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マユと真斗
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◇ 真斗視点 ◇
「会計済ませたから、後は2人でなっ!」
兄貴達2人は其々の嫁さんの肩を抱いて足速に去っていった。
こりゃ帰りは明日だな。
嫁さん達に愛されてるのに自信がない兄貴達。
まぁ菜穂をダシに近付いたんだから仕方ないか…
そういう俺も菜穂を通して〝ゲーム仲間〟ってポジで山口繭華と居る。
菜穂にできた初めての女友達。
女っ気が底辺の菜穂は男ではなく女に本当にモテていた。
172㎝の身長だから二次元王子様って感じだろう。
性格も俺達に揉まれたからああだし。
大学に入っての夏休みに家に招き入れたマユを見て始めは〝物珍しさ〟が第一印象。
何回か挨拶を重ねるうちに趣味や好みの食べ物も同じ。
いつの間にか、一緒に過ごす時間が増えてき俺の中にマユに対し女として好意が芽生えた。
成り行きとは言え衝動を抑えきれず1回だけ抱いてしまった。
しかもマユにとって初めて。
そんな事をしてしまった俺に対しても変わらずマユは傍にいてくれた。
「真斗さん、考え事?」
「あぁ」
「菜穂。もしかして1人留守番?」
「そうだな」
「菜穂、かわいそう。」
「この先に新しい店ができたんだ行こうか?」
手を握るとマユは少し驚く。
今まで手なんか繋いだこと無いしな…
兄貴達に〝いい加減、覚悟決めろ〟と囃された事を思い出す。
確かに今のままマユを宙ぶらりんに縛り付けるのは良く無い。
「なぁマユ。その…なんだ…俺と結婚前提で付き合わないか?」
「え?今まで、そんな素振り見せなかったじゃ無いですか?」
顔を赤らめ涙をポロポロ流す。
「っいやっ(汗)誰か付き合ってる人がいるのか?」
上手く言葉が出ない。
「居るわけないですよ‼︎あの時の初めてだって私の思い出として仕舞い込んでいたのに」
お互いに気持ちが通じ合って居たことに初めて気付いた。
思わずマユを抱きしめる。
「幸せにするから」
「もう何コレ」
再度、抱きしめ、今度は口付けを交わした。
「会計済ませたから、後は2人でなっ!」
兄貴達2人は其々の嫁さんの肩を抱いて足速に去っていった。
こりゃ帰りは明日だな。
嫁さん達に愛されてるのに自信がない兄貴達。
まぁ菜穂をダシに近付いたんだから仕方ないか…
そういう俺も菜穂を通して〝ゲーム仲間〟ってポジで山口繭華と居る。
菜穂にできた初めての女友達。
女っ気が底辺の菜穂は男ではなく女に本当にモテていた。
172㎝の身長だから二次元王子様って感じだろう。
性格も俺達に揉まれたからああだし。
大学に入っての夏休みに家に招き入れたマユを見て始めは〝物珍しさ〟が第一印象。
何回か挨拶を重ねるうちに趣味や好みの食べ物も同じ。
いつの間にか、一緒に過ごす時間が増えてき俺の中にマユに対し女として好意が芽生えた。
成り行きとは言え衝動を抑えきれず1回だけ抱いてしまった。
しかもマユにとって初めて。
そんな事をしてしまった俺に対しても変わらずマユは傍にいてくれた。
「真斗さん、考え事?」
「あぁ」
「菜穂。もしかして1人留守番?」
「そうだな」
「菜穂、かわいそう。」
「この先に新しい店ができたんだ行こうか?」
手を握るとマユは少し驚く。
今まで手なんか繋いだこと無いしな…
兄貴達に〝いい加減、覚悟決めろ〟と囃された事を思い出す。
確かに今のままマユを宙ぶらりんに縛り付けるのは良く無い。
「なぁマユ。その…なんだ…俺と結婚前提で付き合わないか?」
「え?今まで、そんな素振り見せなかったじゃ無いですか?」
顔を赤らめ涙をポロポロ流す。
「っいやっ(汗)誰か付き合ってる人がいるのか?」
上手く言葉が出ない。
「居るわけないですよ‼︎あの時の初めてだって私の思い出として仕舞い込んでいたのに」
お互いに気持ちが通じ合って居たことに初めて気付いた。
思わずマユを抱きしめる。
「幸せにするから」
「もう何コレ」
再度、抱きしめ、今度は口付けを交わした。
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