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纏め編

最終巻 B型は「精密機械」である。

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B型によるB型の説明も今回がラストです。

ご感想なども頂き、嬉しい限りです。

最終のお話に相応しいかどうか、ずっと悩んでいたのですが
皆さんから見る「B型」は皆さんの意見とは違う、いわば「裏」の反応を示す事でしょう。

皆さんは、他人との会話中
「共感」であったり「同調」というものを大事にする事でしょう。
結果、「空気である」でお話した「我慢」にも通ずる事があるでしょう。

それは、誰から見ても「大人の対応」であり、B型にとっては
ちょっと羨ましい対応なのです。
「悪気がない」とはいえ、場を凍り付かせる事は、我々も「しまった。」と後悔しますから。
ですが性格上、「引くに引けない強さ」を発揮してしまいます。

「言ってしまった・・・えぇい!儘よっ!」と突っ走る事を選んでしまいます。

それによる失敗は、筆者も星の数ほど経験しています。

では、なぜ学習しないのか。
前述の通り「悪気がない」ので「反省すべき部分」が「ない」のです。
しかし、その安易な行動や発言で相手に嫌な思いをさせてしまった。という事は
敏感に感じております。
素直に謝れば、事は小さく収まるのに謝れないのが我々です。

それはなぜ?

「賢い」が故に「回避」が旨いのです。
その結果、「回避」が「逃避」に変わってしまうのです。
しかし、プライドの塊故に「逃避だ!」と言われると反論してしまいます。(「逃避」ではない「回避」だ!)

皆さん、B型人間と上手く関係を気付くポイントは
「当たり前」だと思わない事です。
「手伝ってくれるのが当たり前」「察してくれるのが当たり前」
そういった概念を持たないでください。

B型は「頼られる事を待ちます」「察しても何もしません」

これは、筆者の経験ですが、この時期
皆さんのお宅では「大掃除」についてそろそろ話題が出るのではないでしょうか?
そうなると家族総出で役割分担を決め、同じ方向を向いて「大掃除」に挑む事でしょう。

ところが、いざ「大掃除」が始まると、途端に浮いた存在になるのがB型です。
皆さんが「やって当然」と考え、掃除に尽力する中
B型は「フラフラ」「ぼーっと」してますよね?

再三、言ってきましたがB型にとって「不便」を感じない事には「やる気」が出ませんし
「必要性」を感じなければ「どうなっていてもいい」のがB型です。
そんな中で「お前もさっさとやれよ!」と怒るのは辞めてください。
「やれと言われても、何を・・・?」と困惑してしまいます。

B型は「子供のような思考」です。
事細かに、「何処を、どのように、どうするのか」細かく指示しましょう。
しかも、それは、一度で終わりにしてはいけません。
B型は「感覚的な事」なら何でも出来てしまう為、サクサク作業が進みます。
そうなると、少しの時間で作業が終わる為、また「フラフラ」し出すのです。

要するに、作業的な事には「監督」のような存在が必要不可欠です。
「監督」と「選手」のような関係を作業の中で築ければB型の力を有効に使う事が出来るでしょう。
但し、「小言」を言う場合は細かい理屈は抜きに、ドカッと一発で済ませましょう。

B型の総決算として、最後に残すキーワードは「精密性」。

B型の脳内はパソコンのようなものなので
要求されるタスクが多い程、脳内では「あれをこうすればいい、これをこうすればいい」と
職人のような領域に入ります。
要求されるタスクが少なければ「出来」は不十分となるでしょう。

皆さん、上手にB型をコントロールしてくださいね。
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