネ、また来てもらって、この子が背中に乗りたいらしくて。」
アカガネ»「構わぬ、主の娘であれば我も仲良くせねばの。」
ユーリ»「ありがと、じゃ乗せてもらうね。」
アルザ1人ではアカガネが大きすぎて乗れないのでダッコして背中まで飛んで運んだ。
アルザ»「あはぁ~♪ドラゴンに乗ってます、アカガネは暖かいのですね?」
アカガネ»「我は炎龍ゆえ、他の者より体温は高いのだろう。」
アルザ»「炎龍と言うと、炎を吐くのですね?凄いですッ 見てみたいですッ」
ユーリ»「さすがに街中で炎はマズいのでは?」
アルザ»「ぁぅ。そうでした…。」
アカガネ»「街中で無ければ良いのだろう?主も飛べるのだ、空で横から見れば良かろう?」
アルザ»「それですッッ 」
ユーリ»「アルザご機嫌だね。」
アルザ»「こんな素敵体験はお義母様が居て下さらなければ不可能ですから♪」
ユーリ»「やっぱりアルザは子供っぽい方が可愛いな。普段は頼りになる子だけど、こんな一面もあるんだね。」
アルザ»「私はまだ7歳ですよお義母様?頼りすぎです。」
ユーリ»「通算20歳だけどね。」
アルザ»「それは秘密ですよッ アカガネも秘密ね?」
アカガネ»「前世と言うやつか、承知した。」
空でアカガネに炎を吐いてもらいアルザがキャーキャー喜んでいた。
ユーリ»「アカガネにアルザの守護龍になってもらいたいけど、さすがにデカすぎだよね。」
アカガネ»「ん?アルザの危機が解ればよいのだろ?守護の印を結べば可能だが。」
ユーリ»「いぃの?」
アカガネ»「我もアルザが気に入ったのでな。」
アルザ»「"(ノ*>∀<)ノキャー♡アカガネ~♪」
アカガネ»「後で印を贈ろう。」
ユーリ»「ありがとアカガネ。」
アカガネ»「造作もない。」
空の散歩から屋敷に戻り、アカガネより守護の印を授けて貰ったアルザは大喜びだ。
アカガネ»「その印を通してアルザの状態が解る、危険になった時は飛んで行くし、その印に念じれば我に届くゆえ、必要なら呼ぶが良い。」
アルザ»「ありがとうアカガネ♪」
アカガネが伏せの状態になり、アルザがアカガネの鼻のあたりをなでなでしていて微笑ましい光景だ。
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