6 / 6
お風呂
しおりを挟む「ふぅ……みりあぁ……?」
ミリア「あ、兄さん起きたんだね。結構長く気絶してたから、またスイッチ入れようかと思ってたんだ」
「いや、それはやめて……」
ミリア「冗談だよ?流石に快楽で気絶した人に更に与えるなんて事は………兄さん以外の人にはしないよ」
「俺にはするのかよ……」
ミリア「するね。兄さんが可愛い反応ばっかりするからだよ?あと、兄さんお風呂入ってきな?身体中ベトベトなの、僕はいいけど、兄さんは気持ち悪いでしょ?」
言われてみれば、さっきまでイキまくってたし、身体のあちこちに精液が付きまくってるし………
「お風呂入ってくるわぁ………ミリア」
ミリアも一緒に入る?といつもの癖で聞きかけた……多分さっきからの延長線でお風呂場でおっぱじめさせられる………
うぅ……せっかくの可愛い可愛い義弟との二人っきりの期間なのにぃ!!
ミリア「ん?僕がどうしたの?」
「いや、なんでもない!!行ってくるな~!」
といって、俺はそそくさと部屋を出ていった
ていうか、さっきまで足は固定されてたし、腕も鎖付いてたのが付いてないって事はミリアが外してくれたのかな?
やっぱり、うちの義弟やっさしい!!
「さ、早くお風呂入って精液とか洗い流そーっと」
あ、そうだ!!髪切ろうかなぁ~
髪切るのめんどくさくていっつも、結んでたけどそろそろ切らないと、太腿に付きそうだしなぁ……
……いや、髪切るのやめよう……
ヘアアレンジとか出来なくなるし~!!
「あーもう、色々考えるのもめんどくさい。さっさと、お風呂入ろ……」
ガラッとお風呂場のドアを開けると、既にお湯が貯まっている浴槽に綺麗なお風呂場があった
「あ……綺麗だなぁ……」
ノアがボーッと綺麗なお風呂場を見ていると、ノアの後ろからミリアがやってきた
ミリア「ねぇ、綺麗でしょ?」
「うん」
ボーッとしてるノアの目には、ミリアは映っていなかった
ノアはただ、綺麗な風景だけを閉じ込めておきたかった。
それだけだった
「……お風呂入らなきゃ……」
そう言って、スクッと立ち上がるとドアを閉めてシャワーを浴びる為にシャワーの水の温度を上げていた
「あ、丁度いいくらいになったなぁ……」
そう言って、ノアはお湯を自身の体に掛けながら、ボディソープで自身に付いた精液を洗い流していた
そして、全て取れたと思いノアは浴槽に入った
ノアが浴槽に入ると浴槽の縁に自身の腕と顔を置いてはぁーっと溜め息をついた
ただ、ノアは疲れているだけだった、今の生活に不満は殆どないけれど、ただ怖かった
また、自分とは別の人に自分に向けられた愛情を使われるんじゃないかと怖くなっていた
「こんな事考える俺って相当……疲れてるんだなぁ……らしくないって言われるかな……」
そう呟いた言葉はミリアにしか聞こえていなかった
もう上がろうと思い、上がると服が用意されていた
服からはノアの好きな柔軟剤の匂いがして心地良かった
大方ミリアがパッパと用意してくれたのかと思うと嬉しかった。
「上がったよ~」
そう、ノアが言うとミリアは「ちょっと待ってて!!」といってバタバタとキッチンとリビング?を行き来していた
一通り用意が出来たのか、ミリアは「こっち来て!!」とノアの手を引いた
リビング?に来るとふんわりと風に乗ってパンケーキのいい匂いがした。
ミリア「少し焦がしたけど、パンケーキ焼いたんだ。
兄さん食べてくれる?」
そういうミリアは凄く可愛かった
「うん、有難く食べさせてもらうよ!!さ、ミリアも座って一緒に食べよう!!」
ミリア「ありがとう、兄さん!!」
そういって、ミリアとノアは座り、あーんや一緒に食べながら、色々話し込んだ
その時の二人の表情は満点の笑顔だった
少し歪んではいるが、これが今の二人の幸せの部屋だった
0
お気に入りに追加
81
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
禁断の祈祷室
土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。
アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。
それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。
救済のために神は神官を抱くのか。
それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。
神×神官の許された神秘的な夜の話。
※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
神官、触手育成の神託を受ける
彩月野生
BL
神官ルネリクスはある時、神託を受け、密かに触手と交わり快楽を貪るようになるが、傭兵上がりの屈強な将軍アロルフに見つかり、弱味を握られてしまい、彼と肉体関係を持つようになり、苦悩と悦楽の日々を過ごすようになる。
(誤字脱字報告不要)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる