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何事も「ごめん」で済む訳ではない。
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「今、此処で私、レクシェル王国、王太子アゼイル フェン レクシェルはザイゼル筆頭公爵令嬢、ルリエラ ザイゼルと婚約破棄を宣言する‼︎そして、メイナ パンジー子爵令嬢と婚約する」
バカは高いところが好きと聞くけど、本当ね。多分、自身が〝小物〟って本能でわかるから、少しでも相手を見下したくて高いところに行くのかしら?
「貴様に言ってるんだ‼︎ルリエラ‼︎」
えっ?ルリエラって誰よぉ?あれ?周りが私を見てるわね…?
やだやだやだやだぁ私?
マジでぇ?
「ねぇ、そこの貴方、そのトレーを貸してくれないかしら?」
給仕の男性からシルバーのトレーを借りて自分の姿を見る。
「やだ、うっそ誰よ私ぃ?」
私はペタペタと自分の顔を触り胸元を見る。
いやぁ~ん。マジの女の子に転生してるぅ~♪
在らぬ衝撃の中、私の頭の中では膨大な記憶が流れ込む。
元々の身体の主、ルリエラ ザイゼル公爵令嬢17歳。
7歳の時に、この王太子に一目惚れして婚約する。
厳しい王妃教育を受け続け、将来この国の母になる為、そして王太子を支える為に心身、頑張りに頑張って来たけど、今の現状を目の当たりにして頑張り過ぎて擦り切れた心が壊れた処に私がタイミング良く、入り込んだ訳ね。
大丈夫よ‼︎ルリエラちゃん。私が貴女の仇を取ってあげるから‼︎
って言ってもねぇ…今気付いちゃったんだけど、これって俗に言う〝異世界転生〟?
「あっ…」
私は一気に流れる情報量に頭がパンクしそうになり、その場で倒れ気を失った。
ーーーーーーーー
「ルゥ…ルリエラ目を覚まして」
「………ん…此処は?」
「貴方ぁ‼︎ルリエラが目を覚ましましたわ」
目を開けると、プラチナブロンドの美しい女性とカーキブラウンの髪色のイケオジ、そしてイケオジと美女を足した様なイケメン双子は息子?って事は、ルリエラちゃんの家族ね。
「お父様,お母様そして、お兄様方ご心配をおかけしました」
「ルゥまだ寝てなさい」
起き上がろうとしたら、まだ寝る様に促された。
「ルゥ、何かあったら直ぐに呼ぶんだよ」
そう言葉を残してルリエラの家族は部屋を出た。
どうやら、あの訳の分からない茶番劇から3日間、眠っていたらしい扉の向こう側で王太子に対して怒りを露わにする家族の声が聞こえる…
「国王に直訴する」
「貴方、先ずはルリエラの気持ちを考えてからよ」
「「アゼイル、マジ潰す」」
「上位貴族なのに、おっかないわね…それだけルリエラが家族に愛されていたって事ね」
私は、誰もいなくなった事を確認してベッドから起き上がり、姿見でルリエラの姿を確認した。
「いゃ~んナニコレぇ?パーティの時は、トレーでパッとしか見なかったけど、超美人でスタイル抜群じゃない♡」
改めて見ると、父親譲りのカーキブラウンの髪色に母親似の紫の瞳。
ちょっと吊り目だけど猫みたいで愛くるしいし。
お胸…と鷲掴みして触診で測ってみると推定Fカップあるんじゃない?形も綺麗だし。
憑依前の私と大違い~だって私、戸籍上、元男だったし。
お箸と、お稲荷の除去工事後、高熱が続いていたから予後が悪くて恐らく、その所為で死んじゃったかもね~。
まぁこれも人生、自分で決めて選んでの結果だから仕方ないわよね。除去工事にしても後悔してないし。
私はニューハーフ ショーパブ〝Balon〟のムードメーカーのポジでいた。
矢車規矩で源氏名はボンバー。
だからと言って爆発の意味じゃ無くてよ。
規矩→菊→盆花→ボンバー…ってわけ。
自分で説明しても、ややこしいわね。もぅ。
「え~でも、待ってぇ。私、乙ゲーとかコミックとか見た事ないから、全く分かんないんだけど~」
大抵、この手の話って大体、転生者が、やり込んだゲームとかバイブルの様に愛読している設定が多いんだけど私はした事ないからタイトルすら知らない。
もー。いきなり詰んでんじゃない。有り得ない。
「仕方ないわね。ルリエラちゃんの記憶の他に勉強しなくちゃいけないじゃない」
私はルリエラちゃんの記憶をたどりながら、彼女の部屋にある本という本を読み漁り、彼女には申し訳ないけど、手紙やプライバシーを探る事にした。
どう考えてもルリエラちゃんは巷で聞く〝悪役令嬢〟ポジだけど、私からしたら、すっごく良い子。
なら、あの時、王太子の傍に居たメイナ パンジーだっけ?あの子が所謂、〝小聡明い腹黒〟なのかな?
ルリエラちゃんが彼女を諌めたことは3回ぐらいみたい。
子爵令嬢で有りながら礼節の弁えがなかった事。
あの王太子意外に他に婚約者が居る令息との距離の近さとか…
人として当たり前の事で注意しただけだから〝悪役令嬢〟って言われること自体に理解できなあい。
寧ろ〝貴族〟って掲げながら礼節無視のメイナに問題有りと私はあると思うけど、よく聞くご都合主義ってやつかしら?
「はぁ〰︎前途多難ね…バカの礼儀知らずって手に負えないのよねぇ」
先のことを考え溜息をつくと、扉の向こう側でメイドと男性の声が聞こえる。
「困ります‼︎フロイド殿下‼︎まだルリエラ様は、まだ休まれてます‼︎お待ち下さい、フロイド殿下ー‼︎」
ガチャリと勢いよく扉が開き、男性が入って来た。
「えっ?」
「ルリエラ嬢、大丈夫か?うわっ‼︎済まない」
シュミーズ姿の私を見て顔を赤くして慌てて扉を閉めた。
「先程は、済まなかった。やっぱり、アイツ婚約破棄を言い渡したか…」
何となく王太子に雰囲気が似ているこの男性。はフロイド フォゼ レクシェル第2王子。
あの王太子の異母兄弟。
本来なら王妃の子である彼が王太子の座に着くはずだったがルリエラちゃんがアゼイルに一目惚れしちゃったから第2王子になっちゃったのねー。
可哀想に。
まぁ7歳の子に〝男を見る目を養いなさい〟ってムリな話よねぇ。
私的には、あのバカ王太子よりフロイドの方が好み♡
王妃似の南国独特の浅黒肌に黒髪、ターコイズブルーの瞳に最年少ながら騎士団の副団長として常に鍛え戦地へ赴くんだから断然イイ男だしワイルドじゃない♡
「ルリエラ?」
「あぁ、ごめんなさい…その…色々と混乱していて」
いけない。いけない…思わず、妄想しかけたわ(汗)
だけどルリエラちゃんの記憶の中にはフロイドは、あまり良く無い印象ね…
一生懸命〝悪役令嬢〟のレッテルから逃れる為に尽力してくれてるのに…
やっぱり惚れた弱みってヤツで王太子を一途に思っていたからかしら?
「お前…ルリエラ嬢の姿をしているが本当は誰だ?事と次第によっては斬る」
敵を見据える様な静かで低い声でフロイド殿下が問いかけた…
「えっ?」
うそーん。直ぐにバレちゃうなんて私、何かしたかしら?
やーだーイケメンだけど怖い~。
いきなり異世界に来ていきなり命落とすのってナシよー。
「ちょっちょっと‼︎順追って話すから、その物騒なの仕舞ってよぉ~」
冷や汗をダラダラ流しながらフロイド殿下を止めた。
ーーーーーーーー
「ルリエラちゃん、本当に血の滲む様な努力を重ねに重ねて、あのバカ太子…っと王太子の為に、彼の仕事まで1人でしていたのに、まさか皆の前で、子爵令嬢を抱き寄せ婚約破棄されて、壊れて亡くなったわ…」
フロイド殿下は固まった…無理もないわよね。
「…で、貴様は誰だ」
「誰だって言われてもねぇ…そうだ‼︎」
私はベッド上に立ち、お店にいた頃の自己紹介をした。
「初めましてフロイド殿下。私は☆ニューハーフ ショーパブ〝Balon〟のムードメーカー、ボンバーちゃんよ‼︎ヨロシクね☆」
横ピースにテヘペロのポーズをキメると、フロイド殿下は、目を見開き、呆然と私のキメポーズ見て固まった。
「何だ‼︎その巫山戯挨拶は‼︎」
「〝誰だ〟って言われたから自己紹介したのに、その態度はないでしょ!」
私はぷぅっと頬を膨らます。
ルリエラちゃんの顔だから可愛いんだけどねー。
「…待て…ルリエラは、もう、この世に存在しないのか?」
「残念だけど、もう居ないわ。悲しいけど…私と入れ替わると同時に彼女は「もう疲れた…」と言葉を漏らして粉々になって消えたわ」
私は憑依した瞬間を思い返した。
バカは高いところが好きと聞くけど、本当ね。多分、自身が〝小物〟って本能でわかるから、少しでも相手を見下したくて高いところに行くのかしら?
「貴様に言ってるんだ‼︎ルリエラ‼︎」
えっ?ルリエラって誰よぉ?あれ?周りが私を見てるわね…?
やだやだやだやだぁ私?
マジでぇ?
「ねぇ、そこの貴方、そのトレーを貸してくれないかしら?」
給仕の男性からシルバーのトレーを借りて自分の姿を見る。
「やだ、うっそ誰よ私ぃ?」
私はペタペタと自分の顔を触り胸元を見る。
いやぁ~ん。マジの女の子に転生してるぅ~♪
在らぬ衝撃の中、私の頭の中では膨大な記憶が流れ込む。
元々の身体の主、ルリエラ ザイゼル公爵令嬢17歳。
7歳の時に、この王太子に一目惚れして婚約する。
厳しい王妃教育を受け続け、将来この国の母になる為、そして王太子を支える為に心身、頑張りに頑張って来たけど、今の現状を目の当たりにして頑張り過ぎて擦り切れた心が壊れた処に私がタイミング良く、入り込んだ訳ね。
大丈夫よ‼︎ルリエラちゃん。私が貴女の仇を取ってあげるから‼︎
って言ってもねぇ…今気付いちゃったんだけど、これって俗に言う〝異世界転生〟?
「あっ…」
私は一気に流れる情報量に頭がパンクしそうになり、その場で倒れ気を失った。
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「ルゥ…ルリエラ目を覚まして」
「………ん…此処は?」
「貴方ぁ‼︎ルリエラが目を覚ましましたわ」
目を開けると、プラチナブロンドの美しい女性とカーキブラウンの髪色のイケオジ、そしてイケオジと美女を足した様なイケメン双子は息子?って事は、ルリエラちゃんの家族ね。
「お父様,お母様そして、お兄様方ご心配をおかけしました」
「ルゥまだ寝てなさい」
起き上がろうとしたら、まだ寝る様に促された。
「ルゥ、何かあったら直ぐに呼ぶんだよ」
そう言葉を残してルリエラの家族は部屋を出た。
どうやら、あの訳の分からない茶番劇から3日間、眠っていたらしい扉の向こう側で王太子に対して怒りを露わにする家族の声が聞こえる…
「国王に直訴する」
「貴方、先ずはルリエラの気持ちを考えてからよ」
「「アゼイル、マジ潰す」」
「上位貴族なのに、おっかないわね…それだけルリエラが家族に愛されていたって事ね」
私は、誰もいなくなった事を確認してベッドから起き上がり、姿見でルリエラの姿を確認した。
「いゃ~んナニコレぇ?パーティの時は、トレーでパッとしか見なかったけど、超美人でスタイル抜群じゃない♡」
改めて見ると、父親譲りのカーキブラウンの髪色に母親似の紫の瞳。
ちょっと吊り目だけど猫みたいで愛くるしいし。
お胸…と鷲掴みして触診で測ってみると推定Fカップあるんじゃない?形も綺麗だし。
憑依前の私と大違い~だって私、戸籍上、元男だったし。
お箸と、お稲荷の除去工事後、高熱が続いていたから予後が悪くて恐らく、その所為で死んじゃったかもね~。
まぁこれも人生、自分で決めて選んでの結果だから仕方ないわよね。除去工事にしても後悔してないし。
私はニューハーフ ショーパブ〝Balon〟のムードメーカーのポジでいた。
矢車規矩で源氏名はボンバー。
だからと言って爆発の意味じゃ無くてよ。
規矩→菊→盆花→ボンバー…ってわけ。
自分で説明しても、ややこしいわね。もぅ。
「え~でも、待ってぇ。私、乙ゲーとかコミックとか見た事ないから、全く分かんないんだけど~」
大抵、この手の話って大体、転生者が、やり込んだゲームとかバイブルの様に愛読している設定が多いんだけど私はした事ないからタイトルすら知らない。
もー。いきなり詰んでんじゃない。有り得ない。
「仕方ないわね。ルリエラちゃんの記憶の他に勉強しなくちゃいけないじゃない」
私はルリエラちゃんの記憶をたどりながら、彼女の部屋にある本という本を読み漁り、彼女には申し訳ないけど、手紙やプライバシーを探る事にした。
どう考えてもルリエラちゃんは巷で聞く〝悪役令嬢〟ポジだけど、私からしたら、すっごく良い子。
なら、あの時、王太子の傍に居たメイナ パンジーだっけ?あの子が所謂、〝小聡明い腹黒〟なのかな?
ルリエラちゃんが彼女を諌めたことは3回ぐらいみたい。
子爵令嬢で有りながら礼節の弁えがなかった事。
あの王太子意外に他に婚約者が居る令息との距離の近さとか…
人として当たり前の事で注意しただけだから〝悪役令嬢〟って言われること自体に理解できなあい。
寧ろ〝貴族〟って掲げながら礼節無視のメイナに問題有りと私はあると思うけど、よく聞くご都合主義ってやつかしら?
「はぁ〰︎前途多難ね…バカの礼儀知らずって手に負えないのよねぇ」
先のことを考え溜息をつくと、扉の向こう側でメイドと男性の声が聞こえる。
「困ります‼︎フロイド殿下‼︎まだルリエラ様は、まだ休まれてます‼︎お待ち下さい、フロイド殿下ー‼︎」
ガチャリと勢いよく扉が開き、男性が入って来た。
「えっ?」
「ルリエラ嬢、大丈夫か?うわっ‼︎済まない」
シュミーズ姿の私を見て顔を赤くして慌てて扉を閉めた。
「先程は、済まなかった。やっぱり、アイツ婚約破棄を言い渡したか…」
何となく王太子に雰囲気が似ているこの男性。はフロイド フォゼ レクシェル第2王子。
あの王太子の異母兄弟。
本来なら王妃の子である彼が王太子の座に着くはずだったがルリエラちゃんがアゼイルに一目惚れしちゃったから第2王子になっちゃったのねー。
可哀想に。
まぁ7歳の子に〝男を見る目を養いなさい〟ってムリな話よねぇ。
私的には、あのバカ王太子よりフロイドの方が好み♡
王妃似の南国独特の浅黒肌に黒髪、ターコイズブルーの瞳に最年少ながら騎士団の副団長として常に鍛え戦地へ赴くんだから断然イイ男だしワイルドじゃない♡
「ルリエラ?」
「あぁ、ごめんなさい…その…色々と混乱していて」
いけない。いけない…思わず、妄想しかけたわ(汗)
だけどルリエラちゃんの記憶の中にはフロイドは、あまり良く無い印象ね…
一生懸命〝悪役令嬢〟のレッテルから逃れる為に尽力してくれてるのに…
やっぱり惚れた弱みってヤツで王太子を一途に思っていたからかしら?
「お前…ルリエラ嬢の姿をしているが本当は誰だ?事と次第によっては斬る」
敵を見据える様な静かで低い声でフロイド殿下が問いかけた…
「えっ?」
うそーん。直ぐにバレちゃうなんて私、何かしたかしら?
やーだーイケメンだけど怖い~。
いきなり異世界に来ていきなり命落とすのってナシよー。
「ちょっちょっと‼︎順追って話すから、その物騒なの仕舞ってよぉ~」
冷や汗をダラダラ流しながらフロイド殿下を止めた。
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「ルリエラちゃん、本当に血の滲む様な努力を重ねに重ねて、あのバカ太子…っと王太子の為に、彼の仕事まで1人でしていたのに、まさか皆の前で、子爵令嬢を抱き寄せ婚約破棄されて、壊れて亡くなったわ…」
フロイド殿下は固まった…無理もないわよね。
「…で、貴様は誰だ」
「誰だって言われてもねぇ…そうだ‼︎」
私はベッド上に立ち、お店にいた頃の自己紹介をした。
「初めましてフロイド殿下。私は☆ニューハーフ ショーパブ〝Balon〟のムードメーカー、ボンバーちゃんよ‼︎ヨロシクね☆」
横ピースにテヘペロのポーズをキメると、フロイド殿下は、目を見開き、呆然と私のキメポーズ見て固まった。
「何だ‼︎その巫山戯挨拶は‼︎」
「〝誰だ〟って言われたから自己紹介したのに、その態度はないでしょ!」
私はぷぅっと頬を膨らます。
ルリエラちゃんの顔だから可愛いんだけどねー。
「…待て…ルリエラは、もう、この世に存在しないのか?」
「残念だけど、もう居ないわ。悲しいけど…私と入れ替わると同時に彼女は「もう疲れた…」と言葉を漏らして粉々になって消えたわ」
私は憑依した瞬間を思い返した。
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