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ージークリーゼーsideー②
しおりを挟むユーリ»「じゃ寝るよリーゼ、おいで。」
リーゼ»「ぅぅ…承知しました…。」
これは完全に主様の罠にハマった感じだ…。
観念して寝るしかない…。
主様がお休みしたら屋根裏に戻るのもアリだろうが、朝に私が居ないとマズいかも知れない。
他人に触られるのは嫌なので勘弁して欲しいのだが、主様だから仕方ない…あまり不快な思いをさせるワケには行かないので我慢しよう。
……ホントにダッコして寝るんだな…。
ちょっと逃げてしまったから、主様に背を向ける形になってしまったが、主様は気にされていないようなので、そのままの体制で居よう。
なんか耳とか頭とか触られてるが、この程度なら問題ない。
暫くして主様の手が止まった、お休みになったみたいだ。しかし…ガッチリ抱かれてるので逃げられない…。
仕方ないので、そのまま私も寝ようと思い、目を瞑りウトウトしてきたので寝ようとした。
ん?なんだ?これ主様の手?
え?寝てるんじゃないの!? ちょッ!!
ちょっとッ ちょっと待ってッ!!え?寝ながら触ってる!?ちょッ ちょッ ちょっとッ そこ胸なんですけど!? 掴まないで欲しいんですが?
あ、え、て、ててて手がッ 手が下にッ
ガッチリ身体を抱え込まれてるし主様の命令だし逃げる事も出来ないんですが!?
ヤバい、なんか声が、声が出るッ
下はダメでしょ主様ッ!!
ダメだ、声を我慢するので精一杯で変になりそうッ これッ私は主様にエッチな事されて犯されてるんじゃないのか?ホントに寝てるのか!?だんだん手にチカラが入ってきてるッ 振り返って見たら主様は普通に寝てる気がする、まさか朝までされるとか!? ちょっとヤバいんだが…逃げるの諦めてしまった…。
朝までこれ耐えられないかも…頭が変になってきた…。声が出るッ 両手でクチを抑えてるけど、多分、みんなに聞こえてる…。
恥ずかしいけど声が止められない。
かなり我慢したが、耐えられずに昇天してしまった…恥ずかしい話だが…気持ち良かった、けど主様の手が寝てるから止まらない、どうしよう、このままだと私が変になって壊れそうだ、誰かを呼ぶにしても裸ではないが、この状況は恥ずかしすぎてムリだし、逃げる事も出来ない…。
そんな状態が朝まで続き、私は何度か昇天してしまった。
主様に触れそうになる自分が居て、それをしたら主様が起きてしまって私を触るのを辞められてしまうかもと考えてしまった。
でも私は抱き枕役なので、主様に変な事は出来ない。我慢しよう。主様の許可を頂けたら触っても良い事にしようかな。
ずっと触られ続けて頭が変になってる…。
やっと朝……。
ユーリ»「おはよリーゼ、寝れなかった?嫌な事させてゴメンね?」
リーゼ»「おはようございます主様…。」
初めて抱かれて恥ずかしすぎて主様を見れません。
ユーリ»「リーゼ?」
リーゼ»「あッッ 」
我慢しすぎて触られるだけで反応してしまう。
ユーリ»「あ、触ってゴメン、嫌だったよね。」
リーゼ»「……いえ。問題ありません。」
ユーリ»「なんか変だよ?寝てる間になんかあった?」
主様に嘘は言えないので、夜にあった事を話した、主様に触られて気持ち良かったけど、話すのは凄く恥ずかしかった。
ユーリ»「あの…ごめん、寝てたから無意識で…ごめんなさい。」
リーゼ»「いえ、主様の寝顔を間近で拝見できたので、嬉しかったです。」
ユーリ»「もう一緒に寝るの嫌だよね…ごめんね…。」
リーゼ»「え、あ、たまになら、主様に触れて頂くのは…気持ち良かったので…。」
ユーリ»「そう?嫌じゃないなら、また一緒に寝ようね。」
リーゼ»「はい、承知しました。ちょっと…危なかったですが。」
ユーリ»「なにがぁ?」
リーゼ»「ちょっと変な気になってしまって…主様に対して失礼な事を考えてしまいました、申し訳ございません。何もしてませんのでッ!!我慢しましたのでッ!! では私は戻りますのでッ!! 」
もうダメ、恥ずかしすぎてムリッ
逃げてしまった…。すいません主様。
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