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1-♂ 少年
しおりを挟む突然ですが。
僕は誘拐されたみたいです…。
手と足を縛られて動けません。
目の前に女の人が僕を見ています。
なんか、ハァハァ言って怖いな…。
女の人が話しかけてきました。
「私のペットになって下さい。」
え?ぇえ?え━Σ(゚ロ゚;)━ッ!!!
僕が何も言えずに黙っていると。
「お願いします、私の物になって下さい。」
それはそれは素晴らしく姿勢のいい美しい土下座を披露してくれました。
危ない人っぽいけど、誘拐しといて土下座で頼むとか…どゆこと?
「家に帰して下さい。」
「そこをなんとかッ!! お願いしますッ!!」
「これ取ってくれませんか?」
「逃げない?」
「逃げます。」
「……ごめんなさい取れません。」
なんだコレ?なんとかして逃げないとチョーヤバくね?
「じ…じゃ私をペットにして下さい。」
まだ状況も良く分かってないのに、更に謎な展開に!? 怖ぇ~。
勇気を出して質問してみた。
「お姉さんが僕のペットに?」
「い…嫌かな?」
いや嫌だろ、普通に嫌だろ、気持ち悪いわ。
「嫌です。」
「そこをなんとかッ!! 」
また土下座? なんだコレ…?
なんか逃げなくても普通に帰れそうな気がしてきた。
「逃げないんで取ってくれませんか?」
「ほんと?逃げない?」
「無理して逃げる事ないかなって。」
「ホントに逃げないでね?」
「はい。」
お姉さんは素直にロープを外してくれた。
なんでロープ?他に無かった?
「僕はどうなるんですか?」
「キミか私のどっちかがペットに…。」
「いやペットとかオカシイでしょ。僕をどうしたいんですか?」
「……一緒に…。」
言葉が詰まったのか黙ってしまった。
落ち着いてお姉さんを良く見ると、髪はボサボサ、服はジャージ、だけど、ちゃんとしたら美人なんじゃないの?こんな顔好きだな。
「一緒に居て欲しいんですか?」
お姉さんは首が取れそうなほど縦に振った。
ちょっと可愛いと思ってしまった(不覚)
「条件があります。」
「あ、はい。」
条件とか聞くの変ぢゃね?誘拐しといて変ぢゃね?なんだコレ。
「家に帰してくれたら遊びに来ます。これ誘拐ですよね?お姉さん捕まりますよ?逮捕されたら一緒に居るとか無理でしょ?」
「はい…ごめんなさい。」
「家に帰してくれたら誰にも言いません、お姉さん何歳ですか?」
「…24です」
「僕9歳なんですけど?お姉さん彼氏とか居なさそうですね( '-' )ジー」
「あ、はい、居ません。」
「じゃ僕が彼氏役しましょうか?」
と言ったら、お姉さん凄いビックリした顔して、ありがとうございます。と言って泣き出した。
「それと もう1つ、もっと身綺麗にして下さい、僕の彼女役なんですから、髪を梳かしてジャージ辞めて下さいね?化粧とか逆に変になりそうなんで、しなくてイィです」
「はい。」
「ほんとの彼氏が出来るまでですよ?」
「え、はい。」
「さっさと帰るのもお姉さんが不安になるかもなんで、少し居ます。」
「ありがとうございます。」
「僕は、悠人です、お姉さんの名前は?」
「紫、ムラサキと書いてユカリと読みます。」
「じゃあユカリさん、僕はユカリさんにエッチな事してもイィんですか?」
「ッ!? あ…え…え?」
「ユカリさんは僕のペットになるとか言ってましたよね?」
「…はい。」
「それつまり、僕の物になってイィって事ですよね?」
「…はい。はい?」
「ユカリさんは僕をペットにして、何をしたかったんですか?」
「あ、一緒にご飯食べたり、お話したり、です。」
「それペットじゃなくて友達じゃね?」
「ッ!! そうですね…。」
なんだコレ?友達が欲しくて誘拐とかバカすぎんじゃないの?大丈夫なのかこの人?
「友達でイィんですか?」
「…あ、か、彼氏お願いしたいです。」
下向いて恥ずかしそうに言うの、ちょっと可愛いと思ってしまった(不覚)
「じゃあ、そのままで居て下さいね?」
と言って膝の上に座ってみた、柔らかい。これが女の人の身体か、背中に胸が当たってる、ヤバいコレ気持ちいい。
「あ、あのユートくん。」
「なんですか?」
「膝、どうですか?」
「いぃですね、柔らかいし、胸も当たっていぃです。」
「ありがとうございます。」
振り向いて顔を見たら、真っ赤になってて可愛いぞ?くそッ(不覚)
「とりあえず怪しまれるかもなんで、今日は帰ります。」
「はい。誘拐してごめんなさい。」
普通に帰してるし、大丈夫なのかこの人?
まぁ暇つぶしに遊んでやるぐらいするか。
そして普通に家に帰った。
_______________
9歳の少年が使わないだろ~。
って言葉が出てきますが、少年の言葉の表現が困難を極め、やむなし。です。
すみません…。
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