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何事も「ごめん」で済む訳ではない。【閑話】それぞれの転生者の視点
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⌘ フロイド母ミシャル視点 ⌘
「いったーっ」
大人2人が余裕で眠れる広さのベッドから盛大に落ち目が覚めた。
「ミシャル様、今頃、お目覚めですか?」
呆れ顔で私の乳母で今は侍女のマーサが起こしてきた。
「今日からレクシェル国の王太子が視察で暫く滞在されるんですよ」
だから、こんなに騒がしいのか…
「マーサ、自分で身支度はするから、みんなを手伝って」
私の名前はミシャル リマ インディシア14歳。
インディシア王国の第3王女だけど、私は前世の記憶がある。
気がついたのは3年前。
木登りしていたら足を滑らせ頭から落ちたら、走馬灯の様に記憶が流れ出した。
当時の私は卒業を控えた大学生で付き合っていた彼氏のアパートに晩御飯の材料が入った買い物袋を提げサプライズ訪問したら、彼氏と私の友人が盛っていた所に遭遇…つまり逆サプライズを受けたわけ。
裸で言い訳する2人に腹が立ち持っていた買い物袋を2人目掛けて投げつけて部屋を飛び出した。
あーあ食べ物には罪はないのに勿体無い事したと後悔したのは何故かそれだけ今はそう思った。
話が少し逸れましたが、私は彼氏と友人の浮気現場を見て湖がある公園のベンチで、やけ酒をかっ喰らって携帯を落としてしまい、拾おうとしたら湖に落ちたんだ…て事は私は死んで今に至るのね。
浅黒い肌に黒髪、ルビーみたいな紅い目、顔は美人の部類に入る。
どうにか、こうにか3年経てば今の生活に慣れた。
「ミシャルいるかい?」
「はい。お父様、いえ国王陛下…」
「〝父〟で良いミシャル。レクシェル国のルドルフ王太子が見えるんだが、お前にピアノと踊りを披露してもらいたいのだが頼めるか?」
「他ならぬ、お父様の頼みです喜んで引き受けます」
前世の記憶は役立つもので、弦楽器が主流のインディシアに国交の証として他国からピアノが送られたが、触れた事ない我が国の楽師達が戸惑う中、私は、自分が好きだった曲、ベートーヴェンのピアノソナタ〝月光〟をフル伴奏し、皆を驚かせた。
小さい頃からピアノとバレエを習い続けてたのは、この為じゃないかと思っていたくらい。
ーーーーーーーー
レクシェル国を迎える歓迎の宴が始まり、私は、お父様に依頼された、ピアノと踊りを披露した。
ピアノの曲は私が好きだった歌をバラード調にアレンジしたものと踊りは我が国の伝統舞踊を披露した。
「レクシェル国、王太子ルドルフと申します。私の為に、素晴らしい宴を設けインディシア国国王陛下を始め多くの民の皆様に感謝いたします」
金髪碧眼に甘いマスク…笑顔が何かキラキラしてるし…ん?
なんか見たことあるよ、この人…えーっと誰だっけ…暫く考えて、彼の名前と国の名前をくっつけて思い出す。
私が、嫌いだった漫画の作品のキャラクターに似てるんだ。
おまけに名前まで一緒だし…え~何なの?怖い怖い。
そう、友人から借りたコミックで〝子爵令嬢の私が王太子妃になるまで〟と言う漫画。
まず始めは学園ラブストーリーなんだけど、子爵令嬢のメイナが学園に入学し、学園生活を送る中で様々なイケメン達と〝友達以上恋人未満〟の関係を築きながら最終的には王太子と悪役令嬢の筆頭公爵家のルリエラ ザイゼル嬢との婚約発表の時に、王太子アゼイルがルリエラの悪事を暴いて婚約破棄宣言。
〝真実の愛に目覚めた〟と言ってメイナに告白をし、最後は結婚して王太子妃になるシンデレラストーリー。
私が、この漫画が嫌いな理由は、まさにメイナや王太子アゼイル。
ルリエラは悪役令嬢ってポジションだけど彼女の行動は、常識あるものだ。
それにルリエラは厳しい王妃教育を幼い頃から受け、10年以上、国の為、アゼイルのためと頑張った彼女に労いの言葉どころか、追放する。
天真爛漫で見た目が可愛いって中身の無いヒロインが正義って可笑しく無い?ルリエラが10年以上、厳しい王妃教育を受けなくちゃいけない意味って何なの?
…と疑問に思ったくらい、このヒロインご都合主義が、とにかく嫌い。
しかし、待って待って‼︎そうしたら今、ここにいる王太子はのちの国王、ルドルフ ヴァン レクシェルで私は…〝寵妃ミシャル〟
(怒)冗談じゃ無い‼︎
ルドルフには自国に数人の〝婚約者候補〟がおり、私を寵妃に迎える、所になるわけかぁ。
それだけは絶対に嫌‼︎
何とかしてルドルフから私は逃げなければ…と私は判断した。
ここは漫画の世界だけど私は己を持って生きている。
私に関係している人間も皆、心を持ち生活してるんだ。
何としても回避してやると決意した。
ーーーーーーーー
「ミシャル姫、私は貴女に心奪われました…どうか我が国に来て私と共に暮らさないか?」
「お断り申し上げます。王太子殿下には自国に婚約者候補が数名いらっしゃるではありませんか?どうか、その中の方々から、お選びください」
もう、この告白を受け6回目、顔を見るなり行ってくるから〝挨拶〟みたいに感じる。
「ミシャル姫、どうすれば、其方は手に入る」
「私は物ではありません。それに私の父である国王は一夫一妻です。母をこよなく愛してます。私は両親と同じ結婚を望んでいますので、諦めてください。寵妃なんて真っ平御免被ります」
これで諦めてくれないかな?
確かにルドルフとの過ごす時間は楽しいし勉強になることもたくさんあるが、これだけは絶対譲れない。
「君の気持ちは分かった」
ルドルフは静かに返事した後、去って行った。
少し〝チクッ〟と胸は痛むけど、漫画通りに進む人生なんて歩みたく無い。
ーーーーーーーー
数日後、ルドルフが率いるレクシェル国の視察団は我が国を去り、自国へ戻られた。
「ミシャル、本当にルドルフ様とレクシェル国に行かなくて良かったの?」
「良いの‼︎どんなに愛されても私は2番目なんて嫌よ」
これで回避できたと安心したら、このルドルフの覚悟は半端なかった。
季節も変わり、レクシェル国の視察団が去って5ヶ月を迎えようとした時に、護衛も付けず、しかもボロボロになってルドルフは再び、我が国にやって来たのだ。
「ミシャル姫、私は貴女以外とは結婚したくありません。今の私はレクシェル国の王太子ではありません。ただ貴女を想う、1人の男、ルドルフです。どうか私の想いを受け止めてください」
諸外国で流れていたあの噂は本当だった。
〝親や国が決めた婚約者候補達と婚姻を結びたく無いと言って王太子が出奔したらしい〟
「こんなに想われて幸せ者ねミシャル」
「いい加減、意地を張るのはやめなさい」
私の気持ちを見透かした両親に言われた。
「私の負けです…ルドルフ様。このままレクシェルに帰れなかったら、私とこの国で楽しく暮らしましょう」
「ミシャル姫…いや、ミシャル…私の気持ちをを受け止めてくれるのか」
彼は滂沱して私を抱きしめた。
「一国の王太子が涙を流して情けない」
「仕方ないだろ。嬉し涙だ許せ。やっと、其方に触れられたんだ」
その後、ルドルフがインディシア国にいる事を伝えると彼は国に戻り、私との結婚が許され婚約式を挙げる。結婚する迄の2年間で詰め込み王妃教育。
異国の私だから嫌味を言う貴族も沢山居たが、ルドルフの隣に立つ為、気にしていられない…とにかく必死に勉強して結婚した。
結婚してすぐに私達の間に影を落とし込む奴等が居た。
側室を迎えろ…ルドルフは反対したが、私はルドルフに
「私達の結婚に代償は付いて当然よルド…」
彼は仕方なく頷き側室を1人受け入れた、そう、本来なら〝王妃〟だったカリエスを…
第1子の娘を産んで程なくしてカリエスの懐妊が分かった。
ルドルフは何とも複雑な表情。
もう、これでカリエスに会いに行かなくても済む安心と私以外に肌を触れ、懐妊する行為をしないといけなかった後悔。
「1番辛いのは貴方ね…ルド。大丈夫よ。変わらず貴方を愛してます。だから自分を責めないで」
私は、そっと彼を抱きしめた。
その後、ルドルフは政に精を出し、私を更にこよなく愛し、5人の子宝にも恵まれた。
しかし運命とは皮肉な物で、カリエスの子アゼイルは子爵令嬢メイナに籠絡され、パーティの席で婚約者のルリエラは皆の前で婚約破棄された。
ただ少し違うのはルリエラを〝悪役令嬢〟と揶揄する人がいなかった事。
そして…新しいルリエラが現れた事。
「いったーっ」
大人2人が余裕で眠れる広さのベッドから盛大に落ち目が覚めた。
「ミシャル様、今頃、お目覚めですか?」
呆れ顔で私の乳母で今は侍女のマーサが起こしてきた。
「今日からレクシェル国の王太子が視察で暫く滞在されるんですよ」
だから、こんなに騒がしいのか…
「マーサ、自分で身支度はするから、みんなを手伝って」
私の名前はミシャル リマ インディシア14歳。
インディシア王国の第3王女だけど、私は前世の記憶がある。
気がついたのは3年前。
木登りしていたら足を滑らせ頭から落ちたら、走馬灯の様に記憶が流れ出した。
当時の私は卒業を控えた大学生で付き合っていた彼氏のアパートに晩御飯の材料が入った買い物袋を提げサプライズ訪問したら、彼氏と私の友人が盛っていた所に遭遇…つまり逆サプライズを受けたわけ。
裸で言い訳する2人に腹が立ち持っていた買い物袋を2人目掛けて投げつけて部屋を飛び出した。
あーあ食べ物には罪はないのに勿体無い事したと後悔したのは何故かそれだけ今はそう思った。
話が少し逸れましたが、私は彼氏と友人の浮気現場を見て湖がある公園のベンチで、やけ酒をかっ喰らって携帯を落としてしまい、拾おうとしたら湖に落ちたんだ…て事は私は死んで今に至るのね。
浅黒い肌に黒髪、ルビーみたいな紅い目、顔は美人の部類に入る。
どうにか、こうにか3年経てば今の生活に慣れた。
「ミシャルいるかい?」
「はい。お父様、いえ国王陛下…」
「〝父〟で良いミシャル。レクシェル国のルドルフ王太子が見えるんだが、お前にピアノと踊りを披露してもらいたいのだが頼めるか?」
「他ならぬ、お父様の頼みです喜んで引き受けます」
前世の記憶は役立つもので、弦楽器が主流のインディシアに国交の証として他国からピアノが送られたが、触れた事ない我が国の楽師達が戸惑う中、私は、自分が好きだった曲、ベートーヴェンのピアノソナタ〝月光〟をフル伴奏し、皆を驚かせた。
小さい頃からピアノとバレエを習い続けてたのは、この為じゃないかと思っていたくらい。
ーーーーーーーー
レクシェル国を迎える歓迎の宴が始まり、私は、お父様に依頼された、ピアノと踊りを披露した。
ピアノの曲は私が好きだった歌をバラード調にアレンジしたものと踊りは我が国の伝統舞踊を披露した。
「レクシェル国、王太子ルドルフと申します。私の為に、素晴らしい宴を設けインディシア国国王陛下を始め多くの民の皆様に感謝いたします」
金髪碧眼に甘いマスク…笑顔が何かキラキラしてるし…ん?
なんか見たことあるよ、この人…えーっと誰だっけ…暫く考えて、彼の名前と国の名前をくっつけて思い出す。
私が、嫌いだった漫画の作品のキャラクターに似てるんだ。
おまけに名前まで一緒だし…え~何なの?怖い怖い。
そう、友人から借りたコミックで〝子爵令嬢の私が王太子妃になるまで〟と言う漫画。
まず始めは学園ラブストーリーなんだけど、子爵令嬢のメイナが学園に入学し、学園生活を送る中で様々なイケメン達と〝友達以上恋人未満〟の関係を築きながら最終的には王太子と悪役令嬢の筆頭公爵家のルリエラ ザイゼル嬢との婚約発表の時に、王太子アゼイルがルリエラの悪事を暴いて婚約破棄宣言。
〝真実の愛に目覚めた〟と言ってメイナに告白をし、最後は結婚して王太子妃になるシンデレラストーリー。
私が、この漫画が嫌いな理由は、まさにメイナや王太子アゼイル。
ルリエラは悪役令嬢ってポジションだけど彼女の行動は、常識あるものだ。
それにルリエラは厳しい王妃教育を幼い頃から受け、10年以上、国の為、アゼイルのためと頑張った彼女に労いの言葉どころか、追放する。
天真爛漫で見た目が可愛いって中身の無いヒロインが正義って可笑しく無い?ルリエラが10年以上、厳しい王妃教育を受けなくちゃいけない意味って何なの?
…と疑問に思ったくらい、このヒロインご都合主義が、とにかく嫌い。
しかし、待って待って‼︎そうしたら今、ここにいる王太子はのちの国王、ルドルフ ヴァン レクシェルで私は…〝寵妃ミシャル〟
(怒)冗談じゃ無い‼︎
ルドルフには自国に数人の〝婚約者候補〟がおり、私を寵妃に迎える、所になるわけかぁ。
それだけは絶対に嫌‼︎
何とかしてルドルフから私は逃げなければ…と私は判断した。
ここは漫画の世界だけど私は己を持って生きている。
私に関係している人間も皆、心を持ち生活してるんだ。
何としても回避してやると決意した。
ーーーーーーーー
「ミシャル姫、私は貴女に心奪われました…どうか我が国に来て私と共に暮らさないか?」
「お断り申し上げます。王太子殿下には自国に婚約者候補が数名いらっしゃるではありませんか?どうか、その中の方々から、お選びください」
もう、この告白を受け6回目、顔を見るなり行ってくるから〝挨拶〟みたいに感じる。
「ミシャル姫、どうすれば、其方は手に入る」
「私は物ではありません。それに私の父である国王は一夫一妻です。母をこよなく愛してます。私は両親と同じ結婚を望んでいますので、諦めてください。寵妃なんて真っ平御免被ります」
これで諦めてくれないかな?
確かにルドルフとの過ごす時間は楽しいし勉強になることもたくさんあるが、これだけは絶対譲れない。
「君の気持ちは分かった」
ルドルフは静かに返事した後、去って行った。
少し〝チクッ〟と胸は痛むけど、漫画通りに進む人生なんて歩みたく無い。
ーーーーーーーー
数日後、ルドルフが率いるレクシェル国の視察団は我が国を去り、自国へ戻られた。
「ミシャル、本当にルドルフ様とレクシェル国に行かなくて良かったの?」
「良いの‼︎どんなに愛されても私は2番目なんて嫌よ」
これで回避できたと安心したら、このルドルフの覚悟は半端なかった。
季節も変わり、レクシェル国の視察団が去って5ヶ月を迎えようとした時に、護衛も付けず、しかもボロボロになってルドルフは再び、我が国にやって来たのだ。
「ミシャル姫、私は貴女以外とは結婚したくありません。今の私はレクシェル国の王太子ではありません。ただ貴女を想う、1人の男、ルドルフです。どうか私の想いを受け止めてください」
諸外国で流れていたあの噂は本当だった。
〝親や国が決めた婚約者候補達と婚姻を結びたく無いと言って王太子が出奔したらしい〟
「こんなに想われて幸せ者ねミシャル」
「いい加減、意地を張るのはやめなさい」
私の気持ちを見透かした両親に言われた。
「私の負けです…ルドルフ様。このままレクシェルに帰れなかったら、私とこの国で楽しく暮らしましょう」
「ミシャル姫…いや、ミシャル…私の気持ちをを受け止めてくれるのか」
彼は滂沱して私を抱きしめた。
「一国の王太子が涙を流して情けない」
「仕方ないだろ。嬉し涙だ許せ。やっと、其方に触れられたんだ」
その後、ルドルフがインディシア国にいる事を伝えると彼は国に戻り、私との結婚が許され婚約式を挙げる。結婚する迄の2年間で詰め込み王妃教育。
異国の私だから嫌味を言う貴族も沢山居たが、ルドルフの隣に立つ為、気にしていられない…とにかく必死に勉強して結婚した。
結婚してすぐに私達の間に影を落とし込む奴等が居た。
側室を迎えろ…ルドルフは反対したが、私はルドルフに
「私達の結婚に代償は付いて当然よルド…」
彼は仕方なく頷き側室を1人受け入れた、そう、本来なら〝王妃〟だったカリエスを…
第1子の娘を産んで程なくしてカリエスの懐妊が分かった。
ルドルフは何とも複雑な表情。
もう、これでカリエスに会いに行かなくても済む安心と私以外に肌を触れ、懐妊する行為をしないといけなかった後悔。
「1番辛いのは貴方ね…ルド。大丈夫よ。変わらず貴方を愛してます。だから自分を責めないで」
私は、そっと彼を抱きしめた。
その後、ルドルフは政に精を出し、私を更にこよなく愛し、5人の子宝にも恵まれた。
しかし運命とは皮肉な物で、カリエスの子アゼイルは子爵令嬢メイナに籠絡され、パーティの席で婚約者のルリエラは皆の前で婚約破棄された。
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